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~紫色の輪舞曲~ 亜空間の研究所にて巡り合うは過去の記憶
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ロビーに戻るとキーコードが集まったらしく、データ棟に向かう事となった。
道の途中ではガードロボットや複数の実験体達が襲い掛かり、ちーあを守りながら進行し何とか最奥部のドーム状の部屋に辿り着く。
ちーあはその奥にある壁に設置された端末をかたかたと操作するとぶつぶつと何かを呟き始めた。どうやらデータのダウンロードが始まった様である。
だがその瞬間、天井を割って何かが部屋に侵入してきた。
その姿はイザナとツクヨを足して2で割ったような顔をしている女性であった。全身をラバーの様な素材のスーツで覆っている。
ツクヨに似たロングヘアの赤い髪を揺らしながら金色の瞳で一同を見て静香に笑う謎の存在。そのスタイルはツクヨに負けず劣らずわがままボディであった。
「良い感じに育ちましたね、ツクヨ。それなら私の子種を受け入れるに値する体でしょう。」
冷静にこちらを見据える謎の存在、それは自分の事を実験体XX、識別名称アマテと名乗った。
そんな実験体アマテの前に立ち塞がったのは
曖浜 鴻
である。彼は口の中を軽く噛み切り、力が欲しいと願う。
その瞬間、鴻は身体中に力が溢れるのを感じた。
「邪魔しないでくれますか? 貴方達は不要なのです。まあ、観客がいた方がツクヨは燃えるのかもしれませんが……」
「おい、そこまでだ姉ちゃんよ、まずは俺が相手だッ!」
「待ってくれ、俺達も……!」
「周りを見てみろ、アイツが出したのかは知らねえが細かいのがうようよいやがる。ああいうのの相手は苦手だ、任せる。なぁに、お前達が細かいのを片付けるぐらいの時間は持ちこたえてやるさ」
「あひゃはぁっ、あなたも死んじゃだめですよぉ?」
ツクヨの茶化しに軽く笑って返した鴻は大盾ツクヨミ3型を構え、アマテを見据えた。
それを見た御剣とツクヨは周囲に漂っている小型の砲台の様な『シューターユニット』との戦闘に入る。
「ただの人間が私相手にどこまで持つのか……興味がありますね」
「簡単にはくたばらんぞ、お前こそ覚悟しておくんだな」
背中からアマテは数本の機械のアームを出すとそれらの先端から細いビームを乱射する。
ビームを鴻は走りながら一瞬だけエネルギーシールドを展開し弾く様に防ぎながら距離を詰めていく。
彼はちーあから盾の性能を事細かに聞いていた事により、誰よりも上手く盾を扱って見せた。
「それでは防いでいるだけではないですか。まさか守るのが力だとでも? ふふ、浅はかですね」
そう叫んだアマテはアームの数を増やし更に無数のレーザーを鴻目掛けて放つ。
だが鴻はそれに動じず大盾を武器の様に構えるとエネルギーシールドを集約させ、刃の様にするとレーザーを巧みに躱しながら数本のアームを切断した。
「盾は防ぐ為だけの物と、いつから思っていたんだ?」
「そうですね、想定外でした……戦力の計算を試算し直しましょう」
アームが切断された事と思いのほか近くに寄られた事に警戒し軽く後方へ跳躍したアマテの隙を見逃さず、鴻はエネルギーシールドを最大出力で展開、そのまま突進する。
エネルギーの壁に弾き飛ばされ完全にバランスを崩しながら吹っ飛んだアマテへ追い打ちをかける様に鴻は跳躍し、再びエネルギーシールドを刃状にすると上空からアマテ目掛けて先端を突き刺す体勢で落下する。
「いい攻撃ですが、惜しいですね。こちらの戦力を想定すべきです」
アマテは背中から二つの巨大なガトリング砲を出現させるとそれらの弾幕を鴻目掛けて浴びせた。
咄嗟に鴻はエネルギーシールドを展開し、それらを防ぐがその間にアマテと距離を離されてしまい落下攻撃は失敗に終わる。
「そうやすやすと止めは刺させてくれないか」
「当然ですよ。貴方にも興味が湧きました、殺す前にその子種を回収させて頂きましょう。よい遺伝子が作れそうです」
「悪いがそのお誘いはお断りさせてもらうぞッ!」
鴻はエネルギーシールドを展開しながら再びアマテ目掛けて突進する。
溜息をつきながらアマテは巨大なガトリング砲を構え、その弾丸の雨を鴻目掛けて浴びせかけた。
エネルギーシールドが弾丸を防ぐがシールドは明滅しており、効果時間切れが間近なのは明白である。
「エネルギー変換効率が落ちていますよ? そのままでは貴方は蜂の巣です。勝負あった様ですね」
静かに笑うアマテににやりと鴻は笑い返す。それを見たアマテは不思議そうな表情を浮かべた。
鴻は腕から大盾を外すとエネルギーシールドのスイッチを固定状態にし、大きく振りかぶって円盤投げの要領で大盾を投げる。
