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●月、虹の入江にて(3)
ケンジが次々と先生方を確保していく間、タナカは紫相手にずーーーーっと喋っていた。
しかも同じようなことを繰り返し繰り返し喋っている。
(いつまでグチグチ言ってるつもりよ。もう堪忍袋の緒がキレそう……!)
愛する姉、紫との時間を邪魔され続けた妹、蒼の怒りもいよいよ臨界点というそのとき。
「やあ、話に花が咲いているところ邪魔するよ。おつまみ作ったんだけど、どう?」
榛色の髪に勿忘草色の瞳をした四十路ほどの男性と、彼によく似た少年が、皿を両手に近づいて来た。
ハルキ・イエハナ
と、分離して子どもになった
少年ハルキ
である。
「疲れてんなら食べて、寝ろ。話はそれからだ」
紫たちに助け舟を出すように、ハルキはタナカの背をぽんぽんと叩き、すこし離れたテーブルへ誘う。
並べられたのはスティック野菜に塩と味噌。たんぽぽ色した厚焼き玉子に焦がしネギ味噌のスープ。
ほっとする香りに、タナカの眉と眉の間がふわり広がる。
ハルキのつまみに舌鼓を打っていると、今度は胸が零れそうなセクシービキニの少女と、小学生くらいでC~Dカップの胸をフリルの可愛らしいビキニに包み込んだ女の子が、フルーツ盛り合わせを持ってやってきた。
普段通りの
巫部 紫苑
と、分離してロリっ娘になった紫苑である。
「手酌も寂しいでしょう、お注ぎします」
紫苑にお酌され、タナカは目をトロンとさせた。まるで竜宮城で持てなしをうける浦島太郎のような心持ちなのだろう。紫苑は大人ハルキにも酒を勧めたが、彼はそれを丁重に断った。
「飲めないんだ、酒癖悪いらしい」
酔うと滅法、人たらしらしい。記憶が薄いので自分では分からないが。
その代わりと言ってはなんだが、ハルキはタナカの酒の好みや酒量を記録し始めた。なんといっても悪酔いしすぎず、楽しく飲めるのが一番だ。
「ふうん、酒の好みは重めの濁り系ね。酒とノンアルは半々で飲むといい」
タナカに塩レモン水を一杯飲ませ、それからハルキはさして自分から話すこともなく、頬杖をついて賑やかな若者たちを眺めている。タナカのくたびれた大人感に親近感を抱いていたというのもある。話したくなったら話せばいいというその雰囲気が、タナカを心地よくさせていた。
口出しせず、大人達を眺めていた少年ハルキは、
ロリ紫苑
からメロンやらパイナップルのカットフルーツを貰い、無表情ながら嬉しそうに食べている。ただ、そのうちに、紫苑たちが見た目以上に健啖家なことに目を丸くする羽目になった。
「小さいもう一人の私さん、そちらのドラゴンフルーツを取ってくださいな♪」
「はいどうぞ。大きいもう一人の私さん、ハルキさんの厚焼き玉子を取ってくださいな♪」
優雅な仕草ながら次々に料理を平らげてゆく紫苑とロリ紫苑。
「何だか分からないですけど、タナカさんも辛かったのですね」
「あ、私達未成年なのでジュースでご一緒させて貰いますね」
そう言いながらパクパクパクパク。ペースを変えずテンポよく食べ続ける少女たちのお腹は一体どうなっているのか。異次元の食欲に、あれもお食べ、これもお食べ、とつい皿を差し出してしまうタナカ。それを遠慮なく食べる紫苑たち。若い女の子がこうも気持ちよく食べてくれると、タナカも胸がすく思いがして楽しい。
「足りなくなってきましたね。もうすこしフルーツを切り分けてきましょう」
「お料理も出来るみたいですね。わたしも軽くお酒の肴を作りましょう」
紫苑たちが席を外すと、入れ違いに女の子たちが近づいてくる。
大きなルビーのような瞳をパチクリさせているのは
百岳 甘桃
――
甘ちゃん
。彼女にそっくりで、テディベアの『くまもも』を背中に縛って背負っているのがもうひとりの甘桃――
桃ちゃん
。
「すごーい! 月には海があるって図鑑にあったけど、ほんとーに海だ!」
「おじさん、お酒飲むのならわたし達が盛り上げてあげる!」
元気いっぱいな甘桃たちの影から現れたのは、ボブの黒髪で柔和な雰囲気の少女たち。
分離した
宮祀 智瑜
である。
ちょっとドジなところまで同じで、躓いてタナカにダイブしてしまう。
「はわわ!」
「ご、ごめんなさい! いたかったですか?」
いや、そのほわんとした胸で怪我はしませんよ、と言いかけたタナカは、最後に現れた緑髪のサイドテール少女がおもむろに繰り出した腹パンで吹っ飛んだ。
「僕たちはフラットなぼでぇに、あついはーとそして、器用な手先と硬い拳をてにいれたぞ!」
『うわー、円ちゃん! 問答無用で吹っ飛ばしちゃダメ』
緑髪のサイドテール少女は、
桜庭 円
と
小山内 海
が合体した姿――
まどみ
だ。
「なんで? これは精神攻撃の類に違いないよ!」
『精神攻撃? フルーツに水着にお酒と、こう楽し気な雰囲気の場所に同情を誘うような姿の人を置いて攻撃をさせる気をなくすとかそういう系の?』
「そうだよ。だってよく見て。これのどこが、罰? 何が罰? むしろご褒美に見えるんだけど」
『それでもいきなり腹パンはだめだって』
海に宥められた円は仕方なく、吹っ飛んで白目をむいていたタナカを引き起こした。
「まぁ、話を聞きませうか、それからでも遅くはあるまい」
あのう、と智瑜が割って入る。
「私、田中さんのお話聞いてみたいです。任せて貰えませんか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月01日
参加申し込みの期限
2020年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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