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プールびらきはサニーデイ
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――スクール水着がキツい……胸の成長を喜ぶべきかしら。
神無月 ひふみ
は水着の胸元を気にしながら、後輩たちを待っています。
――それにしても、早いものね。
ひふみにとっては三度目の、これが最後のプールびらきとなりました。
高校生の時間などあっという間、つい先日入学したような気もするのですが、ひふみはもう3年生、今日の集まりでは最年長です。高校生を名乗ることのできる時間もあと一年足らず、これからは進路のことをもっと真剣に考えなければなりませんし、就職や結婚、そんなキーワードからも目をそらすことは難しくなるでしょう。
だから今日はせめて、とひふみは思うのです。
先輩としてお手本示さなきゃ――と。
明るい陽差しを背に受けて、出てきた
澪乃 澄佳
はまぶしそうに目を手で覆いました。
澄佳の水着はタンクトップビキニで露出は少なめ、明るいオレンジ色です。
「どうかした?」
「いやもう直視できなくて……ひふみさんの水着姿が、めんこくて……!」
「え? いやいやいやそんなことないから! 私、普通の指定水着だし」
「普段からお綺麗なひふみさんが、水着姿だと……たまらないよっ」
「そこまで褒められるようなものじゃないってば」
なんてやっていると、
「先輩方と月さんとプールですよ! やったー!」
と両手を振り上げながら
御陵 春哉
が、
「…………」
そんな彼女とは対称的に無言で
常闇 月
が、
並んで出てきました。春哉も月も指定水着です。
ところがそれがまさにツボだったというのか、澄佳は大きく仰け反りました。
「あわわわわ……みんなの水着姿も素晴らしすぎて目が眩むよう……!」
そのまま卒倒しそうな勢いです。いえ、実際に卒倒しかけて、春哉に「大丈夫ですかー!」と支えられていました。
――三人とも素敵だなあ、それに比べてあたしは太ももが、二の腕が……。
涙がこぼれそうになる澄佳です。ですが、
「……」
このとき、月が音もなく彼女に近づいて、そっと耳打ちしたのです。
「……澪乃さんの水着姿も、可憐だと思います」
「ええっ!」
可憐。これまでそんな褒め言葉を、言われたことのない澄佳でした。それだけに月のそれとない優しい一言が、胸を打つことこの上ないのです。
本日ひふみたちは、このメンバーで遊びます。四人組です。
「とりあえず、準備体操をしたら水に入らない?」
ひふみの声に応じ一斉に、しかし各人らしくプールに遊びます。
「やったー! 遊ぶよー!」
すいすいぱちゃぱちゃ元気に動き回るのは春哉、もともとプール好きということもあって、このプールびらきを心から楽しんでいました。
「…………」
月は潜水して、皆をを水中から見上げるように眺めながら泳いでいます。
こうしているのが落ち着くのです。
無音の水中だからこそ、考えごとをするにはもってこい。それにいいものなのですよ、水中から眺める青空というものは。
ところが、
『月さん! 水中じゃんけんしよっ!』
という言葉はやっぱり水中なので聞こえませんが、そんな風な仕草をしながら、潜水した春哉が声をかけてきたのは月にもわかりました。水泡がクラゲのように浮いては消えます。
じゃんけんじゃんけんポンポンと、春哉は次々と手を変えてきました。応じる義理はないけれど、月も手を出して律儀に勝負しました。ところがそれがずっと、月の勝利なのはどういうことでしょう。月が人間心理を読むのに長けているのでしょうか? それとも単に、春哉が激しくじゃんけんが弱いだけなのでしょうか?
ところで澄佳といえば、浮き輪にかじりついて決して手放しません。
「だ、だって浮いてないと溺れちゃうしょやー!」
というのが彼女の弁です。ひふみは近づいて、
「いけないね。そんなことじゃ、今年も水泳の授業の補習を受けることになると思うよ」
水泳を指導すると言います。でも、
「補習は嫌ですが……けれど」
浮き輪を奪おうとするひふみに澄佳は抵抗するのでした。彼女も必死です。
「大丈夫、できるようになるまで付き合ってあげるから」
この一言で、とうとうひふみは後輩の浮き輪を奪取しました。
「……えっと、じゃあお願いしますっ。むー……なして皆は泳げちゃうかなー」
澄佳は渋々身一つになりました。でも、ぼやいている暇はなさそうです。
「さあ、手を握っててあげるからバタ足バタ足!」
「あわわ引っ張らないでえ! 落ちる落ちるう!!」
「厳しくするのは愛の鞭よ」
「他のかたちの愛がよかったですー!」
ひふみの『愛の鞭』は厳しいだけでなく、基礎をしっかりおさえたものでした。
「水に顔浸けるのが怖い? そういうときは、1・2・3、心の中で数を数えるの」
と初歩から教え、必ず澄佳の近くにいます。
「澄佳先輩、上手に潜れるようになったら私たちと潜水じゃんけんしましょ!」
春哉も応援します。この言葉が澄佳のやる気に火をつけました。
「ふへ、潜水じゃんけん? あたしもやりたいなー!」
大きく吸って息を止めて……。
『やった!』
一面水色の世界に、澄佳は到達できたのでした。
まあこのとき、叫ぶように息を吐き出してしまい、大慌てで水上に首を出すことになったのですけれどね。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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