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FINYALFANTASY7 RE Ep.1「骨太の少女」
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【バトルする者達】
時間は少しさかのぼる。
タケミチがフジコを連れて教会を逃げ出したその直後――。
「その能力(ちから)。きみ、もしかして元ソルニャーかい?」
「え……?」
カタナは不意にシュンスケからそう訊ねられ、思わずというふうに目を瞬かせていた。
「……ソルニャーって、あの神猫の? まさか。俺はただの「なんでもや」さ」
「ふうん?」
シュンスケは訝しそうな声を上げつつも、それ以上の追及はしなかった。
「へっへっへ、ここは俺に任せてくだせえや!」
と、そこでおもむろに声を張り上げたのはゲンゾウだった。
「邪魔するやつらをぶっとばしゃあ、あのねーちゃん(?)も素直になるでしょうぜ!」
「うん。そうだね。じゃあ彼の相手はきみにお願いしようか」
シュンスケが頷くと、「がははは!」とゲンゾウは嬉しそうに肩を揺らして笑う。
「っつーわけで何でも屋さんよぉ、恨みはねーけど、ぼこらせてもらうぜ!」
バシンと手のひらに拳を打ちつけて、臨戦態勢に入るゲンゾウ。
「セイヤ、きみは兵を連れて、二人を追ってくれ」
「はいっ!」
シュンスケに指示され、セイヤが兵を連れて駆け出そうとする。
「あ、こら! ちょっと待て!」
カタナはフジコ達を追って出ていこうとするセイヤの背中を追おうとするが――
「おっと、お前の相手は俺なんだろう?」
そこにずいと身を乗りだして、ゲンゾウの巨体が立ち塞がる。
「むっ」
やむなくカタナはまず目の前の相手に専念する。
「つっても俺は優しいからよ、サービスで最初の一発は殴らせてやるぜ!」
よほど自信があるのか、ゲンゾウはそう言って、カタナに挑発行動を行った。
「いいのか? じゃあ――遠慮なく!」
次の瞬間、カタナは「かそく」を乗せた拳で必殺の一撃をゲンゾウに放った。
「ぐわああっ!」
ゲンゾウは大きく吹き飛んで、廃教会の備品の山に頭から突っ込んだ。
「いわゆるこれは油断大敵だぞ、と」
シュンスケがクスクス笑った。
「他人事みたいに言ってる場合か? 次はあんたがああなる番だ」
カタナはすでに次の狙いをシュンスケに定めて言う。
「威勢がいいね。気に入ったよ。けど、油断大敵なのは何も彼に限ったことじゃない」
「え?」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「……っ!?」
次の瞬間、備品の山から立ち上がったゲンゾウがその備品の一部を砲丸のごとく投げてつけてきた。
「嘘だろ……!?」
すかさず「かそく」を発動させて回避するカタナ。
なんとか回避に成功し、改めて見ればゲンゾウは服こそボロボロだが、身体の方はケロリとしている。
「へへへ。俺のタフさはダテじゃねぇ! さあ、ここからが本当の戦い――」
「――ああ、いや。悪いけど、きみもセイヤくんと一緒にフジコを追ってくれ」
「ええっ!?」
気勢を削がれたように、ゲンゾウが声を裏返す。しかし、忠実な神猫に社員である彼は「わかりやした……」と素直に指示に従い、教会を後にした。
「ふふ。最近の若い子はやる気があって、しかも素直でいいね」
ゲンゾウの背中を見送りながら、ふとシュンスケは一瞬だけ教育者のような顔を見せた。
だが、すぐにカタナに向き直ったときには、戦う男の目に変わっていた。
「さて。今度は僕が相手だぞ、と」
しゃら、とシュンスケが取り出したのは神猫製のスタンロッド。
飄々とした口調ながら、その武器を取り出した一動作だけで只者でないことがわかる。
「あんた、なんであの人を追うんだ? 嫌がるじょ……人に付きまとう野郎は嫌われるぜ? 俺はもう家に帰りたんだ、アンタも帰れよ」
「うん。ぼくも好きこのんで追っているわけじゃないんだけどね」
と、シュンスケはしみじみ言う。
「でも、これがぼくの仕事だから――」
次の瞬間、はやてのような動きで間合いを詰めたシュンスケが電磁警棒をふるう。
「……ッ!」
カタナはすでに鯉口を切っている。
けさがけに振り下ろされる警棒の動きに刀を合わせて、受け流す。
「いい動きだ。きみ、神猫に入らないかい?」
「断る。たとえ仕事でも、俺に嫌がるじょ……人を連れ攫う趣味はない!」
間合いを取り、カタナは「ほのお」のマテリニャで目の前に炎を発生させた。
「どこを狙っている? ぼくはここだよ?」
シュンスケが笑う。次の瞬間、炎を突っ切るようにシュンスケの姿がカタナに向かって迫りくる。
しかし、それが計画通りだ。
「……む?」
確かに狙ったはずのシュンスケの警棒は空を切る。マテリニャが生み出した炎の揺らぎが、シュンスケの距離感をかすかに狂わせたのだ。
「そこだッ! 猫斬り!」
刹那、頭の中で撃鉄を落とし、身体を極限まで加速させたカタナが文字通り猫の字にシュンスケを切り刻んだ。
「ぐっ……」
シュンスケが膝をついた。防刃装備なのか、血は噴き出さないが、手ごたえはあった。
「これに懲りたら、もう嫌がるじょ……人に付きまとうのはよすんだな」
カタナは刀を収めると、シュンスケに背を見せて教会を立ち去る。
はたして、シュンスケがそのあとを追ってくることはなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月19日
参加申し込みの期限
2020年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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