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――囀り、走る――
いつからいなくなっていたのだろうか。
放課後、逆巻天野が生物室にペットを見せに行こうと考えてつれてきていた、白いハツカネズミが脱走していた。
地域柄、猫がとても多い。だからこそ、食べられてはいないかとか、校外にでていないだろうか、気が気ではない。
隙間や、物置の空いたスペースなども探しては見るが、いない。
いよいよ心配になってきた天野は、
「ネズー? どこいったー? ネズー?」
なんて声を上げながら、探す。知り合いにも声をかけ、見なかったかと問う。
そうして、見かけたという情報を追っていくといつの間にか、外での目撃が増えていた。
「大丈夫かな……」
不安で胸いっぱいになりつつ、天野は外へと向かっていく。
†――†――†
外はとてもいい天気で、中庭のベンチに腰掛けて、ぼんやりと春の陽気と戯れるのもいいものだなと御巫時子は思っていた。
中庭のベンチには小鳥が数羽いて、話し相手は困らなさそうだ。
「今日はいいお天気ですね……」
なんて微笑を浮かべて小鳥に挨拶。
「あら、何方か歌っているのでしょうか……?」
春の陽気と、屋上から聞こえてくる歌声に時子は耳を傾ける。
『埋めつくす薄紅の先に 出会いはある♪』
そんな中ちゅーちゅーと甲高い鳴き声が時子の耳朶をくすぐる。
ととと、とベンチに駆け上がる鼠。そのままの勢いで時子の肩に乗った。
真っ白い毛並みで、紫のリボンをちょこんと可愛らしく付けた鼠だった。
「あら、どこから来たのでしょうか? あなたも一緒にお昼寝していきますか?」
小鳥と戯れるときの要領で、指の先でくすぐる。
「ネズー?」
遠くから男の声がする。そうして肩に乗っかった小動物がちゅーと一声鳴いて、降りていった。
「あら、いっちゃうんですか……?」
もう少しゆっくりしていけばいいのにと、そんな思いを込めて目の前の鼠に言ってみる、
だが、どうやら、声の主と追いかけっこでもしているようで、ひざの上に広げたパン屑を一欠けらだけ口に含むと鼠は部室棟の方へと去っていった。
「はあ……はぁ……」
息を切らせて、中庭にやってくる男子生徒。どうやらこの人が先ほどの鼠の飼い主のようだった。
「ご、ごめん……これくらいの手乗りサイズで、紫のリボンを付けた真っ白いハツカネズミをみかけなかった?」
回りには時子一人しかおらず、目の前の男子生徒も切羽詰っているのか用件をすぐに言った。
「ええ、つい先ほどまで一緒だったのですが、部室棟の方へ行ったみたいです……よ?」
「あ、ありがとう! 僕、1年3組の逆巻天野。今度何かあったらちゃんとお礼するから」
「私は2組の御巫時子です。早く行かないとまた見失ってしまいますよ」
ふわりと緩やかな笑みを浮かべて、時子は天野を送り出した。
去っていく天野の背中を見送って、ぽかぽか陽気に身を委ねていると時子はうとうとと睡魔に襲われ始める。
「君も一緒に寝ませんか……?」
ここにきたときからずっと時子の傍にいる小鳥に向かって優しく微笑んで言った。
屋上から聞こえる歌声が、まるで子守唄のようだった。
†――†――†
野球部員たちが、グラウンドへ出て行った直後。
天馬ひびきは、部室の掃除と、買出した応急手当用品の片づけをしていた。
さすがにマネージャーだけあって、整頓はそれなりに板についていた。
「よっし、おっわりー!」
後は保健医に頼まれた、保健室に備蓄しておくための品物を届けるだけだ。
いつでもいいといわれていたし、今は応急手当用品と一緒に買った本を解読することが先決だ。
ページをめくって、
「にゃう……難しい……」
本に突っ伏す。
「ダメダメ! カガクテキなことも分かってないと野球部のマネージャーとして務まらないもん!」
そしてもう一度目を落とす。
だが、難しかった。
ちゅーちゅー。
頑張って読み解こうとしていたが、部室の入り口付近で、鼠の鳴き声。
そちらに目をやると、紫のリボンを巻いたハツカネズミが一匹。
すぐにととと、と。入り口から姿を消した。
「むむ……、保健室に届けないといけないし……」
ひびきの面白センサーに何か引っかかったようで、すぐさま、本と荷物をバッグに入れる。
勿論お気に入りのペガサスのぬいぐるみ『はやぶさ』もバッグに入れて、頭だけを覗かせた。
「よし、それじゃあ行ってみよう!」
ひびきはまだ部室前をうろちょろしている鼠を追いかけることにしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月16日
参加申し込みの期限
2012年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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