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【バレンタイン】ホワイトチョコレート・アイランド
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◆放課後がやって来た。
さて、今年も開幕だ。誰に言うでもなく胸の中で、
八神 修
は独り言ちた。
野々 ののこ
が計画している、放課後の大・友チョコ配り大会(仮称)。去年のバレンタインデーにも行われたそれで、修とののこは一緒に友チョコを配ったのだ。
ならばきっと今年もやるだろうと、想像するのは難しい事ではなかったから、今年も配るならまた一緒にやらないか? と誘った修に誘われたののこは「いいよ!」と快諾し。その返事に内心で快哉をあげた修は、
七夜 あおい
にも「一緒にどう?」と誘ったのだった。
そんな訳で放課後になった今、修がまずあおいと一緒に向かったのは職員室だった。校門でチョコをみんなに配るという、ちょっとしたイベントの許可を取った方が良いのでは……と考えたのだ。
ゆえに職員室に赴いて、軽く事情を話すと教師は「え? 別に好きにやって良いよ?」とあっさり頷いた。よし、とすぐさま校門で準備中のはずのののこに電話して、問題ないとの話を伝える。
そうなれば、後は早かった。修達が校門に着いた頃には、実は連絡を貰う前から友チョコを配り始めていたののこが、活き活きと飛び回るように――否、文字通り飛び回って友チョコを配りまくっていて。
そんなののこと合流して、修とあおいもどんどんとチョコを配っていった。折しもちょうど下校が始まった頃だ、校門から出ていく人、入っていく人が入り乱れる中を次から次へと、例えるなら街頭キャッチか! というくらい配って回る。
そのおかげだろう、ののこが大量に用意していた幾つものカバンに一杯の友チョコは、あっという間に無くなった。その結果にギャラリー――が居た、なぜか――からわっと歓声が上がる中、こく、とののこが小首を傾げる。
「去年より増やしたんだけどなー。まだ少なかったかな?」
「いや、幸せのお裾分けは十分に出来たんじゃないかな。野々のアイディアで皆、笑顔になったよ」
「なら良かった! 楽しかったね、修くん、あおいちゃん!」
ほら、と修が示した沸き立つギャラリーを見て、ののこは言葉通り楽しそうな笑顔になった。実際、配っている時の彼女は見るからにハイテンションで、たまにあおいに制される場面もあったほどだ。
そんな、ちょっと苦労(?)もしたあおいもけれども、ののこの言葉に「楽しかったねー」とにこにこしていた。ならばこの『イベント』は間違いなく修にとって大成功だ――あおいの心に残る楽しい1日であれば、それに勝る幸いはないのだから。
そんな、賑やかな様子の校門を潜り抜けて校内へと戻ってきた
御巫 時子
は、ののこ達から受け取ったチョコをカバンに仕舞って、理科室へと足を向けた。実は放課後になってからすぐに寮に戻って、冷していたチョコを取って来たのだった。
バレンタインだからだろう、いつもよりも残っている生徒が多くざわめいているように感じる校内は、だが理科室の辺りまでくればいつも通りの静けさの漂う、密やかな空気が保たれていた。否――そう感じるのは時子がこれから、チョコを渡すのに緊張しているせいか。
理科室の前で立ち止まり、まずは鞄に入れたラッピングしたチョコを確認した。桜花寮との往復で少し乱れてしまった制服と髪を整えて、気持ちを落ち着けるため大きく深呼吸をする。
時子の想う相手である
五十嵐 尚輝
先生は、放課後のこの時間は理科室に居るはずだった。そして、ここなら誰かに邪魔されたりして、有耶無耶のうちにチョコだけ渡す――なんて悲しい結末になる可能性も低い。
だから――すぅ、と今度は己を鼓舞すべく息を吸ってノックしようと手を上げた、時子からはもちろん見えない校舎裏へと続く道を、
万条 幸次
は歩いていた。後輩の
愛猫 萌々子
から、校舎裏に呼び出されたのだ。
後輩、とは言っても実の所、彼女が1年生だから2年生の幸次から見れば後輩にあたるというだけで、直接の交流はほとんどない。というか、彼女とは先日のスキー&スノボ合宿の時に初めて会ったぐらいだし――
(……合宿、なぁ)
その時の出来事を思い出し、幸次は何とも言えない表情になった。最終的にアレは和解出来たとはいえ、萌々子にはどちらかと言えば、あまり良い印象は持たれてなさそうな気がする。
だというのに、何故か萌々子に呼び出された事がクラス中に広まっていて、しかも『絶対告白だ』とか噂されてるのが居た堪れないような、むず痒いような。教室を出てくる時もそれで囃されたのを、別にそうと決まったわけじゃないし……と言いながら出て来たくらいだ。
そんな事を思い返しながら、待ち合わせ場所へと幸次は向かう。その内心は――だが、実の所は自分でも怖いぐらいわくわくしていた。
(いやだって、ひょっとしたらひょっとするかもだし……)
そうと決まったわけじゃないけれど、そうじゃないと決まったわけでもない。だからひょっとしたらひょっとして、ひょっとするかもしれないじゃないか。
だったらどうしようかなぁ、と妄想にふける幸次がやって来るのを、萌々子はすでに校舎裏で待っていた。時々きょろ、と辺りを見回しているのは、幸次が来たか確かめると同時に、他に人が来ないか警戒しているからだ。
これから萌々子が幸次と話したいと思っているのは、ろっこんにまつわる出来事。だから、不用意に人の耳に入ってしまうような事態は、極力避けたかった。
人のいない校舎の裏を待ち合わせ場所に指定したのも、それゆえだ。あと、『あの時』は本当に申し訳ない事をしてしまったから、せめてものお詫びの気持ちを込めて、『somnium』で購入した猫型チョコレートを用意した。
(お口に合うと良いんですが……)
ほぅ、と息を吐いて萌々子はまた、辺りをきょろ、と見回す。もちろん、残念ながらそこに恋愛的要素は皆無なのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年09月28日
参加申し込みの期限
2020年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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