大盾はあくまで盾、武器として使うとしても投げるとは思っていなかったアマテの意表を突き、大盾はエネルギーシールドを纏ったままアマテに激突し臨界を迎えた動力炉が大爆発を起こした。青白い爆炎と光がアマテを包み込む。
光と爆炎から解放されたアマテであったが視界に鴻の姿はなかった。
「一体どこに……サーチ……反応は、背後!?」
「遅いぞ、機械の姉ちゃんよおぉおおおッ!」
背後から接近した鴻は大盾に装備されていた隠し武器であるエネルギーナイフを逆袈裟斬りに振り抜いた。
その刃はアマテの右腕を切断する事に成功したが直後、アームで薙ぎ払われ鴻は壁に激突する。
吹き飛ぶ速度が速く、激突の衝撃を殺せなかった為か全身に激痛が走り軽い脳震盪が起きていた。
「私の片腕を切り飛ばすとは人間の戦闘力は思いのほか高いようです。まあ、それも良いデータとなりましたが。敬意を表して頭部を吹き飛ばして差し上げましょう。大丈夫です、身体さえあれば子種は回収できますから」
「ぐっ……!」
回避行動を取ろうとする鴻だったが頭がふらつきどうもうまく動くことができなかった。
太いレーザーが彼の頭部目掛けて放たれる…………が、そのレーザーは御剣によって弾かれる。
「悪い、片づけるのに手間取った!」
「……いいさ、少しの間、任せるぞ、すぐに動けそうにはない」
「ああ、任せとけッ! ツクヨ、合わせてくれっ!」
「あひゃはぁっ、そういう人使いが荒い所、嫌いじゃないですよぉッ!」
鴻と交代する様にアマテと戦闘に入った御剣はツクヨと攻撃タイミングを合わせ、狙いを正確に付けられない様に回避しながら一撃、また一撃と攻撃を加えていく。
確実に手傷は負っているはずなのだが、御剣はアマテを斬る手ごたえに違和感の様な物を感じ始めていた。
「なんだ、あいつ……斬った感じが、なんか変な感じがする」
「そうですねぇ、あまり効いているようにも見えませんしぃ……ですが、だったら壊れるまで殴ればいいんですよぉーーッ!」
「待て、ツクヨッ! 無暗に突っ込んだら!」
御剣の制止を聞かず両手に赤い剣を顕現させるとツクヨはアマテ目掛けて幾重にも重なる剣閃を放つ。
並の相手なら細切れになる程の攻撃だったがそれらはアマテの体に傷を刻んだだけで効果的とは言えなかった。
「どうもありがとうございます。今ので丁度、ですね。では終わりです」
そうアマテが言った瞬間、その場にいる全員の体がずしりと重くなった。世界の速度がまさに『低下』したのである。
速度がゆっくりとなったツクヨをアームで捕まえるとアマテは衣服を破り捨て彼女を全裸に剥いた。
「ふふ、本当に美味しそうに育ちましたね。たわわに実った果実とでも言えばいいですか。観客いますしせっかくですから見える位置で子作りと致しましょうか」
ツクヨは抵抗を試みるが速度が低下しており、まともな抵抗はできそうにない。
あられもないポーズを取らせられ、御剣に向けて足を開かされる。
「貴方なのでしょう? この子をここまで強くした要因は。その功績に免じて特等席でこの子の子作りを見せてあげますね? ああ、ぞくぞくしてきますね、見られながら羞恥と憎しみに染まる顔が次第に快楽で塗り潰され、雌となっていく光景が。そしてそれを見て涙を流す貴方が……なッ!?」
恍惚の表情になっていたアマテを一切気にも留めず、御剣は彼女のアームを切り刻み全裸となったツクヨを抱えて後方へと跳躍していたのである。
「な、なぜ動けるのですッ!? あなたも時空低下の影響を受けるはず!?」
「悪いな、お前の得意技が速度低下なら加速するのは俺の得意技だ」
ツクヨを取り返そうと滅茶苦茶に無数のアームを伸ばしてくるアマテの攻撃をツクヨを抱えながら紙一重で躱している御剣であったがその額には汗が滲む。
(どうする、ずっと加速し続けられない、どこかで必ず息切れが来る……それまでにアイツを、速度低下をなんとかしないと)
その時、通信機から八神の声が届く。
「聞こえるか! 上から行く、こいつを刺すんだッ!」
御剣が上を見上げると割れた天井から何かが落下してくる。
アマテに気づかれる前に飛び上がり、空中で空を蹴って更に跳躍し御剣はそれを受け取った。
受け取ったソレは小型の記録媒体の様で差込口の様な物が付いている。
落下しながら手に持った試作型太刀『あまてらす』1型でアームを斬り裂きながら接近し、御剣はアマテの切断された腕の切断面に記録媒体を突っ込んだ。
直後、アマテは苦しみだし、その数秒後、世界の時間は元に戻った。
「ぐぅうあうああああああ! これは、お前達、私になにをしたんですぁぁああああああああああ! か、かくなる上は、そいつだけでもぉお!」
苦しみながらもアマテは辛うじて動く一本のアームで細いレーザーを無防備なちーあに向かって放った。ちーあはデータのダウンロードに集中しており、全く気付いていない。
命中する直前、それを防いだのは八神であった。試作型大太刀アマテラスの身体強化能力でぎりぎり防いだのであった。
