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プールびらきはサニーデイ
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今日こそは、の気概で
戌井 創
は更衣室から出ました。
今日こそは見せたいところです。
自分だってやればできるんだ、ということを。彼女に。
――だってそうじゃないと、かっこ悪いよ……。
ボーイフレンドとして。
つまり、
添木 牡丹
の彼氏として、です。
いつも守られているだけの存在じゃない、「僕だって、男として牡丹先輩を守れるんだから」と言ってあげたい。そうして彼女を……安心させてあげたい。
上を向いて胸を張って、堂々、学校指定水着で創は牡丹の姿を探して……探して、
「えっ!」
見事、創は最初の意気をくじかれてしまいました。
「えへへ……せっかくのプールびらきですし、ちょっと勇気を出してこの前買った新しい水着を着てきました♪」
ああ! やはり牡丹は創の一枚も二枚も上手なのでした。
「周りの視線が気になりますけど……その……どうでしょう? 創君……」
いくら自由な校風とはいえ、牡丹の水着は大変に挑戦的な内容です。たしかに、隠すべき所はすべて隠せているのでセーフはセーフでありましょうが限りなくデンジャー、はっきりいって水着というよりは紐というべきものかもしれません。しかしその大胆全力のこの紐を着用する牡丹は、頬を赤らめていたりもします。
「……あ、え、えっと…その……すごく、似合ってる、よ……」
創は創で、それだけ言うのが精一杯。正直に言いましょう。少年には刺激が強すぎます。くらくらします。
「こら、そこ!」
ピーっと笛を吹いたのは、高野有紀先生でした。
「さすがにちょっと、水着が過激すぎないか? というかアウト」
「えっ!」
びくっと牡丹は身を強張らせました。
「やっぱり駄目……ですか?」
そらそうだ、と言って高野先生は浅井幸太先生のほうへアゴをしゃくります。
「ほれ見てみろ! 浅井先生なんかそっちに顔を向けることもできないだろ」
「……そ、そんなことは……ある、かも」
その通り、浅井先生は牡丹を見るどころか、真横を向いて棒のように硬直しています。声も大変に弱々しい。顔は耳まで真っ赤でした。
かくて残念ながら、牡丹はスクール水着に変更して出直しです。
でも、創も内心ちょっと安堵しているのでした。おかげで『今日こそは』の気概も戻ってきたようです。彼は頑張って言いました。
「あ、えっと…………勝負! 勝負しよう! 50m! 負けた方は今日一日絶対服従ってことで!」
以上、つっかえつっかえながらなんとか、水泳勝負を申し込むことができたのでした。でも口は勇ましいけれども目は素直、創の視線はずっと、彼女の水着に釘付けなのです。だって、たとえ露出の少ない指定水着であっても、牡丹の体はグラビアモデル並に魅力的なのですから。
彼の申し出は意外だったのでしょう、牡丹は「ふぇ?」と目を丸くしましたが、次の瞬間には、はにかむような笑みとともに、
「いいですよォ~。私、そこまで泳ぎは得意じゃないですけど……フフッ、負けませんよ~♪」
と応じて創に並ぶのでした。
それにしても……。
――勝ったら一日中負けた方に言うことを聞かせられるんですか……。
勝ったら彼に、ナニしてもらうとしましょうか。今から楽しみすぎて、牡丹はつい、舌なめずりしてしまいます。
大田原 いいな
は、フン、と鼻息を荒くしておりました。
ちゃんと水着に着替えておりますが、上に羽織るは男子制服のブレザーです。遊びに来たつもりはいいなにはありません。なんというか、義憤に駆られて来たのです。許せないものがあるのです。
なんだか頭がカッカします。許せないったら許せない。叫び出したい――いや、もうプールサイドに上がった途端、いいなは叫びだしていたのでした。
「りあじゅーちねー! かっぽーちねぇ~!!」
いきなりの問題発言です。しかも自動小銃(といっても銀玉鉄砲ですが)を取り出し、
「一斉掃射じゃ、絨毯爆撃じゃ、一網打尽なのじゃ~!!」
と乱射開始……しようとしたところで、鋭い声が上がりました。
「そこ! なに持ち込んでるのっ!」
鬼気迫る表情で猛接近してくるのはそう、風紀委員長
北風 貴子
です。
「むむ、風紀委員! ……捕まるわけにはイカンのじゃ~!」
限りなくテロ行為に近い暴挙に及ぼうとした彼女は、一目散に逃げ出しました。プールの敷地内へ。
さてプールの監視を行う生徒は貴子一人ではありません。
八十八旗 信彦
も監視に精を出していたのでした。
せっかくのプール日和に泳ぎもせず、退屈で暑いだけの監視員に自主的に志願した彼のボランティア精神は称賛されてしかるべきでしょう。
双眼鏡を手に、監視台に陣取る信彦には情熱がありました。
「事故があってはいけないからね」
口調がキリッとしております。ですが、その双眼鏡の向けられる方向に偏りがあるような。
……というか、女子ばっかり見ているような。
「事故を防ぐという社会貢献とともに役得、プールに入らなくたってレディたちの水着姿を堪能し……」
ここまで独り言したところで、信彦はゲフンゲフンと軽く咳き込みました。
「……いやいや、使命感に燃える俺は不審者からレディを守るために目を光らせているのさっ!」
先ほどの文章にちょっと訂正をおこないたいと思います。
退屈で暑いかもしれませんがあながちそればかりともいえない、というか眼福に満ちた監視員に自主的に志願した彼のボランティア精神……いや、下心(?)は、称賛されてしかるべき……かもしれません。
えー、まあ、ともかくご立派であります。
その信彦も、すぐにいいなの暴挙に気がつきました。
「貴子ちゃんがどこかに一直線に……あれはいいなっち!?」
これは水着鑑賞にひたっている場合ではありません。彼は監視台から滑り降りていいなを追いました。貴子より先にいいなの前に回り込むと、
「いいなっち! 野郎はともかく、レディに危害を加えるのは見過ごせないな!」
「うあ、チャラ彦殿……!」
追ってくる貴子ばかり気にしていたいいなは、突然のチャラ彦こと信彦の登場に面くらいました。
「マズ……ぶつかるっ!!」
危ないのでプールサイドは走ってはいけません。
どっぽーん! これは二人が正面衝突してもつれあい、プールに落ちた音です。
ざぼっ、と先に浮き上がったのはいいなでした。
「うっぷぁ! ……大丈夫かの、チャラ彦殿」
頭には漫画みたいなコブができています。
「ははは、大丈夫さ。レディーの突進には慣れて……る」
気丈にこたえるものの、しっかりフラフラの信彦です。
そんな二人の頭上に落ちる雷、それが貴子の声であることは言うまでもないでしょう。
「はい二人とも、さっさと上がってくる!」
「えー、貴子ちゃん、俺は務めを果たしただけ……」
「飛び出して立ちはだかるのだって危険行為よ!」
「う、それはそうだね……」
というわけでこれから二人は、そろって貴子にお説教されることになりそうです。
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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