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空飛ぶ秘密
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「……双葉」
一発で不機嫌だと分かるその声に、双葉の動きがぴたりと止まる。
「八神か……」
「秘密を持ち主に返して、速やかに記録した映像を破棄しろ」
周辺一帯の体感温度が一気に下がった。
怖い。
とても怖い。
いつものポーカーフェイスは崩れていないのにはっきり怒っていると分かる。
凄味を増したその表情のせいか、普段より美しく見えて、恐怖心を煽る。
双葉はもちろんだが、集まった一行も悪いことはしていないはずなのに冷や汗を出して固まった。
冷気に固まらなかったメンバーが、八神に続いて双葉を包囲する。
「……次はあてるよ?」
チョークを構えて逆巻が威嚇する。
「拒むなら、強引にでも従ってもらうぞ」
御剣は愛用の竹刀を構えて怒気を放つ。
「わー……美人さんが怒ると迫力ですねぇ」
多喜はおおらかだった。
「……分かった分かった、十分楽しませてもらったからな」
ぴっと電子音が響く。双葉がカメラの電源を落としたのだ。
肩をすくめると双葉はあっさり両手を挙げて降参した。
「ほら、もうなくすなよ?」
そういって集めた写真たちを高城に差し出す。
「~~~~っ!!」
安堵に声にならない叫びを上げてしっかりと写真を胸に抱く高城。
「良かったな!」
よしよしと奈良橋が頭を撫で、廻がほっと息をつく。
最大の被害者である高城を皆で慰める。
「双葉」
大団円っぽい空気にまぎれて立ち去ろうとする双葉を八神が呼び止める。
「ビデオ」
よこせ、と手を差し出すその表情はすばらしい笑顔だ。
「家に帰ってからの楽しみくらい、いいだろう?」
ダメに決まっている。
氷の微笑みにガン見されて、双葉は音を上げた。
「う~……今回だけだぞっ」
脳内ライブラリで我慢することにして、しぶしぶカメラを八神に渡す。
「あ、結局俺の写真見つかってない……」
花厳が我に返って頭を抱える。
「どんな写真なのだ? 真央ちゃん回収してるかもしれないのだ!」
ずいっと差し出された透明ゴミ袋を見れば、水着姿の女児と目が合った。
「……うん、回収してもらってるみたい……」
首を傾げる後木に、どう説明するべきか。
言葉も見つからずに花厳はその場にへたり込んだ。
「どうしたの「真央ちゃんーーーーーーーーーーーっ!!!!」」
会話は宇佐美の絶叫にかき消された。
「もっちゃんセンパイ!?」
さすが陸上部。全力疾走も美しいフォームだ。
「メール! メールのっ!!」
がしぃっと後木の肩をつかんで揺さぶる。
あぁ、この人もか……と生暖かい気持ちになる花厳だった。
「あぁ、ちゃんと回収してるのだ!!」
ずいっと差し出された【部活日誌兼食事日誌兼レシピノート】を受け取る。
「……見た?」
「表紙でもっちゃんセンパイのって分かったから見てないのだ! 安心するのだ!」
「よかったー!! カロリーオーバーとかでもおいしかったとか思ってうっかり真面目にスケッチしたケーキの絵とか見られてなかった!!」
安心のあまり秘密を口走ってしまったようだ。
「もっちゃんセンパイ、全部口から出てるのだ」
「聞かなかったことにしてあげようよ……」
花厳の言葉にそれもそうなのだ、と頷いた。
「大体、収束、か?」
慰めあったり、拾った秘密の情報を交換したり、ねこったーに上げてみたり、ざわざわする一行を眺めて、御剣がため息をつく。
「あぁ、持ち主が判明していない秘密は後日相手を特定して渡すか、処分しかないだろうな」
逆巻が少し疲れたように苦笑する。
「ゴミの日滅殺なら真央ちゃんにまかせるのだ!」
ずいっとゴミ袋を掲げられる。後木はまだまだ元気いっぱいのようだ。
「持ち主が見つかるのが一番だが……いや、それもだが」
「どうした?」
考え込む御剣に視線が集まる。
「……再発防止も考えなければ、と」
確かにその通りだ。
「俺はとりあえずテオを探してみる。秘密の持ち主については任せても良いか?」
「真央ちゃんが責任持って探してみるのだ!」
御剣は持っていた布袋を後木に預ける。
「僕も行く」
「なら、二人に頼もうかな」
カメラのデータを消去し終わった八神が目を細める。
「俺の方でも、もう少し調べてみる」
「……頼む、シュウ」
信頼を乗せた逆巻の呼びかけに、八神が目を見張る。
「ああ。了解だ」
八神が頷くのを確認すると、二人はテオを探しに公園を後にした。
「それにしても、修ちゃんあんなに怒るとは思わなかったのだ」
二人を見送ってから、後木が意外そうに呟いた。
「うん? 別に怒っていた訳じゃないさ」
いやそれ嘘だろう、と思ったが後木は賢明にも口にしなかった。
「ただ、秘密は……」
胸を指して、余裕たっぷりに八神が微笑む。
「ここにしまっておくもの、さ」
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あとがき
担当マスター:
笠井 月子
ファンレターはマスターページから!
ご参加いただきありがとうございました!
皆様のアクションに「よし分かった! つまりこういうことだな!?」と全力で走ってみましたが、
「ちげぇし!! そうじゃねぇし!!」と突っ込まれないかどきどきです(*^-^b
右往左往しながらの作業でしたが、のた打ち回りながらも楽しい時間でした。
少しでも楽しんでいただければ嬉しく思います。
アクションの全てを生かせるように、と思いつつ、諸事情で叶える事ができず、申し訳なく思います。
明記されていない【秘密の紙】についても交換大会等で無事に手元に戻ってきたと思われます。
大事な秘密は! 飛ばないように! 気をつけよう!
個別コメントにてお礼等を載せております。
感想・質問等何かございましたら、お気軽に。
ところで個別コメントってキャラ宛なんですかね? プレイヤー様宛なんですかね??
どちらの方が喜ばれるのか実はよく分かってなかったりします。
何はともあれ、ど新米MSのシナリオにご参加頂きありがとうございました!
また、別のシナリオでお会いできることを楽しみにしています。(*^-^♪
【運営部より追記】
リアクションの一部が抜けておりましたので、追記いたしました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月14日
参加申し込みの期限
2013年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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