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おもちゃ屋さんに行こう!
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ハローニャックはおもちゃ屋で、コトコにとってはワンダーランド、歩むたびに興味の対象が飛び出してくる。
「あ、あのおにんぎょさん、なんれすか? にゃりこ、くりっちゃーず?」
動物をモチーフとした小型の人形だ。すべて擬人化されており、うさぎやクマ、イヌにネコなど、それぞれの動物が家族を形成している。ミニチュアの家には家具や食器、掃除機などが用意されていて、人形を乗せられる自家用車もあるのだ。
「うあー、いーぱいどーぶつさん、いるれすね」
「だよね、ぼくも好きだよ。おいしゃさんに置いてあってさ」
桐太も楽しそうにサンプルを手にした。
「懐かしいっすねー」
杏那も好きだったという。
「あーし親におもちゃとか全然買ってもらえなくて、でもこれが超ほしくて、ずーっとおもちゃ屋のサンプルで遊んでたことあるんすよー」
うさぎ家族の小さい子を、杏那は手にしてトコトコと歩かせた。
「そしたらうちの親、マジであーしのこと置いて帰ってー。箱持ったまま半ベソで店内うろうろしてたら万引きと疑われてー」
はははと杏那は苦笑いする。あまりいい記憶ではなかったらしい。
しかし彼女のモノローグなどおかまいなしで、子どもふたりは人形さがしに興じている。
「いぬしゃん、うしゃぎしゃん、ねこしゃん……いた!」
コトコは人形の展示棚に向かって歩いて、
「こえ、とーの、とーととかーかなの!」
とカエルファミリーのお父さんとお母さんを指した。
「にてう?」
「似て……? そうだなあ」
桐太は困った様子だ。カエルに似ているなんて認めるのは、失礼にあたるのではないかと迷っているのかもしれない。
「でも、かわいいよね。それはまちがいないよ」
似てるとストレートに言われなかったのでコトコはいささか首をかしげたが、
「そっくりなのれすよ。こっちかうれす! あーでも、えーりゅのすてっちがさきれすかね? ……あい、あとにするれす」
「そういえば、ことこちゃんのお父さんとお母さんはどうしてるの?」
「とーととかーか、おしごと、いそがしーのれす。らからとー、ひとりでおでかけするれすお」
「そうなんだ……ことこちゃんも大変なんだね」
桐太の表情がかすかに曇ったがコトコは気づかず、
「あ、あっちのあえ、なんれすかー!」
とまたアンテナにひっかかったものがあるらしく、杏那のカートから変身ステッキの箱を取り出し、抱っこして駆けていった。
桐太はひとり残されたまま、カエルのパパ&ママ人形セットの箱を眺めている。
◆-◆-◆-◆
プラモの箱、プラモの箱にプラモの箱。
ああプラモの箱、プラモの箱。いやまったく何箱あるのか?
これがプラモデルエリアだ。なお、『ニャンプラ以外』である。
ガラスケースには組み上がった見本がある。それもただ組んだものではなくプロのモデラーが手がけた作品だ。『非売品』と書いてあるがさもありなん。いずれも芸術品のようなアレンジが加えられていた。何時間かけて作ったものだろう。
「私、プラモデルにはあんまり興味がないからこっちのエリアには来たことないんだけど……」
真白はなにげなく箱をひとつ見てみた。なんと姫路城のプラモデルである。パッケージを見るかぎりなかなかの再現度らしい。
もちろん城だけではない。一口にプラモデルといってもたくさんあるようだ。第二次大戦時のドイツ軍戦車、現代の航空機やスペースシャトルのプラモデルが『ニャンプラ以外』なのはわかる。
だがどう見ても『ニャンプラ』っぽいロボットまで、こちらのコーナーに置かれていたのは気になるところだ。よく見ると別のアニメ作品のタイトルが載っているので当然といえば当然かもしれないが。それだけ『希望戦士ニャンダム』がロボット作品の基本フォーマットだということだろうか。
「千絵ちゃんはこのコーナー来たことあるよね? ほら、敵情視察するならやっぱりここだろうから前来た時に来てるでしょ?」
「ええ、来たのは先月ですが……」
「先月と比べてどう?」
「増えてます。種類も在庫数も」
「やっぱりね、すごい量だもん」
「それに」
千絵の口調が重い。視線はガラスケースに向けられていた。
「展示品のレベルも上がってます……!」
ほらこの人とか、と制作者名が刻まれたプレートを示す。真白にとってはちんぷんかんぷんだが、有名なモデラーらしい。
「世界レベルの人ですよ。うちの父もモデラーとしては優秀ですが、ここまでの粋には達していません。見事です。素直に賞賛するしかないですね」
「へええ……」
真白はうなずくのだが、正直いまひとつすごさがわからなかった。
なぜってそのプラモが、『軽トラックにキャベツを積み込んでいるおっちゃん』というモチーフだったからだ。リアリティという意味ではたすさまじいものがあったが、いかんせん農家のおっちゃんとトラックだ。あんまり格好いい気はしなかった。
でも千絵が「おじさんの白髪がわかります? キャベツだってこんなに作り込んで……はああ……」と恍惚の溜息をついているので、真白は野暮を言わないでおくことにした。
つづく売り場が『ニャンプラ』だ。
「お、おぉ……これは思ってた以上にすごい量……!」
こんなに置いてあるんだ、と真白は呆然としてしまう。『ニャンプラ以外』も大量だったがこちらはその比ではない。台に乗らないと手が届かない高さまである棚にプラモデルの箱がびっしり入っている。しかもその棚が何列もあるのだ! 自分だったら一生かかっても、ここにあるプラモすべてを作りきれないかもという気がした。
「さすがにこの量は『クラン=G』では真似できないねぇ……」
「ですよね。うちも模型店としては大きいほうですが」
千絵はかわいそうなくらいしょげている。でも、真白は千絵を勇気づけるべく肩に手を置いた。
「だったら少しでも学んでいこうよ。真似るならディスプレイとかショーケースの中身とかかな……?」
「かもしれませんね……あ、でも工具のたぐいならうちみたいな専門店のほうが強いですね。やすりとかニッパーとか……」
期せずして、ほんの数分前にここを訪れた英二と同じ感想を千絵は口にしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
6人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月29日
参加申し込みの期限
2021年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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