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ファンタジーDay★
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~九夜山。展望台駅付近。ブリジット、円、冬華、海、刀、能美子一行~
「あふぅ……ねむい……もうこんな時間だよ」
円は腕に巻いているゼンマイ式腕時計を見て呟く。
すでに深夜と言っても差し支えない時間になっていた。
先程の打ち合わせで、2つのグループで挟み込み、円状に展開して攻撃することが決定された。
「にゃー」
円の肩でにゃーくんが一鳴きする。
「にゃーくん、どうしたの? お腹すいた?」
前方の一点をを見つめて、にゃーくんが唸る。
爪が肩に食い込む。
「ふにゃ~~~~」
「………いた……頭に宝石だ」
灰色の小型のスライムが数匹。
その内の一匹は頭に宝石のような光る物を乗せたボスだ。
「……みんな、準備はいい?」
ブリジットの声にそれぞれが応える。
「それじゃ…………戦闘開始!」
「桜庭、行くぞ! 小山内は援護頼む!」
「りょーかい」
『わかった。きをつけて』
刀が先陣を切って疾走する。
こちらに気づいた護衛のスライムがボスを守るように飛びかかってきた。
―くっ、速い!―
ギリギリで攻撃を躱す刀。
「たぁー!」
円がボクシングのフットワークで迫り、ガントレットで殴ろうとする。
シュ!
円の攻撃は護衛スライムをかするものの、ダメージを与えるまでには至らない。
『!』
海がペンを取りだし、宙に軌跡を描く。
太ももに取り付けてあったバンドからナイフを取りだし、投擲!
軌跡に沿って、空気を切り裂くような音を立ててナイフが飛ぶ。
海のろっこん、〈アクセラレイトライン〉だ。
シュバァアア!
ピギャア!
ナイフがスライムの一部を切り取る。
「ナイスだ、小山内! いっけええ」
カチリと頭の中で撃鉄が落ちる。
刀の動きが加速する。
周囲の動きがスローモーションのように遅くなるような感覚。
あれ程速かったスライムが今はナメクジのよう。
袈裟切りに刀を振る。
シュバァアア!
ピギャア~~~~~~!
体を二つに裂かれたスライムは、体液を噴きだし、絶命した。
「こっち、こっち~~~」
ブリジットがボススライムに合流しようとする、護衛スライムの動きを翻弄する。
―ふふ、今のところ上手く行ってるわ。ボススライムはレティシア達の方に行ったみたいだし……各個撃破ね―
「能美子、さっさとやっつけて。こんなヌルヌルベトベトしたものに、触りたくないわ」
「分かってる! まったく、勝手なことを……」
片手斧を振り回し、護衛スライムを追いかけ回す能美子。
鋭い切っ先が空をきる。
今まで対峙してきたスライムとは速さが違う。
「この、ちょこまかと……私に斬られなさいよ!」
ドワーフとなってパワーを手に入れた物の、背が低くなったせいで歩幅が狭い。
後一歩の所で逃してしまう。
「きゃあ! こ、こっち来ないでくださいぁ~~~い」
能美子の斧を避けたスライムが、冬華に飛びかかる。
ダガーを振り回すがかすりもしない。
きゃあきゃあと叫びながら走り回る。
ガッ!
「きゃ、きゃあ!」
殆ど明かりもない中で走り回った為、足元の根っこに気がつかず転ぶ冬華。
攻撃目標を見失ったスライムは、木の幹に張り付いた。
「チャンス! 能美子!」
「分かってる! ええええいい!」
ガィイイイ!
ピギャア~~~!
木ごと断ち切られるスライム。
叩き潰されたスライムは、粘液を噴きだす。
「んえ? きゃああぁん!」
潰されたスライムが、側に居た冬華にくっついた。
「どうした!? 大丈夫か北条!」
叫び声を聞きつけた刀が駆け付ける。
その刀の目に映ったのは、スライムに襲われている冬華の姿。(刀視点)
「く、北条から離れろ!」
慌ててスライムをはぎ取る刀。
「きゃ、だめです~~~!」
その下から現れたのは……服の大部分が溶けてしまった……冬華の肢体。
微かな星明かりに照らされた体は色を失い、青白く儚く映る。
破れかけた下着を通し、豊満な二つの双丘が波打ち、これが現実だと訴えている。
囚われたように刀の視線は動かない、動かせない。
「刀、いつまで見てのよ? この変態~~~」
ブリジットの呆れたような声音が、刀の硬直を解く。
「…………これは、その……不可抗力だ」
刀は慌てて上着を脱ぐと、冬華に掛ける。
『かたなくん、だめー』
海が唇をへの字に曲げていた。
「修羅場だよーにゃーくん」
円が肩に乗ったにゃーくんに話しかけていた。
「その……ごめんなさい、北条さん」
能美子が小さく頭を下げる。
「う、ううん、気にしないでください。不可抗力ですから……ね、刀さん?」
恥じらいつつも笑みを浮かべる冬華。
「あ、ああ、そ、そういうことだ」
―女子の視線が痛い……しょうがないだろう、これは……―
わざとらしい咳払いをする刀だった。
~九夜山。展望台駅付近。レティシア、海斗、尾鎌、れみ、マウル一行~
「ボスが来たぜ~~~~!」
マウルが大木の上からメンバーに知らせる。
アボリジナルの狩人を父に持つ彼。野生動物並の視力と直感で敵を捕らえていた。
ガサガサガサ……
草むらを掻き分ける音が次第に大きくなる。
焦っているのだろうか、警戒することもなく、一直線に突っ込んできているようだ。
「あと少し、もう少し…………出るぞ!」
マウルの声が響く!
