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にゃんぴーす!2~宝を手に入れよ!~
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エピローグ
ドアを開けると、袋を抱えた瀬莉、龍樹、巧が立っていた。
「いらっしゃい。どうぞ」
「お邪魔しまーす」
勝手知ったる様子で、真っ先に龍樹が上がる。続いて瀬莉が。巧は、他人の家に上がること自体が苦手なようで、戸惑っていた。
「傷、薄くなり――なったんだね」
「やっとね」
あれから一週間が経った。
その間に幸次の鼻の頭に貼ったガーゼは絆創膏になり、今は傷跡が残るのみとなった。
買ってきたお菓子を出しながら――花遊が袋に鼻先を突っ込んでいた――、
「ニャッドたち、あれから見た?」
と龍樹が尋ねた。
瀬莉も幸次もかぶりを振る。
「だよなー。黒猫たちも減ったと思わない?」
巧が頷く。実際、庭に来る黒猫は姿を見せなくなった。ただ餌はなくなっているので、隠れて食べに来ている可能性はある。
千年杉の蔓は、翌日、樹木医やボランティアによって排除されたという。周囲にあったはずの動物の死骸については、何のニュースにもなっていなかった。
「消えたはずはないから、報道にストップがかかってるのかな」
瀬莉は顔をしかめた。あまり思い出したくない光景である。
「あの蔓、何だったと思う?」
「それなんだけどさ」
と、幸次はファスナー付きのプラスチック・バッグを引き出しから取り出した。粉のようなものが入っている。
「それ何?」
龍樹が顔を近づけて尋ねた。
「あの蔓。乾燥して触ったらカサカサに崩れたんだ」
「へえ~」
「開けないでくれよ。開けたらヤバイ」
「やばいの?」
龍樹は目を輝かせ、巧はぎょっとなる。
「どう危ないの?」
と、瀬莉。
「これさ、出しっぱなしにしてあったんだけど、崩れたときに――花遊がめろめろになった」
「めろめろって……」
「多分、またたび」
三人は目を丸くして顔を見合わせた。
「実際にどの程度のものかは分からないよ。慌てて片付けたし。でも、ほんのちょっとで花遊はぐてーんってなったし、その後、探し回ってた」
今は袋に入っているため、匂いが分からないのだろう。花遊は気にする様子もない。
「それって、麻薬みたいなもの……?」
瀬莉の頭に思い浮かんだのは、その単語だった。
「どうだろう。でも、もしそうなら――」
麻薬欲しさに、猫たちが言うことを聞く、ということもあるかもしれない。であるなら、ニャッドたちの言う「にゃんぴーす」の正体がこれである可能性は高い。
「よかったあ~。兄ちゃんがニャッドに勝って!」
心底安堵したように、龍樹が息を吐いた。
「でも、刈り取った他の蔓は?」
と瀬莉。
「そんなの、大人が何とかするよ! おれたちはやれることやったし、心配ない心配ない」
龍樹はあっけらかんと言うが、確かにそうだろうな、と幸次は思った。ここから先は、専門家に任せるしかないだろう。そもそも、成長に他の生物が必要という時点で危険極まりなく、適切な施設で管理されるに違いなかった。
それよりも、問題は――。
「どうかした?」
よほど暗い顔をしていたのだろう、瀬莉が心配そうに覗き込んでいる。
「何でもないよ」
幸次は笑って見せた。今日はお疲れ様のパーティだ。余計なことを言って、わざわざ心配させることもない。
かぶりを振って、その考えを追い払おうとする。
――ニャッドとニャリファド以外の黒猫たちが、蔓を持ち帰らなかったか、という疑問を。
どこかで、猫たちが鳴いていた。
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あとがき
担当マスター:
泉 楽
ファンレターはマスターページから!
お待たせしました。「にゃんぴーす!2」リアクションをお届けします。
佐藤瀬莉さん、白石龍樹さん、万条幸次さん、今回もご参加ありがとうございました。
参加人数が三人ということで、全てが明らかになるのではなく、最低限の事件が解決した――というようになっています。
もしかしたら続くかもしれないし、続かないかもしれない。謎の蔓は、どこかで、ひっそりと、安全に管理されている――はず。
ニャッドたちも去ったのか、こっそり寝子島に残っているのか。結局ニャッドの正体は何だったのか。もし機会があれば、その辺も書きたいなーとは思っています。
それではまたお会いしましょう!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
前回シナリオ
にゃんぴーす!~黒猫海賊団が現れた!~
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月08日
参加申し込みの期限
2021年01月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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