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◆
(こういうとき、『ひと』だとろっこんに頼れないのよね)
そんなことを考えながら、アリサは夜空を翔ける。その両手には、借りてきた銃の幽霊が一丁ずつ。
生身なら凍えるような冬の夜気も、幽霊の身体にはむしろどこか心地いい。
「幽霊って、けっこう気持ちいいかも」
そんな冷たい心地よさに身を任せ、高く高く飛翔する。
視界の中で、月がどんどん近く大きくなっていく。そして、月を蹴るようにしてUターン。
ほとんど一直線に降下しながら、両手の銃を乱射、乱射、乱射、乱射、乱射!
狙いなんかは気にしない。その代わり、見えてるヤツにはひたすら弾をばら撒く。
その様は、まるで機銃掃射。
降り注ぐ弾丸の雨あられに、三体ほどのお化け兵が武器を盾にして浮上する。
ゴァッと音を立てて、緑の炎が三つ噴出。
「あぶなっ!」
弾ごと燃やす勢いで迫るソレに、アリサは姿を消して距離を取る。しかし逃げるのが少し遅かったのか、毛先の方から少し焦げくさい匂いがした。
職業が職業なものだから、これにはいささかムッときた。
手当り次第に炎を撒き散らすお化け兵の、その真下から潜り込むように忍び寄るアリサ。
ゴリッと音がするくらいに銃口を押し付けてから姿を現し、発砲。
ド派手な音をたて、お化け兵はクラッカーみたく吹き飛んだ。
これで一体。
直後、遺る二体が上下に散った。前者はナイフ、後者はフォークを構えて迫る。
とっさに後ろへ下がったアリサの眼の前で、ナイフとフォークがギャリンギャリンとえげつない音を立てた。
そのまま上空へと逃げる彼女と、それを追うお化け兵。
けれどその時、お化け兵の片割れ――ナイフを持った方の後頭部に衝撃。
ケタケタ笑いにも似た声をあげ、振り向くカボチャ兵。
その顔を、夜空に輝く二つの瞳が見つめている。
フクロウだった。
夜闇に浮かぶフクロウは、時に怖く見えることもある。まして至近距離ならなおさらだ。
そしてどうやらそれは、このお化けに兵とってもそうだったらしい。
ぎょっと動きが固まったところに、フクロウは――小枝はすかさず爪を繰り出した。
ただでさえ鋭い猛禽類の爪だ、無防備な顔面にはかなり効く。
「ギョェァ!?」
ナイフのお化け兵が怯み、ついでにナイフを落っことした。
仲間の叫び声に、フォークの方のお化け兵も気がついた。奇声をあげてフォークを繰り出すが、もうそこに小枝の姿はない。
音もなく飛翔するフクロウは、すでに背後へと移っている。
それにお化け兵が気付くのは、爪で引っかかれた後だ。
隙だらけの二体に、アリサが逃げの一手からすかさず転身。
剣に持ち替え、一刀両断。
その姿は、まるで剣舞を踊る舞姫のよう。
(おお……、キレイだ~)
思わず見とれてしまっていた小枝の背後から、さらにもう一体。
金属質な鳴き声に、慌てて旋回。突き出されたフォークをかわし、そのままぐるっと距離を取る。
振り返るおばけ兵の視界から逃れるように斜め下方へ潜り込み、さらに背後へ急上昇。
爪を繰り出す瞬間、お化け兵が火炎放射。
もちろん、小枝は背中側にいるから当たらない――そのままでは。
お化け兵がぐるっと身をよじり、体ごと炎をぶつけようとする。
(ちょっと間に合わないかも~!?)
あわや焼き鳥かと思ったその時、小枝の身体が不意に軽くなる。
人に比べればただでさえ軽いフクロウの体が、さらに羽毛だけになったかのよう。
軽やかに炎から脱する小枝の翼には、猫シールが一枚貼られていた。
入れ替わるようにして、夏朝がお化け兵に突撃した。
進化能力でねこシールを射出。緑の炎にシールが焼かれれば、その炎に紛れるように右へ回り込み、もう一枚。
そして、『重く軽く』。
急激に軽くなった自重に、まるで溺れるような格好でもがくお化け兵。
そこへすかさず、重くした折りたたみ傘をお見舞いする。
ホームランよろしく吹っ飛んでいくのを見送る間もなく、左右から新手のお化け兵が襲いかかる。
「くっ……!」
ギリギリまで軽くした身体で飛び上がれば、その足元を炎が掠めていく。
お化け兵たちが、右がナイフを、左がフォークを構えて追撃の体勢に入る。
とっさに射出した二枚のねこシールは、一枚がナイフのお化け兵に命中。今度は重くしてやり、ナイフの動きを鈍らせる。
だが、フォークのお化け兵はまだ動ける。
そこへすかさず、アリサが正面から銃を撃ちまくった。
今度も、狙いなんか気にしない弾のばら撒き。だが、お化け兵の注意を向けるならそれで充分だ。
「ほらほら、こっちよ!」
フォークのお化け兵が、アリサに向かって方向転換。
炎を繰り出しながら突撃されるも、今度は充分な距離がある。銃を撃ちっぱなしにしながら、つかず離れずで引きつける。
やがて炎がかすれだし、お化け兵がフォークを構えなおす。
そのタイミングで、アリサは後退にブレーキ。そしてそのまま、一気に前進!
「ギッ!?」
繰り出されるフォークを左手の銃で受け止め、
「~っ! 腕びりびりするじゃないの、よ!」
衝撃にしびれる左腕に顔をしかめながら、右の銃をお化け兵の口へ突っこんだ。
そして、カボチャは内側から弾け飛ぶ。
折りたたみ傘を構え、空中でターンする夏朝。
ナイフのお化け兵へと殴りかかろうとするが、左からさらに新手が襲いかかってきた。
だったらと、小枝が代わって襲いかかる。
しかし自分の身体が重くなったことを、理解したのだろう。お化け兵は、開き直ったようにあちこち炎を吐きまくる。
(これじゃ近寄れないよ~!)
人の身体よりはよほど素早いフクロウとはいえ、炎をかいくぐって潜り込むのは無理がある。
奇襲をしかけたり撹乱するぶんには有利だが、こういう状況では攻めあぐねてしまう。
ならせめて意識だけでも引きつけようと、周囲を飛び回り続ける。
そんな小枝に、
「これ!」
夏朝がバッグの中身を投げ渡す。それは、万一のために持ってきておいた幽霊銃だった。
お礼代わりに一声鳴いて、素早く羽ばたきこれをキャッチ。
横笛を吹くような格好で構え、爪でトリガーを引きっぱなしで撃ちまくる!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月19日
参加申し込みの期限
2020年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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