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ユウは真剣な表情になっている。
鑑定家が骨董品の真贋を見きわめようとするときの目つき、それに劣らないものがあった。
といっても彼が見分しているのは陶器や日本刀ではなくメタルフィギュアだ。
「安いものもある……か。だがおしなべて高ぇな」
まだまだ『クラン=G』の優位は変わんねーぜ、とユウは言った。
現在萌とユウは、ユウのメイン活動フィールドであるメタルフィギュアの販売コーナーに来ている。
「ユウくんここ来るの四回目じゃなかった?」
「おーよ、毎回この売り場に直行してチェックしてる」
「そんなしょっちゅうチェックしたほうがいいの?」
「ふっ、知っておくといーぜ鬼河内、メタルフィギュア市場はさりげに変動が大きい世界だから、常に目を光らせとく必要があるってことをな」
やけに一言一言が重い。日ごろの適当(テキトー)ぶりとは雲泥の差があった。趣味のメタルフィギュアについてだけは別らしい。そう指摘されたら嫌がるかもしれないが、ユウにもなかなかのオタク気質があるということだ。
新作を発見してユウはうなった。
「なにー、エンパイア陣営がこんなにあるだとー! こればっかりは大型店の強みだな、悔しいが買わざるをえねー」
「えんぱいあ? しんぱんさんのことれすか?」
「ストライク、バッターアウトォ! ってそれを言うなら『アンパイア』だっつーの!」
ベタすぎるぜ鬼河内っ……と言いかけてユウは硬直した。隣で一生懸命、重いメタルフィギュアの箱を持ち上げて眺めているのは萌ではなく未就学児っぽい女の子なのだった。
「うお……お、鬼河内ー」
「どしたん?」
ちょっと離れた棚を見ていた萌が戻ってくる。ユウはささやくように窮状を伝えた。
「little girlに話しかけられちまった……俺、これくらいの年齢の子にどう接したらいいかわかんねー……ヘルプ……」
「なにさ『little girl』って? 幼女って言いなよ☆ 幼女☆」
「おめーが言えば軽いが俺が同じ単語クチにしたら犯罪っぽいっつーの!」
「意識しすぎだってば~」
ヘヘヘと萌は笑った。ユウくんの弱点発見☆
萌は幼女(コトコ)が落としそうになった箱を支えて話しかける。
「お嬢ちゃん、ここはR15、十五歳以上推奨のコーナーなんだよ♪ あんまり面白くないよね? もしかして道に迷ったのかな?」
「とー、まよったわけれは……あれれ?」
コトコは気がついたようだ。そういえば桐太も、杏那の姿も見えない。
「いくのれす……」
トゲトゲしたものを飲み込んだような気持ちで、コトコは箱を戻してその場を離れた。
「いやあ助かった。やるもんだなぁ」
「これくらい普通だってば。でもあの子、迷子じゃなきゃいいけど」
萌は女の子の姿を探したが、とうに見えなくなっていた。
「よっしゃ、新作調査再開!」
またもユウはバリバリと、フィギュアの箱を手にためつすがめつしている。どうやら古典的ファンタジーのみならず、最近のユウは未来型のメタルフィギュアにも好みが拡大したらしい。
要チェックや! と萌は心のメモ帳にユウの動向を記すのである。
あらためて見回してみて、おお、と萌は心の中でうなる。
オタク度については萌も人後に落ちないつもりだったが、あまり見たことがない光景を目にしていた。どうもこの世界、ハマリ出すとユウのような視線になりがちなものらしい。男性ばかり数人、ユウと同じような目利きのまなざしでメタルフィギュアに対峙している姿があるではないか。
あそこにもひとり、シビアななまざしの兵(つわもの)が一人――しかも女性だ。
あっ! なんか見覚えがあると思ったら!
なんのことはない『クラン=G』の千絵ではないか。こんなところでなにをしているのだろうか。ライバル店舗の偵察に来たといったところだろうか。
萌は無意識のうちに身を隠した。大津波が近づく寒村の夜明けのような、どうにも不穏な気配を察知したからだ。動物的カンと言っていい。
「……ん?」
見当ちがいではなかったようだ。
ある程度メタルフィギュアを確認すると、千絵は何度か振り返ってからすうっと音もなく移動を開始したのだ。
どうしてあんなに背後を確認するのかな?
追われてる? いや、それはないか。
だとしたら同行者を煙に巻こうとしていた……とか?
じゃあ、なんのためにそんなことをする必要が?
これは……萌は確信を持った。
MMR出動だよ☆
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
6人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月29日
参加申し込みの期限
2021年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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