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\ オーバータイム!/
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あなたのスケジュール、教えてください! ~特別な一日編~
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白石 龍樹
は起床して歯磨きをして朝ご飯が用意されたテーブルについた。メニューはパン、目玉焼き、味噌汁。龍樹はぼんやりしながら目玉焼きにソースをかけた。
「……あ!?」
今日は完全に醤油の気分だったのに。
「ああ……」
ややテンションが下がったものの、今日の学校は午前で下校予定だ。いつもより遊ぶ時間がある。今から楽しみだ。
聞いてる? と言われて顔を上げると、母が眉を寄せていた。
「え?」
寝ぼけているのか聞かれ、少し混乱する。ご飯だそうだ。
「あ、うん。行くよ」
もそもそと朝ご飯を食べながら生返事をする。
そんなやりとりを思い出したのは友人達とボールを蹴り始めた時だった。
「おいーどうしたんだよ」
「大丈夫かー?」
いきなり動きを止めた龍樹を友人達が心配して声をかけてきた。
「ごめん、今日ちょっと用事があった」
友人たちに謝って、慌てて家へと帰ることにした。家について急いで玄関のドアを開ける。
「ただいまー、母ちゃん、ごめん。俺すっかり」
リビングへ入ると、
「……すう、すう……」
寝息を立てて寝ていたのだった。
「母ちゃんっ!!」
〇
母を起こして歯医者へやってきたのだが、独特の匂いには嫌な思い出が多いが、今日はフッ素を塗ってもらうだけなので気が楽である。
診察台に乗って口を開けようとすると、
「リンゴとオレンジだったらどっちがいいかな?」
「リンゴ? オレンジ?」
「甘い味がついてるフッ素を塗ってあげようと思ってね」
「えっ」
半信半疑だったが、脱脂綿に染み込ませて塗ってもらうと、じんわりとリンゴ味が。
(お、おいしい!)
りんご味の飴でも舐めているようだ。
フッ素を塗った後はお菓子が食べられないのだが、我慢できそうな気がしてきた。
「あれ?」
フッ素を塗っていた歯医者が首を傾げる。
「んー、虫歯になりかけの歯があるね。どうしよう、ちゃんと歯磨きすれば虫歯にならないように出来ると思うけど、削っておく? お母さんに聞いてみようか?」
龍樹はどうにか首を横に振る。
「歯磨き、頑張りますっ」
どうにか治療だけは免れた。
待合室へ戻ると、母親に褒められた。それから父が帰ってくるとの知らせを聞く。
「ほんと!?」
お土産にドーナツ買って来る、とのこと。
「やったあ!」
と、喜んだのも束の間。
「……あ」
ふと、フッ素のことを思い出した。みると母親の笑顔が。ドーナツは明日ね、と。
龍樹は肩を落とした。
「はーい」
それでも、今夜は一緒にカプギアが出来る。
「楽しみだなぁ」
早く父親の顔が見たい。
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担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月10日
参加申し込みの期限
2020年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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