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FINYALFANTASY7 RE Ep.1「骨太の少女」
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【神猫本社にて】
神猫社員の朝は早い。
「……ねむい」
その日も、カーサ・エミニアル(
恵御納 夏朝
)は朝早くから電車を乗り継いで、本社に出勤してPCを前に自らの仕事に励んでいた。
神猫カンパニーは、一言で言って、エリート企業である。
カンパニーの前身である神猫製作所時代から、規模こそは小さいものの、えりすぐりの技術者のみを採用して、少数精鋭で質の高い仕事をする誇りのある企業だった。
そんな神猫の本社に、孤児院育ちで満足に本も買えなかったカーサが採用されるためには、それはもう並々ならぬ努力が必要だった。
それでも、カーサが諦めずに頑張ったのは孤児院時代に『神猫は人々の生活の質の向上に貢献してる』と先生達に教わってきたからだ。
……あとトレードマークである目つきの悪い灰色猫が可愛かったというのもちょっとある。ちょっとだけ。
それはそれとして――はたしてカーサの努力は実を結んだ。
雪の明かりを頼りに卒業した先輩達が寄贈してくれた本を読み漁る少女時代を送っていたカーサは孤児院を出てすぐ、神猫カンパニーに就職することができたのだ。
新入社員当時、「こんにちは……カーサ・エミニアル、です」とはにかみながら挨拶するのが、少し恥ずかしくもり、誇らしくもあった。
だが――
(……って、環境破壊とスラム街、神猫のせいじゃないか!)
会社に入ってほどなく、カーサはそのどうしようもない真実に気づいてしまった。
孤児院の先生達が言っていた言葉は嘘ではなかった。
神猫の技術――たとえばカーサが通勤に使っている電車や、今、こうして事務作業に使っているPCも全て神猫の技術の結晶だ。
それはこうして社会人になったカーサにも理解できる。
だが、
(猫さんを大切にする企業だと思ってたのに……ばかー!)
それはそれ。幼いころに育んだ憧れの気持ちを裏切られた心の傷は大きかった。
(……というわけで、僕は今の神猫のやり方には反対。だから、こうして仕事の合間を縫って、できることを探しているわけだけど――)
カーサはモニタの端に浮かぶ、五番街のジャンクの山にチラリと目をやる。
そこでは、カーサが派遣した猫型ロボットのハルくんが、内臓されたセンサーをフル活用して骨太の少女(?)をスラム街の中心にまで案内していた。
(……神猫はフジコさんの身柄をどんな手を使ってでも押さえたがっているみたい。でも、いったいどうして……?)
物理的には凄そうだが、人間など容易に蹂躙できる兵器を量産できる神猫が彼女(?)をそのような理由で欲しがるとは考えにくい。
(……よくわからないけど、フジコさんが神猫に捕まったら、きっとまた環境破壊やもっと良くないことに利用される……)
そんな予感がカーサにはあった。
そのカーサの予感が正しかったことを知るのは、まだもう少し先のことになる。
その頃、一台のヘリが神猫本社ビルの屋上に着陸しようとしていた。
「やれやれ。骨折り損のくたびれもうけだったよ、と」
一つため息を吐きつつ、ヘリから降りたのはシュンスケだった。
なんでも屋との戦いで負傷し、ひとまず先に本社に戻ることになったシュンスケを神猫の兵達が敬礼で迎える。
「ああ、いいよいいよ。ラクにして。ここは軍隊じゃないんだよ、と」
適当にあしらいつつ、シュンスケはエレベーターを使って、一人で本社ビルの最深部に降りる。
『幹部級以外立ち入り禁止』という札のかけられた扉の横の端末にパスコードを入力して、鍵を開く。
厳重な幾重の鋼鉄の扉に阻まれた神猫の地下研究施設のその奥に――。
「ウホッ! いいオトコ!」
機械のカプセルの中に浮かぶ半裸のオカマ――ミッシェル(
ミッシェル・ナイスゲイ
)がいた。
「……うん。今日も元気だね、と」
むしろ元気過ぎるかな、と呟きかけた言葉は喉に押し込んで、シュンスケはくるりと振り向きざまに電磁警棒をふるう。
そこにはシュンスケの背後――というか、お尻を狙うドス黒いゲル状のモンスターがいた。
モンスター達はゲル状のカラダをドリルのように変化させて、シュンスケのお尻を狙っていたが、瞬く間に電磁警棒によって撃退――消滅させられた。
「アーーーッ!!!」
刹那、カプセルの中のミッシェルが悲鳴を上げた。
「やれやれ。元気が良すぎるのも考えものだね、と」
シュンスケはそう呟きながら、カプセルの中でイタ気持ちよさそうな表情を浮かべるミッシェルを見つめる。
このカプセルに閉じ込められたオカマはじつは神猫のとても重大なプロジェクトの研究対象なのだが、それは極秘中の極秘である。
「狭いところに押し込めてゴメンね。でも、今、きみの存在をミッドニャルやスラムの市民、ましてニャバランチの連中に嗅ぎつけられるわけにはいかないんだ」
それは長い歴史を持つ神猫の崩壊の序曲を意味する。
だから、決してミッシェルの存在を外に知られるわけにはいかないのだが――。
「あ……」
よく見ると、カプセルの一部にヒビが入り、そこから先ほどの黒いゲルが「よっこいしょ」と外に出ていく姿をシュンスケを見てしまった。
シュンスケがハッとしてミッシェル本体を見ると、彼は舌を出して「テヘペロ」という表情を浮かべていた。
それに――。
「まあ、いいか」
シュンスケは、わりと投げやりにそう言うと、ヒビをガムテープでぺそぺそと塞いで研究施設を後にした。
「彼の行く先はだいだい見当がついてるからね」
そう言って、シュンスケは通信機を取り出した。
彼の――神猫の忠実なる僕たちに次の指示を出すために。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月19日
参加申し込みの期限
2020年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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