「柄じゃないが……この作戦の要はちーあだ、なんとしてでも守る。いいか、その攻勢ウイルスの効果は長続きしない、一気に決めるんだ!」
攻勢ウイルス。元はちーあと共同開発したツールに入っていた防壁突破ツールなのだが同じ機械ならばと使用したのである。
御剣は隣で武器を構えていたツクヨに自身の上着を着せてやる。全裸である事など気にしないツクヨだったが、御剣の気遣いに少し笑みが零れる。
「行けるか、ツクヨ……?」
「誰に聞いているんです刀ぁ? 勿論行けますよぉ!」
「よし、勝負は一瞬、一撃で決めるぞッ!」
御剣は試作型大太刀アマテラスの能力を解放する。緑色の宝珠が輝き、御剣はオーラを纏った。
それに合わせる様にしてツクヨも自身の足の力を解放する。異形の竜の魔物の足となったツクヨは両手に赤い剣を顕現させる。
二人は呼吸を合わせアマテに向かって右と左から攻撃を仕掛けた。
まずはツクヨがすれ違う様に二撃。続いて御剣がすれ違い様に三撃。その後は交互に攻撃を加えていく。
アマテはウイルスの影響でまともな思考ができず、視界もエラー表示ばかりで全く見えていなかった。それに加えて様々な方向からの攻撃、対応できるわけがない。
「これで決めるッ! はぁぁぁぁあああああーーーッ!」
アマテラスの身体能力向上と自身の加速を併用した神速とも言える振り下ろし、切り返し更に体重を乗せた止めの振り下ろしという三連続攻撃がアマテに浴びせられた。
「ぐぅあううああああああああああ!」
紫色の血飛沫をあげながら仰向けに倒れ、アマテは活動を停止、完全に機能を停止した。
それと同時にちーあのダウンロードが完了し、ちーあは即座に船を呼び出す。その見た目は小型の宇宙船の様だ。
「ダウンロード完了です! 皆さん、早く乗って乗ってなのですよー! 施設の爆破が迫っているのですぅうう!」
「施設の爆破だって!? ちーあ、何をしたんだ?」
「えっとー最後が上手くいかなくて、無理やり引っこ抜いたら自爆プロセス発動しちゃいました、てへって感じなのですよっ」
それを聞いた八神はちーあのこめかみをぐりぐりと攻め、おしおきする。
「痛い痛いいぃぃいいのですよぉおお! 割れるのですぅううーーっ」
「皆、聞いた通りだ、俺が壁を分解するから誰か操縦を頼む! 他の皆を回収して急いでここから脱出する!」
その場にいる全員を乗せると小型船は八神によって分解された壁を通って他のメンバーを回収しに向かうのであった。
その後、なんとか制限時間内にメンバーを回収し出口へと向かう一行であったが思いのほか施設が崩れていく速度が速く、八神だけでは対処しきれなくなってきていた。
小型船に向かって落ちる瓦礫を分解した八神だったがその背後にも別の瓦礫が出現する。このまま接近すれば小型船に衝突するだろう。
間に合わないと思ったその時、八神の側面から鋼糸が伸びて瓦礫と瓦礫をぶつかり合わせ、常闇が粉々に砕いた。
「私をお忘れですか? 貴方の相棒は私なんですよ」
「はは、本当に頼もしい。それじゃ瓦礫は任せる。俺は最短ルートを開く!」
八神に任された常闇は小型船の屋根の上で鋼糸を操り飛んでくる瓦礫を破壊し続けた。
他のメンバーも小型船に備え付けられている機銃にて瓦礫を撃ち落としている。
それから数分、辛うじて施設を抜けた一行の背後で施設は爆炎を巻き上げながら爆発し、小型船は炎に飲まれる直前にぎりぎりでワープに成功した。
常闇と八神が船内に戻ってきて一行は一息をつく。
「ふぃーこれでなんとかなったのですよ」
「まだだろ、あとはちーあが持ち帰ったデータを解析しないと」
「あー……そんなのがまだ残ってた気がするのですよー……うう、残業ちーあ確定なのですよー」
嘆くちーあの頭を撫でながら常闇が八神の方を向く。
「きっと八神さんが手伝ってくれますよ。そういう事はお得意ですから。ですよね?」
「ああ、元よりそのつもりだ」
その言葉を聞いたちーあの顔はぱっと明るくなるのであった。
こうしてロストワード回収作戦は見事成功し、イザナ救出の第一歩が踏み出されたのである。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
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定員
20人
参加キャラクター数
9人
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シナリオガイド公開日
2020年07月14日
参加申し込みの期限
2020年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月21日 11時00分
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