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\ オーバータイム!/
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Real Thing Shakes
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寛美との短い邂逅はたちまち終わり、歩き出せばまた通りは静寂に帰す。
数歩もいかぬうちに、寛美の声や体温といった気配も消滅した。
果たして詠とは本当に会ったのか、さきほどのあれは、いつかの記憶を回顧しただけなのか。
そんな気もしてくる。
いつの間にか源一の眼前には目的地があった。
駅だ。
駅舎にはあかりが灯り、屋根は雪に覆われている。分厚いコートを着た駅員が、それでも寒そうに襟を立て、白手袋をはめた両手をこすり合わせていた。
ここから寝子島電鉄に乗り、何度か乗り換えることになる。先は長い。だがそのために余裕を持って出たのだ。旅を楽しむとまではいかずとも、気持だけでもゆっくりと行こう。
いよいよだなと思うと同時に、忘れかけていた痛みを思い出す。
自宅玄関先での話だ。
もはや原色がわからなくなったほど古びたジャンパーを手にした源一に、着てけ、と新品のダウンジャケットを差し出す手があった。
しなびた手、ふしくれだらけ、焦げ茶色の。
けれどがっしりとした力強い手だった。
『着くまでに風邪引くだろうが、そんなん着てたら』
あまりに意外な申し出に源一は礼を言うことすら忘れ、しばし黙って、手とダウンジャケットを交互に見比べていた。
新品のダウンは干したばかりの布団のような香りだ。
なにボンヤリしてやがる、と声の主はおかしそうに言った。源一の戸惑いをあきらかに楽しんでいる。それでいてプレゼントだとか早めの合格祝だとか言わないあたりがこの老人らしい。
しっかりせい、と祖父は言って発破を源一の背にくれた。
「……力一杯叩きやがって」
まだ背中がひりひりと痛む。
しかしその痛みが心強く、背中を押されるようにも思った。
「よし」
改札を通ると同時に肚が据わった。
より手強い勝負がこの先に控えているのだ。このくらいは……軽く、片付けてしまわないとな。
人事を尽くし、天命を待つ。まずは一つ片づけてしまおう。
切符を買う頃にはもう陽が昇り始めていた。
駅のホームから、ふと見上げると青空が見える。
いつの間にか分厚い雲は消え失せていた。雪ももうない。
源一は目を細めた。
差し込んだ陽射しに春を感じた気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月22日
参加申し込みの期限
2020年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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