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◆
数え切れないほどのお化け兵と、ラグドール号の停泊位置。
これらを見比べながら、
八神 修
はクリストファーに声をかけた。
彼自身前線に出るつもりだったのか、腰には剣と銃の幽霊を装備している。
「クリストファーさん、船は動かせますか」
「損傷のせいで速度は出せないが、動かすだけなら問題ないはずだ」
なら、と。修は、クリストファーの背後を指差す。
月の光が、九夜山の輪郭を描き出していた。
「あの山を背にするよう移動させてもらえますか」
「なるほど、囲まれないようにということだな。わかった!」
舵輪へ取り付くと、クリストファーは慣れた手付きで操舵をはじめた。
ゆっくりと動きだすラグドール号は、損傷のせいか、少しきしみをあげていた。
船が九夜山へと向かっていく間に、修は眼下の夜景に目をこらす。
夜のせいでわかりづらいというのはあるが、いつもの寝子島とはそう違わないように見える。
世界が切り分けられたわけではなさそうだ。そのいっぽうで、幽霊船やお化け兵の大群に気付いているような様子もない。
「……幽霊だから気付かれてないのか?」
操舵を続けるクリストファーが、その疑問に答える。
「吾輩たちとそなたらは、本来ならお互いに見たり触れたりできない者同士。故にこの戦いも悟られることはない」
だがお化け兵があまりにも暴れ続ければ、話は少し変わってくる。
ラグドール号が受けた衝撃がみんなをゴーストボディ化させてしまったように、何らかの影響が寝子島に生じてしまうかもしれない。
だから今は、影響が生じる前にお化け兵たちを退けるため、思う存分戦ったほうがいいようだ。
となれば、あとはその退ける方法が問題だ。
「やはり幽霊になっても、刃物は素晴らしいものだね」
借り受けた得物――カトラスとバイキングアクスを携え、
サキリ・デイジーカッター
は甲板へと戻ってきた。
重さや間合いを身体になじませるように、二つの得物を軽く振りながらクリストファーに問う。
「群れを統率する指揮官はいるのかい?」
「どこかに頭に炎が灯ったものがいるはずだ」
この辺りだ、とクリストファーは自分の額のあたりをトントンと叩く。
「ソレを倒せば、お化け兵たちは退くだろう」
「なら、戦いながらソイツを見つけないとね」
サキリは修のほうへと視線を向け、
「僕は前に出て、連中を撹乱しながら指揮官を探す」
「なら俺は、船の近くから指揮官を探そう」
かたや前線から、かたや後方からより広く。
指揮官捜索について修と役割を分担したところで、サキリは夜空へと飛び出していった。
このままじゃ、あっという間に船は沈むし、きっとみんなも食べられてしまう。
「そんなこと、させない…… 皆は貴様等のご飯じゃない!」
猫帽子をかぶり直し、
恵御納 夏朝
はお化け兵たちをキッとにらみつけた。
すぐにも向かっていきたいところだが、その前に一つ確認。
ねこシールや折りたたみ傘、ポケット等に入れていた道具類は持ち込めているのか?
夏朝のろっこん『重く軽く』は、ねこシールがなければ使えない。
万が一を考えて武器庫のほうに向かいながら、ポケットを探る。指先に触れる、シール台紙のつるっとした感覚。
「あった!」
ねこシールを自分に貼り付け、『重く軽く』。ただでさえふわふわしているゴーストボディが、さらにふわっと浮き上がる。
(よし、使える!)
トートバックから折りたたみ傘も無事見つけ、きびすを返しかけたところですこし思案。
敵の数はかなり多いし、折りたたみ傘をダメにされることもあるかもしれない。
せっかくだし、そのまま武器幽霊をいくつか拝借していくことにした。
ろっこんで軽くすれば、武器の輸送役だってできるだろうし。
クリストファーによると、ゴーストボディでは動物や人間への憑依も行えるらしい。それに、夜になればなるほど力が増すそうだ。
(だったら、私のろっこんも強化できるかなぁ?)
春山 小枝
のろっこん、『ちいさきもののゆめ』は憑依系のろっこんだ。
普段は小動物にしか乗り移れないが、ゴーストボディの特性とあわされば、いつもより大きな動物に憑依できるかもしれない。
正確なところはわからないけど、とりあえず現在時刻は夜。夜に活動してて、いつも憑依しているより大きな動物――
「――フクロウとかいないかな!?」
フクロウなら猛禽類で爪も鋭いし、きっと強いはずだ。
九夜山めざして移動するラグドール号の甲板をすり抜け、夜の空を見渡し、耳を澄ませる。
……ホー。
「いた!」
ラグドール号へ急いで戻る。ろっこんを使うなら、船内の安全なところで眠らないと。うかつなところで寝て、その間に本体が食べられてしまったらと思うと、さすがに背筋がぶるっとする。
空っぽの船室を見つけて、ベッドの中に埋まって……すやぁ。
爆速でまどろみの中に沈んでいった小枝の意識は、次の瞬間には夜空に浮かんでいた。
くるりと首がまわる感覚に、ほとんど音のしない静かな羽ばたき。それから試しにだしてみた鳴き声は、「ホッホッホッ」と低音で響く。
目論見どおり、フクロウに憑依することができたようだ。
(よーし、これなら!)
頭上に数え切れないくらい居るお化け兵たち目がけ、小枝は音もなく飛翔する。
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担当ゲームマスター
風雅宿
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月19日
参加申し込みの期限
2020年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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