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「つまり、今回は正式にアメリカから連絡があって、寝子島にやってくることになったんですね?」
綾辻 綾花
が確認する。相談料として今日のラーメンは天利のおごりだ。
「そうだ」
その天利の横で、今度は
御剣 刀
が発言する。
「もしかして逃げられなくなった? 今度は会うんだ」
そこについて天利が訂正する。
「いや、この間のは本当に本人か確証が持てなかったからな」
「へー、いいじゃん。まあこっちもちょっと緊張するのかもしれないけど、そういうのは仕方ないよね」
こちらもおごりのラーメンをずるずるとすする。
「それで、その娘さんはいつごろ来るんですか? どうせなら散髪したりスーツにアイロンかけたり、することあるでしょう?」
「あー……身なりね……その発想はなかったわー……」
「あー……さすが女子は違うなー……」
天利と刀が変な感心をしていることに綾花が頭を抱えだしたあたりで、天利に話しかけて来る人物があった。
「やあ、ちょっといいか?」
河島 澪
だ。天利は軽く手を上げた。
「よお、ここんとこよく会うな」
「ああ。若い子たちとお楽しみのようだったから放っておこうかとも思ったが、なかなか面白い話をしてるじゃないか」
澪は当然のように天利の隣に座る。
「んー……この際意見は多い方がいいか。学生さんもラーメン食うだろ、おごるぜ」
天利が澪の分のラーメンを勝手に注文する。
「おや、いいのかい。あまり懐が温かいようには見えないが?」
「まあ気にするなってモンさ」
そこに綾花が口を挟む。
「そもそも天利さんが羽振りよさそうにしているところって見たことないですよね」
「ほっとけ」
さらに刀も乗っかった。
「羽振りよさそうな天利さんかあ……似合わないなあ」
「ほっとけってーの」
苦笑いを貼り付けたまま、フィリアについての相談ごとを天利は始めた。
☆
「……そもそも」
一通り聞いたところで、澪は切り出した。
「本人か分からないから逃げ回っていたというのはどういうことだ。会えばすぐに本人かどうかなんて分かることだろう?」
「……ああ」
横で改めて話を整理しながら聞いていた綾花もそれは思っていた。そもそも天利のことを知っている女の子がひとりで会いに来て、それを放置しているのもおかしな話だ。
だが、天利はそこについてはあまり触れたがらない。言葉を濁す天利に、綾花が横槍を入れる。
「そうですねえ……歩けるようになった、んでしたら、靴とかどうですか。プレゼント」
「靴か……それも悪くないな……あ、でもサイズが今ひとつピンとこねぇな」
考え始めた天利に、澪はもうひとつ質問した。
「それに、見た目は10歳で実年齢は20歳とは? まさか悪の組織に謎の薬でも飲まされたか?」
「小学生探偵の話はしてねぇよ」
「それともどこぞのご令嬢が生まれつき体内に宿していた畸形嚢腫を分離手術したとか」
「アッチョンブリケの話もしてねぇ」
話が少しづつ逸れてきて、天利は頭をガリガリと掻いた。澪はいつも飄々としている天利のバツの悪い様子が面白く、もうちょっと突っ込んだ内容に触れてみることにした。
「で、アメリカから来たってことは、母親はアメリカにいるのか?」
一瞬、天利の表情が凍ったようにも見えたが、澪にとっては想定済みだ。
「いや……アメリカにはいねぇのさ」
含みのある言い方に、しかし澪はあえて追及しない。
天利のおごりで頼まれたラーメンを平らげると、軽く天利の肩を叩いた。
「ふうん……そうかい。まあ、もし身体が子供でも気持ちが20歳なら、大人っぽいプレゼントの方が喜ばれるだろうな」
「ふうん……ちょうど背伸びしたい年頃ってワケかい?」
天利は澪を見上げながら呟いた。普段は男装をしている澪をからかうように。
「まあ、そういうこと。だが会えるんなら一緒に過ごしてやるのが一番のプレゼントなんじゃないか。せっかく2度も会いに来てくれるんだから」
「……そんなもんかい」
そこに、綾花も口を開いた。
「あ、それは私も思ってたんですよね。親子水入らずでお買い物とか、水族館とか観覧車とか、楽しそうじゃないですか?」
何やら考えていた刀も意見を述べた。
「大人っぽい……いつも身に着けられるアクセサリーとか……いやあ、女の子へのプレゼントを考えるっていうのも、なんか気恥ずかしいねえ」
ワイワイと話しはじめた一行を尻目に、澪は立ち上がる。
「ふふ……ラーメンごちそうさま」
澪に視線を送りながら、天利も立ち上がった。
「おう、もう行くのかい」
「こう見えて多忙でね……まあ、そう構えることはないさ。寝子島には見どころはたくさんあるんだ。観光して、それこそ一緒にラーメンでも食べればいいだろ」
そのまま背を向けて立ち去る澪。その背中に天利は声をかける。
「そうだな……サンキュー、参考になったぜ」
その天利を見上げたまま、綾花は呟いた。
「天利さん……やっぱり、色々と聞きたいことがあるんですけど」
「……だろうなあ」
「『そのうち話すよ』って言われた気がするんですけど……あれから気になって7時間しか眠れないんですよね」
冗談めかして、ペロリと可愛い舌を出す綾花。天利も出口の方に歩きながら、応えた。
「ああ……覚えてる。明後日には娘……フィリアが来る。よければ、一緒に迎えてくれないか」
頷く綾花と共に、刀も口を開く。
「俺もいいのかな?」
「ああ、もちろんだ」
「それで、プレゼントはどうするんです?」
綾花の問いに、天利はまたガリガリと頭を掻いた。
「もう少し悩んでみるさ……もう少し話を聞きたいヤツらもいるしな……それに」
「……それに?」
天利は、口の端をくっと持ち上げて、笑った。
「髪も切らなきゃならんしな?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月05日
参加申し込みの期限
2020年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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