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FINYALFANTASY7 RE Ep.1「骨太の少女」
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【反神猫組織ニャバランチ】
五番街スラム。ニャバランチ秘密基地。
「だから、さっさとあの腐ったピザをぶっ壊しちまえば済む話だろうがッ!」
ドンッと机を叩く音が狭い基地の中に響き渡った。筋骨逞しいよく日に焼けた男の声だ。腐ったピザとはスラムからお日様の光を奪う、空中都市ミッドニャルの蔑称である。
「それはいけません。我々はあくまでも平和的な解決方法を模索するべきです」
対する声は静かだが、怜悧な鋭さがあった。
五番スラム街のはずれにある、ニャバランチ秘密基地では、幹部級による会議が紛糾していた。
「暴力的な手段に頼るべきではありません。それでは経済力にものを言わせて我々から太陽を奪った神猫と何も――」
「そんな悠長なことを言ってる間に廃れちまった結果が、このありさまだろうがッ!」
過激派の最右翼である筋骨逞しい男が、穏健派のリーダーの胸倉をつかむ。
このままでは殴り合いの――否、一方的な暴力が行われそうだ。
(やれやれ。少し焚きつけただけでこの有り様か)
その様子を見て、会議の一席に加わっていたマサト(
星山 真遠
)はひそかにため息をついた。
マサトは神猫のエリート部隊――ソルニャーに所属していた元ソルニャーだ。
現在は神猫を離脱し、ニャバランチの一員として反神猫活動に関わっている――表向きには。
(俺の本当の仕事はニャバランチの過激派と穏健派で内部分裂を起こさせて、組織の弱体化を図ること)
そのために、神猫の命令によって、マサトは今ここにいる。
(あまり過激派の頭に血を上らせるのも得策じゃないか。このままでは構成員の心が穏健派に傾く可能性がある)
そう思い、マサトがたちあがろうとしたときだった。
「まあまあ落ち着いて」
ふわり、とやわらかなアロマの匂いをたちのぼらせて、一人の女性が二人のリーダーの間に割って入った。
それを見て、マサトは「ほう」と思う。近づくまで、全く気配を感じさせなかったからだ。
「な、なんだ、お前は……」
「わ、我々は今大事な話を……」
二人の男は突然の第三者の乱入に泡を食っている。
「怒りに心を乱されていたら、判断を誤りますよ。かと言って、いつまでも判断を迷っていたらチャンスを見逃すこともある」
そんな二人をよそに女性――ユズハ(
稲積 柚春
)は、ニッコリとほほ笑んで、新しく用意した机の上に二種の小さなアロマを焚く。
「背中を押すフェンネル、心を鎮めるベンゾイン。どちらの選択もあなたの自由です。でも、本当に求めることは何なのか。それを見失わないように気をつけて」
それだけ言うと、ユズハは何事もなかったかのように自席に戻った。
やがて――。
「……ちっ。気勢を削がれたな。まあ、いい。いざというときは俺が音頭をとって、一気に攻める。それまでは好きにするがいいさ」
「ご賢察に感謝します。あなたにその気が起こらないように、我々も最善を尽くしますよ」
二人のリーダーはそれぞれの決断をし、会議はお開きとなった。
つまり、ユズハはたった数言の言葉とアロマの香りで、紛糾する場の空気を沈めたことになる。
三々五々散っていくメンバーを尻目に、マサトはユズハに声をかけた。只者でないことは明らかだが、それだけに自分の敵というなら厄介だ。早急に対処を見極めておく必要があるからだ。
「ユズハ・イズミだったな。先ほどの手綱さばき、見事だったな」
「うん? なんのこと? ねぇ、BOP」
マサトの言葉に、ユズハはまったくわけがわからないという顔で小さな10cmほどの人型ドローンに語り掛けた。
(……人形に話しかけている?)
さすがのマサトもあっけにとられた。
「お話はそれだけですか? じゃあ私はこれで」
その間に、ユズハはすたすたと去っていった。
「……よくわからんやつだ」
マサトは一つ息を吐いて、胸元から手帳を取り出す。
「――活動記録。ニャバランチの内部分裂の加速工作は上々。要注意人物イズミ・ユズハ。今後の動向に注意……」
そこまで書きつけると、マサトはパタンと手帳を閉じる。
任務は順調。焦ることはない。
胸元のポケットに手帳をしまい、マサトは静かに誰もいなくなった秘密基地を後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月19日
参加申し込みの期限
2020年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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