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プールびらきはサニーデイ
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後木真央はどうなったでしょう。
彼女は着替えや下着、布教(?)用の水褌多数をリュックに準備して、プールに挑んでいました。
もちろん自身も装着済みです。といっても女子なので水褌だけではいささか危険、なので胸にはしっかりサラシを巻いて、その上に体操服とジャージを着込んでいます。なお、装備方法は祖父に電話して指導を仰いだということでした。
「フッ、日本古来の赤褌の威力を見るのだ。ブラジリアン水着なんかに負けないのだ!」
そうして更衣室に飛び込むや、真央は一切恥じらうことなくジャージも体操服も脱ぎ捨てたのです。
そして外に出ます。
最初はバスタオルでスタイルを隠しておき、中央あたりまで来て一気にタオルを脱ぎました!
誰もが目を奪われました。真央の完全装備に。
水褌も威力十分です。ですが、胸に巻いたサラシもすごい。赤い色の透けないサラシです。これであまり育ちのよくない(※でも、今後の成長可能性はあります)バストをぴっしりしゃっきりと包んだ上、かなり余る端のほうに、大きめの蝶々結びを何個も作って重ねて糸で止めてリボン風のデコレーションとしていたのです。胸の乏しさから人の目をそらすような、乙女の創意工夫に満ちた細工であると言えましょう。
「リボン飾りなんて、水に入ればすぐへちゃってなるのだ。でもこういう使い方あるよって見せれば他の女の子も興味持ってくれるかもなのだ」
これぞ赤い衝撃、レッドショックな真央でした!
ところが、
「公序良俗に反するような過激な水着は禁止、そういうルールだったわね」
さっそく、風紀委員の北風貴子に見つかってしまいました。イエローカードを取り出す審判よろしく、彼女は真央にNGを出したのです。
「え、でもこれは過激というよりは古風な格好なのだ」
「古風にしても限度があるわ。とにかく、それはダメ」
「そんなー」
抗議もむなしく真央は更衣室に戻されてしまいました。残念ながら指定水着で行くしかなさそうですね。
「くぅ……でも、水褌の灯は消さないのだ~」
この夏、水褌を広める計画は新たに練り直す必要がありそうです。
シダ美穂戸によるボビナム指南は、遊泳プールに場所を移して続いています。
プールでも新井すばるは、一通りランニング訓練を受けました。これはシダによれば、
「プール 下半身鍛えるのに 丁度いい」
からだそうです。水の角度を作り水流を生み出して走れ……そんな厳しい指導でしたが、すばるも飲み込みがいいほうなので、苦心しながらも比較的短時間でコツを身につけることはできました。
「よし ここで やったこと忘れず 地上で 同じ動きできるように がんばれ」
シダがうなずいたところで、レッスンは次の段階に入ったのです。
「次は、そのリボンをとればいいわけね」
「そう シダの 髪をとめてるリボン とれ なにしても かまわない」
「なにをしても……!? って、シダちゃんっていくら強くても女のコだし、突っ込んでいって変なとこ触っちゃったら、いかにも世間体が悪い気がするなー」
これにはすばるも難色を示しますが、シダは腕組して言います。
「かまわない そもそも ちくわ シダに ふれることもできない
あと シダ 足しか使わない
水中だから 威力は落ちるが 当ると痛いぞ」
「おおー、言ってくれるねー。じゃ、できるかどうだかやってみようか。あまりボクを甘くみな……」
ここですばるは、激痛に悲鳴を上げて飛び上がりました。
剃刀のような軌跡を描いて、シダの蹴りが太股を撲ち据えました。まるで革の鞭。きっと打たれた部分は、真っ赤になっていることでしょう。
「うこご、はいはい、始まってるんだよね……じゃ、遠慮なく行くよ!」
ところがどれだけ頑張っても、
失敗、失敗、失敗つづきです。
蹴られ、蹴られ、蹴られまくりました。そればかりか、
はらわれ、飛ばされ、沈められ、もうこてんぱんといったところです。
「ぐぬぬ、確かに普通にやってても、リボンどころか指一本ふれられないかも……」
痛みで全身ヒリヒリしますし、きっと明日は患部が腫れて大変なことになる予感がします。それなのに、シダにはまったく歯が立たない。
だけど、それでもすばるは諦めていません。
挑みます。脳細胞で構成されたちくわコンピューター……メイド・フロム・ちくわの奇蹟の力をフル回転させて。
「うおおぉーっ!!!」
彼はあえて、隙丸出しでタックルを放ちました。
「玉砕 覚悟 潔いいけど 無意味ね」
シダの右脚がまた、鋭い軌跡を描きました。
ですが彼は、おお、すばるは、その右脚を自分の両腕で抱えたのです!
「やった! 止めた……!」
「その根性 ほめてやる でも 結果同じ」
ボビナムの極意は左右連続の蹴り技にあります。その状態から宙に舞い、左脚で痛烈な蹴りを彼の側頭部に見舞ったのでした。
「げぼっ!」
錐揉みしてすばるの体は、頭から先にプールに落ちました。
「チョーイ! 生きてるか 一応 加減した」
はははと笑うシダでした。
けれど彼女はまだ、気がついていないのです。
最期の瞬間、すばるが上半身を思いっきり伸ばし、口でシダの髪からリボンを奪い取ったと言うことを。
つまり最後に笑うのは……というわけです。
お見事!
回転院環と種子島タネ、出会ってはならない二人が出会うべくして出会った(矛盾表現)結果、水球がはじまったことは前のほうで語った通りですが、勝負は水球から競泳、やがて水中プロレスという意味不明の変貌を繰り返しました。
まあ、はたから見ればじゃれあって遊んでいるだけに見えたでしょう。
実際、そうだったかもしれません。なぜって、いつしかタネの唇にも環の目にも、笑みが広がっていたからです。言葉はありませんが、キャッキャウフフと笑いあってもいました。
こうして勝負はあいまいになり、二人とも体力の限界が来たところでノーサイドとなりました。
はあはあと荒い息をして、環はタネを見ました。
そんな環はぐったりと、プールサイドに寝そべっています。
タネも同じです。疲れ果ててただ寝そべり、環を見つめています。
――そういえば、あの子なんて名前?
タネは思いました。でも、もう口をきく力が残っていません。
――あ、名前聞くの忘れてた!
環も同じです。声に出して訊きたいのに、声が出ません。
手を伸ばしたのはどちらが先だったでしょう。
このとき二人は、ぐっと手と手を握り合っていました。
もう一度言いましょう。
運命的な出会いでした、と。
どちらにとっても得がたき、ソウルシスター誕生の瞬間でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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