this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【新年度】サクラサク、ひとつ大人になる四月
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
18
つぎへ >>
●嬉し恥かし、クラス替え
寝子高の東側は長い桜並木になっている。
そこから自転車置き場の脇を通って、生徒玄関で靴を履き替える。入学式のこの日は始業式やクラス替えの発表もあり、生徒玄関の前は朝からクラス替えの掲示を確かめる生徒でごった返していた。
3年生に進級した
鴻上 彰尋
は、人ごみの中に見慣れた栗色のツインテールを見つけて心臓が跳ねた。実を言うと彼女『
七夜 あおい
』の名と自分の名が同じクラスに連なっているか気になって、あまり寝付けなかったほどだ。
人ごみをかき分けてあおいの傍に近づいてゆく。
「おはよう」
声を掛けると、あおいは弾けるように振り返って笑みを浮かべた。
「おはよう、彰尋くん」
「もうクラス替え確認した?」
「うん、4組。桐島クラス。彰尋くんは?」
「これから見るところ」
「そっか。一緒に探そうかな。ええと……鴻上鴻上」
女子の名前の列しかまだ確かめていなかったのだろう。あおいが1組のほうから順に男子の名前を確認していく。だったら、と彰尋は普通科最後の5組から逆に名前を探していった。
鴻上の字を見つけたのは彰尋の方が先で、その途端、彰尋の表情が花開くようにじわりと綻ぶ。
「あおいさん、俺も4組だ」
「やったね。1年間よろしく」
あおいの方からそう言われ、彰尋はくすぐったい気持ちで頭を下げた。
「こちらこそ、これから一年間宜しく」
言ってから念のため頬をつねる。痛い。夢じゃあないみたいだ。
あおいがそれを見て「何のおまじない?」とくすくす笑っている。
「もしかして夢かと……一度くらいはあおいさんと一緒のクラスになりたかったから、それが叶って嬉しいよ」
◇
御薗井 E セレッソ
の真っ赤なツインテールがぴょこぴょこ跳ねている。
背の高い男子たちの間から、伸びあがりながらクラス替えの掲示を確認しているのだ。
「ワタシは5組になったのネ! 分かれちゃったお友達もいてとっっても寂しいワ……でもでも、また新しく同じクラスの皆と仲良くなれるチャンスがあるノ! えへへーとっても楽しみだワ!」
◇
(今日から高校生。担任の先生はどんな先生なんだろう。クラスメイトと仲良くなれると良いな)
月守 輝夜
は不安と期待でいっぱいになった胸を押さえて、クラス替えの掲示を確認していた。
誰の名前よりもまっさきに
青木 慎之介
の字を見つけてしまう。彼と同じクラスの中に自分の名前もあるのを見つけて、ドキっ。
(嬉しい。慎之介くんと同じクラスだ。知らない人ばかりだったらどうしようって思ってたから良かった)
胸を撫でおろしたそのとき、当の慎之介が輝夜の肩を叩いた。
「オレら、同じクラスじゃん!」
彼は9月から留学すると豪語しているが、だからこそ、その前の時間を大切にしたい気持ちが輝夜にはある。同じクラスなら授業中でも彼の顔を見ていられる。短い休み時間でも話が出来る。そういうことがしたい。
たったひとつデメリットがあるとすれば。
「同じクラスだと、教科書忘れても借りに行けないね」
冗談めかして笑いかけると、彼は全然そんなこと気にしないというようにニカっと白い歯を見せた。
「教科書なくてもノープロブレム! 月守とJK生活満喫するぜ! あれ、オレ男子だからDK?」
「DKってあんまり言わないけど」
男子の制服は似合ってるよ、と言って彼の手を引く。教室に着くと、輝夜の席は慎之介の後ろだった。
「寝てたら起こしてあげるね」
◇
彰尋とあおいが3年4組の教室に入ると、
綾辻 綾花
が駆け寄って来た。
「あおいちゃん、おはよう。同じクラスだね」
彼女もあおいと一緒になれて嬉しいようだ。
席、どこ? と聞かれ、あおいはきょろきょろと教室の中を見回す。
「あ、ここかな」
「よかった、席近いね。休み時間とかいっぱい話そう?」
きゃわきゃわと可愛らしい声をあげて、あおいは綾花や女子たちの中に混じっていく。
担任が桐島先生なのでちょっと怖そう、とか、1年の時はみわちゃん先生で2年では珪先生だったから余計にそう思っちゃう、とか、そんなことを綾花はあおいに話しているようだ。
そこにそわそわした様子の
宮祀 智瑜
が混じって、
「義弘先生は怖くないですよ。かっこいいですし、可愛いところもありますし、ちょっとドジなところもいい、っていうか……」
「ふふっ、なんか乙女発言」
「そ、そういうんじゃないこともなくもないですが」
「智瑜さん、席一番前だね。先生の目の前」
綾花の言葉に、智瑜は頬を紅潮させて大きく頷く。
「そうなんです! もう眼福というか正座待機したい気持ちというか……」
すっかり満開のガールズトークは鐘が鳴るまで続くだろう。
ああなってしまっては、男子に入るスキはない。
彰尋はあおいの姿を目で追って、夢じゃないことをじわじわと実感しつつ自分の席に着いた。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【新年度】サクラサク、ひとつ大人になる四月
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月06日
参加申し込みの期限
2021年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!