this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
プールびらきはサニーデイ
プールでアイス
<< もどる
1
…
29
30
31
32
33
…
49
つぎへ >>
「とりあえず、慌てず身体の力を抜いて浮くことから始めようか」
こう呼びかけるクールガイ、それは
神木 煉
です。
「それは歩く練習より難しいのか?」
そう答えるのは
緋王 輝夜
、本日はメガネをしておりませんから、普段とはちがうキュートさがにじみでております。しかしこのキュートガール、メガネがないと相当ものを見るのに不自由するようで、煉ではなく、近くにいた全然関係のない
佐藤 英二
に返事をしていました。
「あ、あの……僕じゃなくて、あっちの彼じゃない?」
と言う英二に、くっつくくらいに顔を近づけて、
「おぅ!?」
奇妙な声をあげてから輝夜は詫びたのでした。
「すまねぇ、俺、ど近眼なもんでな。あー、煉のヤツはこっちか」
コースロープを両手でつかんだまま、彼女はよたよたと移動しました。そして煉に肉薄して、
「よし、今度は煉だな。で、どこから始めるって話だったか?」
なんとも二人の距離が近いので、彼はいささか緊張しつつ、
「まずは足がつかない水深でも慌てずに、浮く練習から始めたいと思う」
「ああ、そうか、そうだな。それで頼む」
と言う輝夜の両腕は、残念ながらコースロープからまったく離れません。
「だから、そういうのがなくてもやっていくための練習だ」
「マジで!? 俺、水底に足が届かないんだぞ! 溺れるだろ!?」
「溺れないように泳ぎを教えてくれと言ったのはそっちだろ……ほら、手ならつかんでいてやるから」
指定水着姿の輝夜を多少強引にロープからひっぺがし、煉は彼女を連れて遊泳ゾーンの中央あたりに移動しました。
「ぎゃ!?」
「変な声出すな。潜って浮かんでを繰り返すだけだ」
「て、手を離すなよ。もしやったら怒るからな!」
まだなにもはじめていないにもかかわらず、もう輝夜は必死の形相です。
「ちょっとは信用しろ。いくぞ」
ざぶん。ぶくぶく。ざばっ。
「い、今俺、臨死体験した!」
「5秒程度潜っただけだろ、大げさな……って、お、おい!」
気が動転したのでしょうか、それとももう心境としては『溺れる者は~』の心境なのでしょうか。輝夜は両腕で煉にしがみついていました。それも、全力で。
最初は煉としても必死なので気にしなかったのですが、やがてだんだん、自分がどういう状況なのか理解しはじめていました。たまらなくなって声を上げます。
「おいやめ……人が見てる!」
「俺は裸眼なんで見えん! 大丈夫だ!」
「なんだその理屈!?」
かあっと全身、熱くなってしまう煉なのです。意識しようとしなくても、輝夜の体のやわらかさが、あるいは髪の香りが、感じられてなりません。輝夜は水に溺れているのかもしれませんが、煉のほうはラブコメに溺れそう(!)、水に溺れるという意味だけでも、まさかまさかの青春二次災害が発生しそうな気配なのでした。
……まあ、煉はプールに足がつきますから、実際にそんなことにはなりませんけれど。
仲睦まじく泳ぎのトレーニングに入る煉と輝夜を、英二はなんだか微笑ましいような、うらやましいような表情で見送っていましたが、やがて気を取り直してプールサイドまで泳いでみました。
「うちのクラスメイトはどうしてるかな? 誰か来てるだろうか」
そんな独り言が呼んだというわけでもありますまいが、
「あなたは……」
クラスメイトの姿を目の当たりにして、英二は言葉を忘れてしまいました。
その肉体美に魅せられた……ということは断じてありません。
ただ、壮観。
壮観ではありました。それだけは確かです。
「祝! プール開き!」
むっちりと締まった上腕筋肉、ぱんっぱんに盛り上がる胸筋、太くがっしりした首、それらすべてが太陽の下、黄金に輝いているように見えました。
パーフェクトなボディ、ヘラクレスのようなその勇姿は、
尾鎌 蛇那伊
という少年のものなのです。
「アタシも全力で泳いじゃうわよ」
ブーメランパンツといっていいグレイトなビキニパンツ一丁、それでプールに殴り込んできた蛇那伊は、たしかに英二と同じ1年5組の生徒です。
