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シネマカフェ『クランク・イン』 幕間
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【映画の海】
「うおーっ♪ すんごいなこれ!」
ずらずら、ずら~り! 地下倉庫の壁に所狭しと並べられているのは多種多様、ジャンルも年代もばらばらな映画のディスクたち。
志波 武道
は思わず目を見開きました。
この壮観な並び、ちょっぴり感動です。
「今はネットでレンタルとかもできるけど、やっぱりこうやって手に取って探すのも楽しいよナー」
「同感」
水守 流
も興味深げにディスクを取り、にやり。
「『倍ハード2』じゃねえか。これも名作だよなあ」
収蔵量のみならず、ラインナップも実に粒ぞろいです。あの名作やこの名作、あんな迷作までもばっちり完備!
この中から、推したい映画を選んで欲しい……とのことですけれど、実際目にしてみますと、確かに大変そうです。
「まあ、そう構えないでくれ。気軽に選んでくれて構わない」
やってきたのは、アルバイト店員嬉野 七海。手に持ったトレイには、湯気の立つコーヒーのカップがふたつと、手軽につまめるスナック菓子がいくつか載っています。
ふたりは思わず顔を見合わせて、にんまり。
「差し入れドーモ☆ 楽しんでやらせてもらいまっす!」
「こうして美味いコーヒーもいただけるってんだし、断る理由ないすよ」
「そうか。助かる」
そんなわけで武道と流は、映画の海に溺れることとなりました。
う~ん、と思案。
「これは……避けたほうが良さそうだな」
『バトル・ロワイニャル』を棚に戻しつつ、武道は難しいお顔です。確かにシネマカフェのホールで流す映画なら、R-15指定は避けたほうが無難ではありましょう。
「普段見るホラーとかはやめとくかナー」
「あ~、確かに。子ども連れの客もいるからなぁ……おっ!」
気になるタイトルを見つけて、流は棚の上へ手を伸ばします。ちょっと奥まったところにしまい込まれていたそれは、
「『劇場版にゃん魂』、伝説の実写版じゃねーか。センスいーなオイ」
「あっ、聞いたことアルー☆ にゃんぷの漫画が原作なんだっけ?」
そう、『週刊少年にゃんぷ』にて連載していたギャグマンガ……たまにシリアスだったりもするけれどやっぱり最後は笑ってしまう、大人気コミックの実写映画化版でありました。
主人公であるクセ毛のよろづ屋と居候、そして個性的にすぎる登場人物たちが繰り出すナンセンスギャグの連発に、思わず腹を抱えて爆笑してしまうこと請け合い!
「監督は低予算冒険活劇で有名だが、こいつは傑作だぜ。ジャンルとしちゃ、まあギャグアクションってのが適切かな?」
「ほー!」
「ただ、最初に言っとくと……漫画の実写映画化は数あれど、その大半は失敗作だって俺は思ってる」
武道の興味深げな目線に気を良くしたのでしょうか、流はふんすと鼻息を吐いて続けます。
「最近だと『ニャパン・ザ・3rd』の実写版も見たけど、まあ出来自体は決して悪くないんだよ。でもなまじ原作を知ってるだけに、細かいアラが気になっちまうんだよな」
「原作愛ってやつカナー」
「そうそう、そいつが無い作品が実写版には多い! 酷いのになると名前だけ持ってきて原作設定ガン無視なんてのもあったな、『ニャッチャマン』とか」
その点、この『にゃん魂』は違う! と流は力説します。
「原作からしてブッ飛んでるんだが、あのノリをすっげー丁寧に再現してるのが好感持てるぜ。それにところどころ他作品からのパロディなんかもぶっこんできて、先生大丈夫ですか!? って感じだ」
実写俳優陣のキャラづくりも、髪型やコスチュームはもちろん中身までがっつり原作に寄せてきて、もはやこれ本人だろ!? ってなものです。
と流が絶賛する『にゃん魂』ですけれど、これまた原作再現クォリティの高さゆえに、予期せぬ下ネタも飛び出すものでして、そこだけはちょっと注意は必要かもしれません。
「あとは、パロディネタが分かんない人にも面白さがちっと伝わりにくいかもしれねーな。けど」
びしっ! っとサムズアップ。
「こいつはオススメだ。アニメ版も合わせて要チェックだぜ!」
どうやら、流が推す映画は決まったようです。
一方武道は、両手に一本ずつディスクのパッケージを持って、なにやらお悩み中です。
「うーん。どっちにするか悩むナー☆」
「どれどれ?」
流が覗き込むと、『逝きかえり』と、『七匹のニャッハ!!!!!!!』でした。
「『逝きかえり』は、映画館で見てはいないんだけどな」
とパッケージの写真へ目を落とす武道の表情は、なんだか懐かしげです。
「おかーさんが、主演俳優のファンでさ。DVD見てたのをなんとなく眺めてたら、いつの間にか最後まで見ちゃってたんだよな」
「あー、そういうことあるよなぁ……分かる」
うんうんとうなずく流に、武道もにっこり。
「途中でどんでん返しっていうか……意味が分かって気づいたら、『ああ、そういうことか……』って」
死んだ人が蘇る……懐かしい人に出会えて、嬉しいこともあるでしょう。反対に、死者によって隠されていた真実が掘り起こされ、苦痛を味わうこともあるでしょう。物語の根源である生と死を重く、繊細に描いた映画は当時、大変に話題になりました。
「まあ切なくはなるんだけど、かといって暗くはならなかった覚えがあるよ。俺のイチオシ☆」
「なるほどなー。んでそっちは?」
『七匹のニャッハ!!!!!!!』は、スタント一切なしの過激なムエタイアクションで話題となったタイ映画『ニャッハ!!!!!!!!』の続編です。各分野のプロスポーツのタイ代表を務める七匹の猫たちが、テロリストへニャッハーーー!! と立ち向かうのです。
「やっぱり、タイトルのインパクトがなー。レンタルショップで見つけて、思わず借りちゃったゼイ!」
「確かに、この勢いはなんかクセになるな……!」
「雰囲気も独特なんだよね。設定からして、スポーツ選手VSゲリラ部隊なんてぶっ飛んでるし……でもやっぱり、スタントもワイヤーアクションもなしでキレッキレのアクションには、圧倒されちゃうんだよなー」
結局決め切れなかったもので、どちらも推してみることにしました。
「お。選んでくれたのか」
流と武道の持ってきたディスクを眺めて、七海はほう、と声を漏らしました。
「どれも話題作でありながら、まだ上映したことはなかったな。いいチョイスだよ。感謝する」
イマイチ無表情ながら、お礼を述べてくれました。どうやら反応は上々です。
仕事を終えたふたりへ、七海はところで、と切り出しました。
「ちょうど手が空いてね。選んでくれた作品の試写といかないか。もちろん、コーヒーのお代わりもある」
「「よろこんで!」」
ホールの大スクリーンが往年の名作を色鮮やかに蘇らせて、彼らはゆったりまったりと、上質な映画とコーヒーを堪能しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月06日
参加申し込みの期限
2020年07月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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