ガサガサガサ……ザッ!
ボスが姿をあらわす。
形こそ他のスライムと類似しているが、その頭部? には微かな星明かりに反射する宝石のような物が乗っていた。
「ほほほ、いくわよぉ~~~~~はぃいい!」
尾鎌が呼吸を整え、気を巡らす。
五感を活性化させて、感覚を研ぎ澄ませる。
明確な殺気をスライムに送る!
ギュィイイ!!
気圧されたように震えるボススライム。
「突撃準備よし! スライムさんには悪いけど、刀の錆びになってもらうべ!」
海斗が鎧を軋ませ迫る。
「とおりゃあ~~~~~~だっちゃあ!」
突進の勢いを乗せて刀を薙ぐ。
シュチィイイイイ!!
ギュイ!!
「くぅう、硬いっちゃ!」
灰色の体に亀裂が走る。
しかし致命傷には至らない。
ボススライムは口らしき所から粘液を噴きだす。
ギュィ! ……ブシャーー!!
「ちゃ!?」
大振りしたせいで体勢が崩れている海斗。
粘液自体は防いだ物の、吹き飛ばされて大木に打ち付けられる。
「ぐぅうぅう!」
苦悶の表情を浮かべる海斗。
「よくもやってくれたわね!」
大柄な体からは想像も出来ないスピードでスライムに迫る尾鎌。コンパクトな構えから、神速の掌打を繰り出す。
外功でコーティングされた手の平には、粘液は効かないようだ。
ビシ! ビシシシシ!
ギュィ、ギュィイイ!
怯むボススライム。
「レティシア! 今のうちに鈴野を!」
状況を見ていたマウルが、指示を出す。
「はぁい! 鈴野さん、直ぐに楽になりますから…………んん」
駆け寄ったレティシアが海斗の手を握り、強く願う。
彼女のろっこん〈La lumiere d'ange 〉が発動し、海斗を癒していく。―ふわぁ~~~ぽかぽかして気持ちいいっちゃ……レティシアさんの手って柔らかいっちゃなぁ~良い匂いもするし……オラ幸せだっちゃ―
夢見心地な海斗を見ながら、レティシアは頷く。
―いつもより治療のスピードが速い……変化しているせいかしら―
「はい、はいはいぃい~~~!」
尾鎌の掌打がボススライムを捕らえる。
ビシ!
ギュィイイ!
次第に表面の亀裂が大きくなり、体液の流失量が多くなっていく。
「チャンスだ! 落神!」
「わかりましたわ!」
マウルの声に呼応するれみ。
フリントロックの銃を構え、撃鉄を起こす。
装填に時間が掛るため、必中のタイミングを狙っていた。
―これを外したら……ううん、当ててみせますわ!―
ぼんやりとスライムのシルエットが浮かぶ。
「はぃいいいいい~~~!」
カウンター気味に尾鎌の打撃が入る。
大きなダメージが入ったのか、硬直するスライム。
尾鎌が身を低くした。
「落神! 今だ!」
「はい!」
そっと息を吐きながら、トリガーを引く。
空気を破裂させるような音を響かせ、炸薬が発火する。
銃身を通り抜け、回転を与えられた弾丸がスライムに迫る……
ギュィイイ!
「ええ!?」
生き延びたいという本能の成せる技か……スライムがギリギリ弾丸を躱す!
―装填……間に合わない……え、どうして!?―
れみの大きな目が瞬く。
ビシィイイイイィン!!
一度抜けた弾丸が、弧を描き、亀裂に命中した!
ギュィイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!
全身を振わせ、耳障りな悲鳴を上げるボススライム。
大量の粘液を振り撒きながら、次第に痙攣が小さくなってく。
そして……空気が抜けたビーチボールのように、真っ平らになった。
「どうして? 私、外した筈ですのに……」
呆然と呟くれみ。
「グッジョブ、落神」
大木の上からマウルが声を掛ける。
暗闇の中で白い歯が光る。
「マウルさん……あ、もしかしてあなたが?」
「まあな。今なら力が増してるから、上手く行くかもなんて思ってさ」
ブーメランをコンコンと指先で叩く。
マウルのろっこん、〈救いの手〉が弾丸の軌跡を変えたのだった。
「さ、そいつを拾ってみんなのところに行こうぜ!」
マウルが指差す先には……星明かりを受けて、輝く宝石があった。
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甲二
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月23日
参加申し込みの期限
2013年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月30日 11時00分
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