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空飛ぶ秘密
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まずいですとってもまずいですとてもとてもまずいですっ!!
冷や汗をかきながら
御陵 春哉
はシーサイド丘公園を走っていた。
脳内は封印したはずの黒歴史が走馬灯の様にだばだば流れ、羞恥心は限界まで高まっている。
叶うことなら身投げしたい。できるなら過去に戻って自分の頭をぶん殴ってやりたい。
今ならわかる。この恥ずかしさ。このイタさ。
なぜ人は一瞬でもそれをカッコイイ、イケてる、などと心の底から信じられるのであろうか。
御陵はすでに半泣きだ。飛び立った楽譜を追って走り続け、息が苦しい。
だが、あんなものが他人の目に触れたら息が苦しいどころの騒ぎではない。
「どこにいっちゃたんですかー」
それらしい紙束を見つけては飛び掛る勢いで確認していくが、求めるものは無く。
「これもちがったです……」
物が物だけに、友人たちに聞くことも出来ず、ねこったーの情報を頼りに一人で探しているが、そろそろ見つけられるか不安になってきた。
「あぁぁぁ、でもでも絶対、あんなの人に聞けないですよー」
脳内に流れる、メロディ付の恥ずかしい歌詞。
廻りくる季節
咲き乱れる華の馨り
楽しげな笑顔
貴方に逢えるだろうか
陽の光の中では叶わない
月夜にそっと祈りを捧げ
闇の夢でも良い
貴方に逢えるなら深い闇に堕ちても
華の馨りが届かない微笑の無い世界でも
「いやあああああながれないでええええええっ」
ぶんぶん頭を振って再生される歌声(CV:自分)を振り払う。
信じられないことにこれを人前で歌えると思っていたのだ。
なんならドームライブで。
自分が信じられない。
なんで馨りとか書けたのか。携帯の予測変換か? 辞書か?
忙しくセルフ突っ込みをしながら、御陵は虚ろに笑う。
「はやく、見つけないと……」
がさがさと植え込みを掻き分ける。
「……あっ……ん?」
枝葉に埋もれていたノートは、御陵の楽譜ではなかった。
「古い……ノート?」
学校でよく使われている、ごく一般的なノートだ。少し表紙に痛みがあるから、誰かが使い込んでいるのだろう。
「これも、空を飛んだノートなんでしょうか……」
だとしたら、持ち主に返さなければ。
その人物の心情は察するに余りある。
表紙にも裏表紙にも名前は書かれていない、申し訳ないな、と思いながら、御陵がぱらりとノートを開く。
「ちょっとまったああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
肺活量めいっぱい使った絶叫に御陵が驚いて肩を跳ねさせる。
「え、なっ」
振り返った先には猛牛もかくや、の勢いで突っ走ってくる
廻 春告
。
「……そのっ……のーとぉー……」
パーカーを着用し、左目には海賊の様な黒い眼帯をした青年が、呼吸も荒くゆらぁりと顔を上げる。
「ひっ」
思わず悲鳴を上げてしまっても仕方が無いだろう。
「中……見たか……?」
もともと肌が白いのだろう。廻の顔色は酸欠と焦りから青白い。
御陵はぶんぶん首を振って否定する。
何だか黒歴史的な色々見えた気もするが、目の前の衝撃の前に内容など頭から飛んでしまっているし、全力で記憶から消すので許して欲しい。
「……そう、か」
深々とため息をついて廻が空を仰ぐ。
「あの、これ……君の、ですか?」
びくびくと御陵が声をかける。
「……あぁ……悪い、驚かせたな」
中二病全開の黒歴史ノートが人目に触れなかった事に安心して、落ち着きを取り戻した廻が謝罪する。
「いえ……大丈夫です」
苦笑しながらノートを廻に渡す。
突然秘密が飛び立ってしまえば、誰でも取り乱すだろう。
現に御陵だって異様なテンションで楽譜を探していたのだ。
良かったですね、と言いかけた御陵の目が見開かれた。
「その……楽譜……」
「ん?」
廻の手には五線譜ノート。
「もしかして……」
廻がじっと御陵を見つめる。
「……
御陵 春哉
?」
確定である。
「お帰りなさい私の黒歴史ー!!」
奪い取る勢いで楽譜を捕獲すると胸に抱く。
「貴様残らず灰にしてやるからな……!!」
御陵の顔色は青いのか赤いのか判然としない。
「あー……うん、俺も中は見てないぜ」
その心遣いが胸に痛いです!!
とほほ、と肩を落として御陵は落ち込んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月14日
参加申し込みの期限
2013年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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