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決戦絶神! 分かれ合わさる運命、絶望、未来
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●祈りよ、願いよ、届け!
カノン砲の砲身に集う光が、歌声に応えるように強まってゆく。
まうやアイオの歌声に、愛唯たちの声が静かに重なる。
わたしがもらった力は、きっとこんな時の力なんだ。
その想いが、愛唯の歌に強さを与えていた。
(誰かが強いとか、よわいとか、わたしにはほとんどわからないけれど)
(きっときっと、みんなの小さな力が集まって、強くなると思う。だから――)
♪あなたも負けないで、今そこにいるということを忘れないで。
わたしはそれを全力で支えるの。
すべてはこの世界を護るため。
『ゆな』が愛唯に続くように歌いあげる。
♪いつまでも このまま
あなたと過ごしていたい
ずっとそう 願ってた
これからも ずっと
あなたと過ごした
大切な時を護るから
言葉にはできないけど
なくしたくないから
『ゆな』は願う。
純粋な心で守るために。
折れそうな心に寄り添って、壊れそうな心を支えて。
(難しいって思うけど、でも、あたしは神様の火を分けてもらった、特別な生き物。きっとうまくいく――!)
◇
――鈴島。
「……うまく行ったの?」
半ば呆然と
七夜 あおい
が言った。
「ああ。トファルドフスキはもういない。俺たちはやり遂げたんだ」
ふたりの
八神 修
は慌ただしく立ち動きながら答える。
ひとりは瓦礫を柱にして布を張り、掘り出した装置を一部だけ開けて覆っている。
もうひとりはその内側に鏡を貼り、厚紙の筒をセットしているようだ。
あおいには、彼の動きの意味がわからない。
「修君たちは何をしているの?」
「せっかく装置を掘り出したんだ。鏡と厚紙の筒で光線角を可能な限り集約して月を狙う。僅かな光量でも直撃なら絶神を阻害出来るかもかもしれないだろう?」
「そんなことができるの?」
「ダメ元だよ。可能性が少しでもあるなら、俺はやるのさ」
◇
月の北緯45度付近。
絶神がいるという『死の湖』に続く縦穴の前に、仲間たちは集結していた。
この場所は以前から地球の研究者たちによって、月の内部に広がる空洞へ続く縦穴の存在が有力視されていた場所だ。しかしまさかそこに悪しき神が封じられていたなどと、NYASAだって想像してはいなかったろう。
「この下は空洞になっていました。氷が存在しています! そして確かに、氷の柱の中に巨大な黒い狼が封じられていましたよ!」
蝶化して偵察に出ていた
屋敷野 梢
が戻って来て報告した。
「あたしのろっこんも、ののこちゃんはこの中にいるって示してる」
そう言ったのは美緒佳奈(
伊藤 美緒
+
伊藤 佳奈
)だ。佳奈のろっこん<イマアイニユキマス>は探したい人が居る場所周辺までのルートが光の線となって見えるものだが、その光も縦穴の中へと続いていた。
問題は、空を飛ぶ力がない者たちがどうやって縦穴を降りるかだ。
地上の1/6とはいえ重力は存在する。深い縦穴を一気に飛び降りて無事である保証はなにもない。
さてどうしようと各々が何気なく天を仰いだその時だった。
青く輝く地球の方から――しかも丁度日本の、寝子島のあたりから――微かな光が瞬くのが見えた。
「あれは……」
届いたのは、歌と、光と、風だった。
アイオのペンダントに籠っていた『癒しの光』がベールのように人々に降り注ぎ、最後の決戦を前に疲れを癒し気力を増幅させてゆく。
そして風は、瑠奈のろっこん<風のいたずら>の力だ。
その風は吹き上げるように優しく、仲間たちを包み込んでゆく。
仕切聖女メイプルリリー(
雨崎 楓香
+
三宅 ゆり
)がはっとしてみんなを見回した。
「この風に乗れば安全に下まで降りられるかも!」
寝子校生として、生徒会副会長としての自覚が、楓香を奮い立たせる。
(なんのために仕切聖女を名乗っているの? 今こそ誰かが仕切ることが必要じゃない! あたしもゆりも仕切りは得意なはず! やれる! 頑張れあたし!!)
メイプルリリーは縦穴の縁に立ち、一同を見回す。
「みんな! 自分たちも、ののこ先輩も、月面から無事に連れて帰らなきゃ! 勇気出して行こう!」
そして彼女は真っ先に縦穴へと飛び込んだ。
◇
――月。
死の湖の地下、巨大な月の溶岩洞がある。
何億年もの昔溶、月の地下にある溶岩流により形成されたと思しきこの溶岩洞の中に、巨大な頭と胴体だけの姿になった巨大な狼神はいた。
永遠にも思える闇の中で千年。
地下空洞を貫くように聳える氷の柱に捕らえられ、神は耐えてきた。
氷はもともとは空洞全体を覆っていた。しかし千年の間に少しずつ綻び、今では胴体部分を捉えるのみだ。
――とうとうここまで来たとはな。
絶神はゆっくりと瞼を開ける。
闇そのものであるかのような神の身体の胸元には、下半身を飲み込まれた
野々 ののこ
がぐったりしている。
その顔は蒼白で、意識があるようにはとても見えない。
しかしそこに風が吹いた。
星幽塔からの微かな歌を載せて、願いが、祈りが、吹いてくる。
『あたしの心は、ずっと、ののちゃんと、みんなと一緒だよ』
『ゆな』の声――瑠奈の想いだ。
『ずっとずっと、そばに、いるから。
全部終わって、この島に、この塔にフツウが戻ったら。そしたら、またカラオケシャンテに行ったり、レストラン・カミチエに行ったり、miaoに行ったりしようね』
絶神すら気づかなかったかもしれないが、このとき微かに、ほんとうに微かに……ののこの指先が動いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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