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「あそこ?」
ダマスカスブレードを片手にした
サキリ・デイジーカッター
が尋ねると、
海原 茂
が頷く。
「あぁ、あそこに餌として人が収容されているそうだ」
「ただ、情報によると収容しているのが吸血鬼ではないって話もあるんだよねぇ」
ウォルター・B
が茂の後を継ぐようにそう言う。
「どういう事?」
「眷族でもない人間がやっている可能性があるらしい」
「……へぇ」
それを聞いたサキリの瞳に剣呑な輝きが宿る。
「それで、作戦はどうするの?」
「気配を感じた限り、大物はいないみたいだから、いつも通りでいく」
いつも通りとは即ち、単独で強力なサキリが前衛として吸血鬼を殺していき、その支援をウォルターと茂がするというもの。
シンプルで力押しに近いものだがこれがもっとも理に適った戦術でもあるのだ。
「さぁ、いくよ」
ダマスカスブレードがサキリのろっこんによって赤い輝きを帯びる。それが、開戦の合図であった。
「ぐぁあああああああぁっ!?」
「何だ、どうした!?」
「襲撃だ!!」
施設の中に吸血鬼の断末魔が響くと、まるで蜂の巣を突っついたかのような騒ぎが広がる。
吸血鬼達は常に自分達が狩る側だと思っており、こうして襲撃される事なんて全く思っていない。それ故に警備もザルで警戒もしていない。
「襲撃する側としては楽で良いけどね」
そう呟いたサキリは、赤い光と共に駆ける。そして、次の獲物と見定めた吸血鬼の首をいとも簡単に斬って見せた。
如何にダマスカスブレードと言えども、強靭な肉体を持つ吸血鬼の首をこうも簡単に斬る事は普通ではできない。しかし、自らのろっこんとそして、三年の間に身につけた戦闘技術である<刃の呼吸>によってサキリはそれを成しえていた。
「ウォルター先生、今の内に」
「りょーかい。大丈夫だとは思うけど、二人とも注意はするんだよー」
サキリが暴れて十分に吸血鬼の気を引き付けている事を確認した茂は、ウォルターへと捕まっている人々の救助を指示する。
ウォルターが離れていくのを横目で確認した茂は、吸血鬼の一人が霧に変身しようとしているのを発見した。
「させるか」
茂が指先を向けると、紫電が霧になろうとしている吸血鬼へと迸る。
<斬空赤刃>と<刃の呼吸>で正しく一騎当千の働きを見せるサキリだが、霧へと変じる事ができる吸血鬼の対処はどうしても苦労してしまう。それをこうして支援するのが茂の役目なのだ。
「な……」
霧になろうとした吸血鬼がアッサリを制されたのを見て、他の吸血鬼が唖然としている。
「赤い刃に紫電の使い手……。こ、こいつら、例のハンター共だ!」
そして、吸血鬼の一人がそう叫ぶ。
サキリ達はもう幾度もこうして施設を襲撃してきた為に、どうやら吸血鬼内で噂になってしまっているらしい。
「単独で動くな! 皆でかかぐぇっ!?」
「遅い」
何とか纏めようとしていた吸血鬼の頭を串刺しにするサキリ。
その考え自体は悪くなかったが、如何せん動くのが遅すぎたのだ。
「さぁ、どんどん行こうか」
サキリと茂が暴れているその頃。
「おやおや、これは……どういう事かなぁ?」
収容されている人々の救助をしようとしていたウォルターは困惑していた。
何故なら、吸血鬼と思わしき女性が既に救助活動をしていたからだ。
「あなたは……ハンターの方ね?」
すると、向こうもウォルターの事に気付いたようでそう尋ねてくる。
「あ、あぁ……。君は一体?」
「私は、
青山 絢
。この姿はとある方法で化けているだけで吸血鬼ではなくれっきとした人間よ」
「ワォ、本当かい? いや、嘘だって思うわけではないけど、全然わからないなぁ」
絢の言葉を確認するように彼女の全身を眺めるが、それでも尚全く分からないようでウォルターはしきりに首を傾げていた。
「そんな事より、大変なのよ」
「大変? 何がだい?」
絢が語るところによると、ここを支配している大物吸血鬼がもうすぐ帰って来るのだという。
「大丈夫だよ、多分。いや、別の意味で大丈夫じゃないかもしれないけどねぇ……」
「え?」
「へぇ……。随分と硬いね」
感心したように、そして、面白そうにサキリが笑みを漏らす。
「俺の能力の前には、そんな剣など木の枝程も役に立たんぞ」
二メートルを超える巨体を持つ吸血鬼。この吸血鬼は強力なシールドを張る能力を持っているようで、サキリの刃も茂の紫電も一切ダメージが通らないのだ。
「デイジーカッター、どうする?」
「ん。斬ってみた感じ、全く通じてないって感じではなかった。隙さえあればいけると思うから、アレをお願いして良い?」
「わかった。やってみよう」
慢心をしているのかその場を動かずにいる吸血鬼を前にして、茂とサキリが瞬時に作戦会議をする。
「いくぞっ!」
「ふん……またそれ、ぬっ!?」
茂のろっこんを一度喰らっているが故の油断。今回はダメージを与えるのが目的でなく、強烈な閃光にして目を眩ませるのが目的だった。
「こざかしい真似を! このような事をしても無駄だ!」
「それは……どうかな?」
「何ッ!?」
何故か吸血鬼の耳元で聞こえるサキリの声。
サキリには暗器のナイフ投擲から即座にブレードでの斬撃を行う<赤き双月>、斬空赤刃で赤光化させたブレードで舞うかの如く乱れ切りを行う<赤光斬舞>と言う二つの技がある。
その二つによる攻撃を全て一か所に集中させる事によって、吸血鬼の持つ硬いシールドを切り裂いていた。
そして、最後にほぼ密着の状態から最速最短の動作で首を刎ねる一撃必殺の技である<ワンインチの赤刃>を、振りぬく。
「ば、馬鹿な……」
「お前達は油断しすぎ。それじゃ、どんなに強力な力があっても勝てない」
それがその吸血鬼が聞いた最期の言葉となった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月07日
参加申し込みの期限
2020年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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