this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
今日も愛すべき『フツウ』の日。
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
25
つぎへ >>
「ああ、もうこんな時間か」
終業時間を迎えた
伊藤 武正
は課員に挨拶をして、更衣室へ。
彼が今取り組んでいるのは介護現場における古武術利用の推進事業だ。
古武術の身体操法を応用すれば、力の弱い人でも自分や介護対象者に負担をかけずに介護を行えるようになるからだ。
伊藤は古武術を継承する家のものとして、自身で講習も行っている。
(まだまだ課題も多いがな)
着替えを終えて、朝と同じように走って帰ろうとすると声をかけられた。
「伊藤先生!」
相手は警官。彼の道場の門下生だ。
ひどく焦っているように見えた。
「どうしたんだ?」
「近くで木刀を振り回している暴漢が現れたので、今、向かっているところで」
「……一緒に行こう」
警官について現場に行くと、暴漢が小さな女の子を抱えて木刀を振り回している。
そしてその男に一人の青年が立ち向かっていた。
「その子は関係ないだろッ!」
青年――
風雲児 轟
は怒りに瞳を燃やす。
だが、人質もいる。武器も持っている。
伊藤は風雲児が悔しそうに唇を噛むのを視界に捉えた。
(だが、ありがたいな)
暴漢の意識は風雲児に集中している。
(それに、どう見ても素人だ……)
瞬時に判断をした伊藤は気配を消して少しずつ近づいていく。
「おま、近づくんじゃね、」
相手がこっちに気がついたとき、伊藤が一足でぐいっと懐に踏み込んだ。
手を尖らせて顎に突き。
相手がひるんで少女を手放したのを確認してから、奥襟と前襟をあっという間にとって、腰で払う。
それからもうひとつ用心して、伊藤は腕をひねって押さえ込んだ。
「怪我はないか?」
伊藤は少女と風雲児に声をかける。
「う、ん」
「あ、ああ」
少女と風雲児は伊藤の早業に目を丸くしている。
それを聞いて安心した伊藤は、今度は警官に向き直った。
「一般市民が危険に晒され、立ち向かっているというのに、そんなところで突っ立っていただけとは、修行が足りないようだな」
「す、すみません」
「謝る相手が違うだろう」
伊藤は平謝りをする警官に、しばらく説教をするのであった。
築五十年は経っているだろうボロアパートのチャイムを鳴らす。
表札にはかろうじて読める文字で『甘』とある。
鳴っているのかどうかも怪しかったが「どうやら留守のようだ」ややあって、
八神 修
が肩を落とした。
「アネモネかラトンのお手伝いの日なのだー?」
「そうかもしれないな」
「じゃあ、まずはアネモネに行ってみるのだー」
後木 真央
の提案に対し、八神は頷いた。
「だが、その前に少し確かめておきたいことがある」
そう言って、八神はとなりの部屋のチャイムを鳴らした。
「そうっスか。ご協力感謝っス」
これで何件目だろうか。
霧桐 舞衣
は頭を下げて魚屋を後にする。
(くぅう~。どこに行ったんっスかね、チャラ彦くんめ!)
拳を震わせて、霧桐は次の店に向かった。
(文具店っスね。店番の人は男の子っスか?)
駄目でもともと。
霧桐は懐から写真を取り出した。
「すみません。この男を知らないっスか?」
「ああ、さっき来たよ」
「そうっスか。それは――って、」
「うん。さっき来たよ。なんか変わった人だったけど」
「というと?」
「ナンパっていうのか? なんかそういう感じの」
(この人、女だったんっスね)
さすが目ざとい。そう思いながら話を聞く。
「どこに向かったっスか?」
「あっちの方だよ」
指差す先にある店を思い出して、霧桐の目の色が変わった。
「ありがとうっス!」
お礼もそこそこに車に乗り込み、目的地に向かった。
目的地、うさぎ屋に霧桐がたどり着くと、覚えのある声が聞こえてきた。
「一生懸命働いている姿って素敵だよね。満月ちゃん」
「ありがとうねぇ」
霧桐の頬が引きつる。
力いっぱい扉を開けて、叫んだ。
「だから、私に汗水たらして探せって言いたいわけっスね?」
八十八旗は霧桐に気がついて、にこりと笑う。
怒っているだろうことを予測できるからこそ、彼は笑う。
「あ、お好み焼きおいしいよ」
しかし、余計にそれが火に油を注いだ。
「チャラ彦~ッ!」
地を這うようなアルト。
それから八十八旗に掴みかかろうと霧桐は大股で歩み寄る。
もはや使用人の姿とは思えない。
「チャラ彦くん、観念してお縄につくっス!」
ぐいと羽交い絞めにして、引きずり出そうとした。
「ちょっといいかい?」
店主の
宇佐見 満月
が霧桐を止める。
(なんで止めるんっスか)霧桐は睨むような目で宇佐見を見た。
「お騒がせして申し訳ないっス。ですが、これは連れ帰らせてもらうんで」
「それはご自由に」
女たちの言い様が八十八旗の胸に突き刺さる。
「じゃあ、なんっスか」
それを八十八旗は脳内で一所懸命に書き換えた。
これは自分のために言い争ってくれているんだと。
「お代、まだなんだよねぇ」
しかしこのひとことで八十八旗の希望は崩れ落ちた。
霧桐は八十八旗の財布をぶんどってカードを取り出そうとするが、
「うちは現金のみなんだ」
と言われ、一万円札を取り出した。
「まいど」
お釣りを受け取って、霧桐は再び八十八旗を引きずった。
「舞衣ちゃん、い、痛いよ」
「うるさいっス」
「満月ちゃん、また、」
八十八旗が言い終わる前に霧桐は扉を閉めた。
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
今日も愛すべき『フツウ』の日。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月25日
参加申し込みの期限
2013年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!