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プールびらきはサニーデイ
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初心者コースにそろそろと入って、
弘明寺 能美子
は
大山田 団十郎
を見上げました。
「は、入ったわよ……」
「あんだあ、ぐみょーじ? プール入っただけでいちいち報告しねーでもいいだろォ?」
団十郎はぽりぽりとアゴをかき、小首をかしげるのです。
なんだか変な能美子です。
でも、それにはちゃんと理由があるのでした。
――下から見上げるとまた一段と……。
団十郎の水着姿を眺めるだけで、能美子はため息つきたくなるのです。
先に断っておきますが、中学時代は能美子もモデルをやっていた経験があります。体型には、それなりに自信があります。
ですがその自信を、やすやすと粉砕しそうなほど団十郎は見事なボディラインを誇っているのでした。日々の鍛錬がそうさせているのでしょう。胸の形は水着の上から見ても完璧、締まった腹筋に見事な二の腕、しかも女性らしい優美さも失わない……トータルで見てギリシャ彫刻のようです。『団十郎』という男性風のイカツイ名前よりも、アフロディーテとか呼びたい気持ちになります。
うらやましい。あそこまで整った体にするには、相当の努力が必要なはずです。
そして、
――さわってみたい……。
そんな気持ちがむらむらと湧いてくるのです。さわって、締まった部分と柔らかい部分の両方を指先で味わいたい。両手でわしわしと確かめたい。もし可能なら舌でも……。
――って! なに考えてるの!
能美子は慌ててその謎の感情を打ち消します。
すると入れ替わるようにして、もうひとつの懸念事項が背中を這い上ってきました。
――というよりもこの状況よ! この状況! ……最悪。最悪の季節だわ。
団十郎への気持ちのおかげで失せかけていた恐怖が蘇ってきたのです。
水着になるのは平気です。モデル仕事でも経験があります。水に入るのもなんとかオーケー。ここまでは頑張れます。でも……。
ところがそんな彼女の葛藤など知らず、
「おいおいこっちは初心者コースじゃんかよ。移動しようぜ、あっちのガッツリ泳ぎコースへさ」
さっと水に入り団十郎は能美子の手を取りました。ぐいと進もうとするのですが、能美子は蒼い顔をして動きません。
「どした? ぐみょーじ?」
「あ、あの……じ、実はね私」
小さな声で能美子は打ち明けたのです。
「お前泳げなかったのかよ……俺ァ、てっきり」
以前二人で水遊びした経験があるので、団十郎にとってはとても意外な告白でした。
「あの程度ならできるけど、泳ぐなんて無理!」
「んな難しいもんでもないけどなあ」
「無理なものは無理なの! 顔に水つけてそのなかを進むとか頭おかしいわよ!」
溜息しましたが団十郎は、落胆したわけではありません。団十郎は男気(女の子ですけど)を見せます。
「しょーがねェ、ならいい機会だ。俺がついててやるから泳ぎを覚えな」
「で、でも……」
「安心しやがれ、人間ってなぁ浮くようにできてんだよ、俺に任せな!」
と請け負ったものの、団十郎は苦笑いして付け加えました。
「あ、でも、俺どうやって教えればいいかわかんないんだよね」
なんだか物心ついたときにはもう、泳げていたと団十郎は言います。これはもう天性ですね。
「ま、なんとかすっか。ほれ特訓開始だ! まずはバタ足の練習からはじめっぞ!」
歩け歩けと彼女は能美子の手を引くのですが、能美子としてはもうそれだけで恐ろしい。
「だ、大丈夫よね!? 私このまま飲み込まれないわよね!?」
と震えるのですが、「んなワケねーだろ」と団十郎は聞き流すのでした。
さあ訓練開始!
さてこちらは男子更衣室の前です。
「嫌な予感がするのう……」
その扉を見つめて、しばし
夏神 零
は腕組して立ちつくしていました。
意を決して扉に手をかけますが、
「やあキミ、女子更衣室はあっちだよ」
案の定、いきなり声をかけられました。
その声の主は、背後から近づいて来た
鷹取 洋二
だったりします。ワカメ頭と通称されるもしゃもしゃヘアーが、眠いんだか元気なんだかわかりにくい笑顔の上に乗っていました。
――はあ、やっぱり。
溜息が洩れそうになりますが、こらえて零は言うのです。
「拙者は男じゃ、女子更衣室はまずいでござろう」
「はっはっは、冗談はよし子さんだよ」
さらりとアホなことをいう洋二ですが、ご存じの通りこの人はこういう人です。
「よし子って誰……じゃなくて、これは真実でござる」
「ふぅん……まあ、それなら仕方ないね。けど、着替えるときちょっと大変かもしれないよ」
「不吉なことを言わんでほしいでござるよ」
「おっと、それは失礼。ではまたプールで会おう」
ぴっ、と敬礼して洋二はすたすたと女子更衣室のほうへ向かい……駆け戻ってきました。
「キミがそこにいるから僕が間違って女子のほうに行きそうになったよー!」
「とばっちりでござるよっ!?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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