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プールびらきはサニーデイ
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「待たせてごめんね、修君にあいさつしてて……」
と綾辻綾花のもとに七夜あおいが戻って、二人はプールサイドで休憩しつつ会話します。
「ずっと付き合ってくれてありがとう。少しは上達していればいいんだけど」
「綾花ちゃんやる気あるもの、ずいぶん上達したと思うよ」
「本当?」
お世辞でも嬉しい、と綾花は目を輝かせて、
「あおいちゃんっていつから泳げるようになったの?」
「うーん……小学校の水泳の授業からかな、でも、もっと小さいころから海には親しんでいたから、もっと前かも」
よくわからないなあ、とあおいは言いました。なんとなく、昔をしのんでいるような眼をします。
「海……そうだ、今度一緒に水着を買いに行かない?」
「いいね、行きたい行きたい」
「お店に行ってみたけどなかなか決められなくて」
ここまで言って、ちょっと溜息する綾花です。
「お店の人にはみんな似合うとしか言われないから……。だから、一緒に買い物に行ってあおいちゃんの素直な感想を聞きたいな」
「えー、それは綾花ちゃんが本当に、なにを着ても似合うからじゃないかな?」
「やめてよー」
「いや本当だって。きゃ、赤くなっちゃって、かわいいなあ、もー」
じゃれあう仔猫たちのよう。少女二人の楽しげな笑みがこだまします。
「まだ少し涼しいですけど、晴天ですわね」
その麗人は
財前 華蓮
、学校指定の水着に身を包み、テニスと乗馬で鍛えたその美しい身体を惜しげもなく披露します。
ふ、と余裕の笑みが、華蓮の口元に浮かんでおりました。
――周囲の視線は私の美貌に釘付けなのではなくって?
右腕を曲げて肘を頭の後ろに、脚は組んで胸を張り、モデルさながらのポーズ!
プールサイドが暗転し、スポットライトが燦然と当たっている気持ち。
少し肌寒いですがいい天気ですし、ホットな視線が集中しているのだからむしろ心地良いくらい…………と、華蓮は思ったのですが、
「誰も、見てませんわね」
絶望的な現実に気がついたのでした。
そうです。誰一人、華蓮のナイスバディに注目する人はおりません。
その理由を冷静に分析する時間は、十分すぎるくらいありました。
――なんだか変わった水着を着ている方がちらほらいますわ。
なにせ水着は基本自由ですから、ワンピースにせよビキニにせよ、はたまた水褌(色は情熱の赤)にせよ、ともかく視線を集めてやまない水着姿の人がたくさんおります。あまり過激なものは御法度なのですんごい水着の人はいませんけれども、みな、それぞれにセクシーで魅力的だったのです。
――こ、これでは私が目立たないじゃありませんの!
キッー!……と悔しさの叫びが飛び出しそうになりますが、急いで我に返ります。
「お、落ち着くのよ華蓮、地味な学校指定水着だからこそ素材が映えると思えばいいんですわ!」
気を取り直しましょう。取り直さなければ。華蓮はむしろ胸を張りました。
「オーッホッホッホ! 気を取り直していきますわよ!」
高らかに宣言して、いち、に、と元気に準備体操を開始する彼女なのでした。
本日は一日、この美しい身体の魅力をふりまきながら元気に遊ぶとしましょう。
「……」
はたと麗華の手が止まりました。
――ん? あのダッサイチョココロネ縦ロールは……?
すぐ目の前、同じように屈伸運動している少女がいます。学校指定水着ですが隠しても隠せない気品があり、燦然と輝く美貌は華蓮に勝るとも劣らぬほどです。言うまでもありません。彼女は華蓮にとって宿命のライバルであり不倶戴天の敵、
剣崎 エレナ
ではありませんか。
エレナの姿を見かけるやいなや、華蓮は急に元気になりました。
「あ~ら剣崎さん、奇遇ですわねえ?」
などと胸を張って挑発気味に言います。
「あら、ぜんざ……」
「
ざ・い・ぜ・ん!
ですわ! 夫婦善哉じゃなくってよ!」
毎回言われる定番ボケも、今日は先回りしてガードする華蓮です。そして、
「剣崎さん、しばらくお目にかからないうちに、ちょっと太ったんじゃありませんこと? オーッホッホッホ!」
と攻めます。今日の華蓮は強気です。(いつもでは? というツッコミは禁止です)
「しばらく? 先日も会ったばかりのような……」
「気持ちの上では『しばらく』ですから!」
「そんなに私に会いたかったの?」
「そりゃあもう……って、違う違う違いますわよ!」
いけない、剣崎エレナのペースにされかけていますわ――華蓮はきりりと眉をつり上げるのです。
エレナが、自分こそ次期生徒会長だと吹聴しているという噂を華蓮は聞きつけていました。聞き捨てならない話です。なぜって華蓮は、自分こそその大役にふさわしいと自負しているのですから。
ここは精神的にも優位に立っておかなくてはいけません。プールこそ、来たるべき生徒会長選挙の前哨戦にふさわしい。
「剣崎さん、今日は私と競争をいたしませんこと? プール往復でどちらが早いか勝負です!」
ガガーン、ここで雷が落ちるような効果音が鳴りました。華蓮の頭の中で。
宿敵同士の熱いバトル、ここで勝利して屈服させれば、今後の戦いも優位に運べるに違いありません。
華蓮には必勝の策がありました。それは、
――もし25メートル地点の折り返しで負けていたらすれ違うときに変顔をして相手を乱しますわっ!
という原始的ながら効果の高いものです。とにかく勝つことだけを考えた捨て身のワザ、無闇にプライドだけが高い(と、華蓮が決めてかかっている)エレナには、到底マネできますまい。
ところがそのとっておきの変顔を、この時点で一瞬、華蓮は披露してしまったのでした。
「興味ないわ」
あっさりとエレナが断ってきたからです。
「ええーっ!」
「ちょ……財前さん、その顔!」
ぶわっとエレナは噴き出してしまいました。お腹を押さえて笑っています。
「笑うのは失礼ではなくって!」
笑われても仕方ない、というか、にらめっこではむしろ勝ち、と前向きに思考を切り替えますけれど、本当は当てが外れてがっかりな華蓮です。
「い、いえ、だって、せっかくのプールびらきだから、競争とかそういうのより楽しみたいだけと思って……そ、それにしても財前さんのさっきの顔……ご、ごめんなさい、不意打ちだったものでつい……」
まだ笑っているエレナを見ているうち、なんだか華蓮の闘争本能に火が付きました。
「キーッ! そんなに笑いたいのならもっと笑わせてさしあげます!」
「え? なに? キャ、やめ……あははははは!」
エレナにとびかかるや、華蓮は彼女を徹底的にくすぐるのでした。
これはこれで、勝負あったというべきでしょうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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