this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
プールびらきはサニーデイ
<< もどる
1
…
42
43
44
45
46
…
49
つぎへ >>
フェンスを乗り越えて入ってきたのは
響 タルト
です。
猫のような軽業。したっ、と着地しました。
タルトの水着はちょっとばかり派手です。トロピカルなデザインのビキニで、黄色と赤の色使いが印象的でした。
きょろきょろして安全を確認しました。幸い彼女の『侵入』は監視員たちには気取られなかった模様です。ひとまず、タルトは胸をなで下ろしました。
なぜ更衣室を通らないかって? それはですね、更衣室を通るとシャワーを浴びなければならないからです。
――だって僕は水に入ると猫になっちゃうんだよね。
これは悩ましいところでしょう。猫になっては水着を披露することもできません。そもそも水着は濡れるための服なので、なんだか変な話ではありますけれど。
でもプールには来たかった。そんなタルトの矛盾する心です。みんなの水着は見たいのです。
深刻になりがちな話ではありますが彼女は前向きでした。
「でもまあ、楽しければいいか♪」
その意気で気分上々、プールサイドを歩き出しました。
ところでこのときタルト同様、フェンスをよじのぼって侵入してきた者がもう一人おりました。
「お……おなかがすいた……暑いし、のども渇いたし」
這々(ほうほう)の体、とは現在の
七曜 かずひ
みたいな状態を言うのでしょう。
現在の彼女は逃亡者、いやさ流浪の民……? いずれにせよ、あまり見習いたい身分ではないようです。ある神社にこそっと並べていた賽銭箱風募金箱が巫女に見つかり、怒られて撤去させられ、これをリヤカーに積んで移動中だったのですから。
「うう、しかしひもじい……」
現在かずひに住む場所はありません。お金も食料もありません。
両親はかずひに言いました。
「一人暮らしするなら学費以外は自分で調達するように」
と。
「………小遣いはがまんするにしてもせめて寮の代金ぐらいはほしかったよぉ」
ということでホームレスな運命の下にいるのでした。
本日、行く場所がなくて学校に来たかずひです。
日陰生活(?)が長かったせいか、彼女は堂々としているということができません。プールびらきに普通に入ればいいはずなのに、こうして密入国者よろしく、フェンスを乗り越え入ってきたばかりか、物陰ばかり選んでこそこそと移動しております。
「そ、そうだ。募金箱!」
振り返って彼女は、例の賽銭箱風募金箱を取って戻ってきました。
この募金箱はあら不思議、「恵まれないかずひに愛の手を!」などと声を張り上げ駅前に立たなくても、置いておくだけでいつのまにかお金が入れられてしまうという特別な箱なのです。
ただ、箱のほうが特別だと思っているのはかずひの勘違い、これは彼女自身の『ろっこん』がもたらしているのです。お金がなくなってひもじい思いをするようになると発動する能力で、それはずばり、通りかかる人がこの箱にお金を入れたくなるというものでした。
一応水着は持ってきましたが、彼女は着替える気力もありません。水道に行って水をがぶがぶ飲みます。
「いま60円しかない……ひもじい……アイス一本も買えない……お腹すいた……ハンバーグとかお魚とかたべたい……」
さて上穗木千鶴がプールを去った直後、誰よりもうちひしがれていたのはそう、横嶋下心です。
「俺の桃色の魂が……砕け散ってしまいましたよ……」
プールサイドのコンクリートに両手と両膝をついて、『がっくり』を全身で表現しています。
でも復活は早い! 彼は両腕を頭上でからませ、ウナギみたいにくねりながら立ち上がりました。
旅鴉月詠が通りかかったのを見たのです。
「うっひょ~、こんにちはセクシーペインター! 今日も良いおっぱいですね!
触らせて下さい!
」
ウナギポーズのまま下心は叫びました。言葉は軽いですが顔は真顔です……怖いよ!
「変態」
一言、月詠は言い切りました。でも、
「動かないで横嶋、デッサンするから」
なにか芸術心が刺激されたのか、おっぱい呼ばわりを完全無視して月詠はスケッチブックを取り出して下心の素描を開始したのでした。
美少女に命じられては拒めないのが横嶋下心という男、ウナギポーズで奇妙なオブジェとなります。
「うぐぐ……ここでセクシーペインターに不動の姿勢を強いられるとはなんというプレイでしょう! 触りたいのに触れない! ルック・バット・ドント・タッチ! このジレンマがちょっと快感です……ならばたっぷり眼福させていただく所存……ぐあっ!」
妙な快感に溺れる下心でしたが、二秒後には魂を空に飛ばしてしまいそうになりました。
彼の視界を遮るように、マッスルマン尾鎌蛇那伊が登場したからです。
「げっ、オカマ!? キサマ、なにしに来た! 雄っぱいは要らないと以前言っただろう!?」
「なによう? たまたま通りかかっただけで酷い言われようじゃない?」
そろそろヒゲが生えてきて青くなりつつあるアゴを、さすりながら蛇那伊はむくれています。
ですがこの闖入者を月詠は歓迎のようです。
「ああ、君、良い体してるな。デッサンさせてもらうよ。ちょっと動かないで、そう」
言いながら月詠は、二人が収まるようにデッサンの構図を変更しはじめていました。
「あら? あたしのこと描いてくれるの? じゃあこのままここにいようかしら」
「やめろキサマ! セクシーペインターの美しい体をそのむさくるしい筋肉で隠すなァ-!」
「……横嶋、動くな」
「あひぃー!」
涙目で鼻水まで出しながら、それを拭うこともせずウナギポーズをとり続ける下心なのでした。
<< もどる
1
…
42
43
44
45
46
…
49
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
プールびらきはサニーデイ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!