彼は黄金ボディを無駄なく動かして準備体操を終えると、おもむろに飛び込み台に立ちました。ガッツリ泳ぐコースの台です。
「プールサイドを走れば怒られる……けれど、水面を走っても怒られるかしら?」
ふふ、と蛇那伊は独言しました。
英二はそれを聞いて思います。彼ならやれるかもしれない――と。
けれど蛇那伊の言葉はジョークなのです。
「はあっ!」
華麗なフォームで彼は飛び込みました。指先から入り、不動のフォームで水しぶきを最小限に抑えた綺麗な入りかたです。そのままスムーズに潜水し、水中でカッと目を開くとドルフィンキックで前に進むと、圧倒的な泳力でコースの端へ。そこから見せるはクイックターン、ここまで蛇那伊は潜水したまま、一度も息継ぎしていませんが、あろうことかそのまま50メートル泳ぎ切ってようやく浮上しました。
青一色の水底から、光あふれる水上へ。
大きく息を吐き出します。
「ふーっ」
力強さと優雅さをあわせもった彼の泳ぎでした。
英二は驚きのあまり、呆然と立ち尽くしています。そんな彼に気づくことなく、蛇那伊は今度はバタフライを開始したのでした。鍛えた筋肉をフルに使い、力強く腕で水をかいて、機械並に正確なフォームで往復をたちどころに終えます。
蛇那伊の泳ぎに圧倒されていたのは英二にとどまりません。
「尾鎌さん……見事ですね」
やはりクラスメイトの
巫部 紫苑
も、アイスキャンディーを片手にしたまま目を見張っていました。しばらくは、ソーダ味のアイスに口をつけることすら忘れていたほどです。
本日、紫苑はかねてからの夢を実現しにプールに来ていました。
夢、それは……夢と言うほど大げさなものではないかもしれませんけれど、買ったばかりのお気に入りの水着をまとって、アイス片手にプールを訪れるというもの。
なお、その水着というのは、シーズン手前で買ったものです。フリルがあしらわれた可愛らしいビキニで、淡雪のような彼女の肌に調和した、薄い紫色をしています。サイズについては去年のものを参考にして選んだので、彼女自身知らぬ間にバストとヒップが成長したという事情が反映されて、なんともきつめの仕上がりでした。正直、つつけば破裂しそうなほど張っているのですけれど、のんきなのか頓着しないだけか、紫苑はそのまま気にせず着用していました。
プールそばで食べるアイスはやっぱり、ソーダ味に限ると紫苑は思います。オレンジ味、チョコ味も捨てがたい魅力がありますが、爽快なプールの色、そして泡に調和するカラーと味はやはりこれでしょうから。
「おっと、アイスが溶けて……」
蛇那伊のダイナミックさに目を奪われ、しばし食べるのを忘れていたせいか、アイスが溶け始めていたようです。
そこで彼女は、垂れそうになる冷たいものを、さっと胸で受け止めました。
「……ん、冷たいけどこれで良し……勿体ない勿体ないです」
――こういう時は胸が大きいと便利ですねー。
なんて平然と思っておりますけれど、これ、かなり刺激的な光景のような……。
十文字若菜と島野夏帆もクロール競争の合間に、蛇那伊を見ているのでした。
「あの子、一年生みたいだけどすごくない?」
若菜は目で、8コースの飛び込み台に立つ蛇那伊の姿を示します。
彼は相変わらずの陽気さで、
「真面目に泳ぐだけも芸がないわ。次は水を歩いて見せるわよ!」
とあー、なんて言って水を駆け渡ろうとして、さすがに無理でぼちゃんと沈んだりしています。踏み込んだ足が沈む前に次の足を踏み出し、踏み出した足が沈む前に更に足を踏み出すというのが水走りの要領ですが、ちょっと難しいようです。前にも書きましたが奮戦する蛇那伊は、セクシー度マックスなビキニパンツ一丁でした。
「たしかに、あのチャレンジ精神はすごい!」
夏帆は彼の行動を評価しますが実は、若菜が驚いているのは彼の水着なのでした。
――勇気あると思う……色々な意味で感心しつつ、ドン引きしちゃうのはなぜだろう? でも個人的には、男性の引き締った筋肉ってすごくいいと思うな!
<< もどる
1
…
29
30
31
32
33
…
49
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
プールびらきはサニーデイ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!