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ええーっ、とまゆらは声に出てしまった。
「こんなにおっきいんだ……!」
バスの窓から見た光景に目を疑う。
げにおそるべし『おもちゃのハローニャック』、自分の予想の倍、いや三倍増しはあるだろうか。単なるおもちゃ屋とは思えぬ城塞都市のような店がまえ。もちろんその大半は立体駐車場なのだろうけど、それにしたって圧巻だ。
この前行った『クラン=G』だって相当な規模だったが、それが比較にならないくらいでかい。
これだったらもっとおめかししてくるべきだったかな、なんて気後れしつつまゆらは店に入った。
入ってすぐまゆらを迎えたのは、
「エールちゃん!?」
またも声に出てしまった。
エールちゃん、すなわち日曜朝に放映中のアニメ『魔法少女ミスティックエール』のヒロインなのだった。ただしくはエールの等身大立て看板だ。くっついたフキダシには、「いらっしゃいませ! おもちゃのハローニャックへ☆」と嬉しい台詞が記されている。
本作はまゆらにとって運命的なアニメ『魔法少女ミスティックアリア』の続編だ。当然まゆらは毎週リアルタイムでチェックしているし、録画して三度ずつくらい見返してもいる。よほど『アリア』が好きなスタッフが作っているらしく、毎回神回といえるほど動画のクオリティが高く、それでいていじめ問題や不登校、はたまた女性の出産などにもさりげなく触れる攻めた内容で、放映当時斬新と称された『アリア』の精神をいい意味で受けついでいるといえた。もちろん『アリア』を知らなくても十二分に楽しめるのだが、知っていればなお楽しいだろう。このエールの立て看板だって、立ち姿が『アリア』のDVDボックス2巻のアートをオマージュしているではないか。「わかってるねえ……」とまゆらは内心ニヤリとしてしまった。
エールのおなかには無粋なチラシが張られていた。しかしチラシの内容は無粋どころか大変に重要だ。
変身ステッキ(ミスティッククラウンつき)本日入荷、だって!?
なんという幸運、売り出されるやたちまち完売したとネットニュースで聞いていたのだ。これはゲットするほかないだろう。
急ぎ足でまゆらは向かう。
エールちゃんのもとへ!
……なお劇中でエールを『エールちゃん』と呼ぶのは前作の主人公ミスティ(ミスティックアリアの愛称)だけなのだ。他のキャラは前作同様エールを『ミスティ』と呼ぶ。それに倣っているあたりはまゆらのこだわりである。
◆-◆-◆-◆
入店するやたちまち萌は衝撃を受けた。
「ミスティ……ボクを待っててくれたんだね……!」
入ってすぐ、魔法少女ミスティックエールこと『ミスティ』の立て看板が出迎えてくれたのである。
素敵な衣装、最高の立ち姿と笑顔、思わずすりすりしたくなるほど魅力的だ。許されるのならもって帰りたい。
「ああ、先代ミスティも良かったけど二代目も最高……ボクもミスティみたいになりたい……☆」
「なに言ってんだ? この子せいぜいローティーンだろ。これもっと小さい子向けのアニメじゃね?」
あいかわらずユウのツッコミは容赦がない。砲丸投げみたいにダイレクトだ。
だがこのようなデリカシーのない言いざまには、たとえユウが相手であっても断固抗議したい萌である。
「ちょっと! いまのは聞き捨てならないよ!」
「なにが?」
「ユウくん『ミスティック』シリーズのこと知らないでしょ!? 初代はそれこそ、歴史的名作なんだから! 今年の『魔法少女ミスティックエール』だって先代の名を継ぐ神がかり的な名作なんだよっ!」
ユウが普通の男子とちがうのは、それで「ああそうなの」と聞き流したり黙ってしまったり、「意味わかんないんだけど」と話を切り上げたりしないところだ。むしろ萌の熱意に関心を持ったように言った。
「神がかりときたか……どういう話なんだ?」
プレゼン次第によっては観るぞ、といった感じで襟を正した。
「それでは語ってさしあげよう♪」
エヘン、と空咳して萌は言う。
「ボクが大好きな魔法少女もののひとつで、修行中の魔法少女がさまざまな課題を乗りこえていく、っていうのが基本パターンなんだ。でもその課題というのがなかなかリアルなんだよねえ。セクハラオヤジみたいなのとか、ガラスの天井みたいな話が普通に出てくる……もちろん、ソフトに描いてはいるけどね。基本ターゲットは未就学の女の子だけど、その親とかボクら世代にも刺さる内容なんだよ。前作からそういうイズムは顕著だったけど……」
「待て待て、イズムってなんだ?」
「まあ、主義くらいの意味で考えて♪」
「オーケー、しかしなんかすごそうだな。もしかして観ててしんどい話か?」
「ちがうちがう! それだけテーマ性があるのにちっとも説教臭くないし、明るく楽しいのがすんばらしいって話だから! たとえば最近の『エール』では『自分磨き』って言葉も肯定否定両方の面から扱ってるあたりが新しいよね」
「ふうん、なるほど……バカにして悪かった」
ユウはよく『軽い』と思われがちだが、自分の意見に固執しないということもできるだろう。
「鬼河内の熱意には負けたよ。ならいっぺん観てみるかな。途中からでも大丈夫か?」
「それはいけない! 最初からのほうがいいよ」
「そうなん?」
「うん。だって第三話でガラッと展開が変わるから……! まさか頼りになる先輩があんなことになるなんて……! パクっとなるの、パクっと……!」
「そうだったのか……パク……って
オイ待て! それ別の『魔法少女』だろ!
」
ユウもそっちは観ているようだった。まあ、ある意味基礎教養だから。(よく考えてみれば萌がDVDを貸して強引に観させた気もする)
「バレた☆」
えへへへへー、と萌は笑った。
「そっちはハナっからお子様向けじゃねーだろ! つーかトラウマなるわ!
ていうか俺もいまだトラウマだっつーの!
」
きゃーミスティ助けてー、などと言いながら萌は店内に逃げる。「こらー!」と楽しそうにユウも続いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
6人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月29日
参加申し込みの期限
2021年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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