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【大晦日】自由に過ごしたり猫になったり鳥になったり鼠退治(略
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6 猫と鳥の年越し夜会~銀ネズミ退治編~
(もしかしたら……不思議な事があるんじゃないかなぁ!)
何となくの予感を元に、
曖浜 瑠樹
は家をこっそりと抜け出した。根拠のない予感ではあったが、こういう時は大体当たる。ほぼ確信に近いわくわくと共に、彼は寝子島神社の裏手に行ってみた。
「あれぇ、猫や鳥が沢山……うみゃ?」
自分がみるみるうちに小さくなっていく感覚があり、気が付いたら猫背になって両手を地面に突いていた。つまり、子猫になっていた。
「みゃーん!(猫になってるよぉー!)」
心からの叫びが夜空に吸い込まれていく。
「瑠樹。そう慌てなさんな」
にゃああ、と猫語で名を呼ばれ、瑠樹は「え?」ときょとんとした。前から、おばあさんの白猫が歩いてくる。
「あっ、
まちか
だー!」
飼い猫のまちかだとすぐに判った瑠樹は、嬉しくなって駆け寄っていく。
「まちかも家を抜け出てたの?」
「今日は『猫と鳥の年越し夜会』だからね」
夜会について彼女が説明してくれる。何だか神秘的で、純粋に楽しそうだった。
「そうなんだ。来て良かったよぉ!」
「まちかさん、知ってる子猫? かわいい~!」
灰色猫が話しかけてくる。お姉さんな毛並みつやつやの猫だった。
「一緒に住んでいる子だよ。瑠樹っていってね」
「ふわふわほわほわだね! 前足の先だけ黒いのがかわいい!」
瑠樹は白と黒の割合がいい感じの猫になっていた。
「一晩だけの猫体験です。楽しんでいってくださいね。ただ……」
斑模様のフクロウが顔を曇らせる。
「チュー……!?」
ふわふわと瑠樹の毛にすり寄っていた灰色猫が突然ネズミになった。
「あれ、何でネズミ……?」
驚いている瑠樹の前で、銀色のネズミ達が浪々しい声で宣戦布告してくる。
「チュー!(われわれは侵略に来た異世界銀ネズミだ)」
「チュー! チュチュー!(猫をネズミにして寝子島をねずみじまにするのだ!)」
それだけ言うと、銀ネズミ達は素早く解散していった。ぽかん、とそれを見ていた瑠樹は、隣の灰色ネズミに視線を移す。
「……にゃんこがネズミに変えられちゃったぁ!」
「って、私、鳥になってる?」
気付いたら、
青山 絢
は鳥になっていた。
「どうなってるの……? 確か……」
確かも何も、つい今まで、友人と初詣を楽しんでいた。ちょっと早目に来たから散歩しようか、と連れ立って神社の裏の方に足を運んだのだ。
「あれ? あれ?」
視界が急に高くなったと戸惑っていたら、どうやら空を飛んでいるらしい。しかも、結構な速度で。
「え、えええ?」
いつもは冷静な絢も、流石に慌てた。自分がぐるぐると円状に飛んでいることに気付き、とにかく地上に降りようと着地場所を探す。
「あそこなら……」
寝子島神社の裏手にある広場に着地する。近くにある池で自分の姿を確認すると、青いセキセイインコが映っていた。
「インコ……」
人の耳には「ぴー……」としか聞こえない声が出る。恐らく、神魂の影響だろう。絢は以前、神魂の影響でバニーガールになったことがある。それが、今回は鳥だったのだ。
(寝子島に来てから、妙なことがよく起きるわね……)
今までは何故かうさぎに関係することが多かったが、ジンクスは崩された。
「あら、セキセイインコじゃない」
その時、間近から声が聞こえた。振り返ると、鳩がこちらに向かってきていた。
「あなた、人間? それとも、迷子?」
「え? ええと、人間よ」
どうやら、この鳩は事情を知っているらしい。
「そう。驚いたでしょうね、でも大丈夫。今日は『猫と鳥の年越し夜会』なの。こっそり開かれている特別な会でね」
歩きながら、鳩は夜会について説明してくれた。会場に着くと、そこでは鳥と猫が仲良く話をしていた。何とも不思議な光景だったが、自身が夜会の魔法に掛かっていたからかすんなりと受け入れられた。
「私も……きゃ!」
話の輪に近付こうとした時、銀色のネズミがシャッと目の前を通過した。ほぼ同時に、何匹かの猫が灰色ネズミに変わる。灰色ネズミは慌ててちゅーちゅーと鳴いた。
「! これは……!?」
「実は……」
鳩や雀、黒猫や三毛猫が口々に説明してくれるのと同時に、異世界銀ネズミ達が宣戦布告を始める。
「さっきから成果を出す度に自己主張してくるの。私達も頑張って戦っているんだけど追いつかなくて……」
「あの銀色のネズミを倒せば、ネズミは猫に戻るのね?」
事態を把握した絢は。銀ネズミ退治に協力することにした。
「実家に帰りそびれちゃったな。どうしようか」
アパートの部屋で飼い猫の花遊(かゆう)と遊びながら、
万条 幸次
は時計を見た。いつの間にか31日も残り少なくなっている。
荷造りをサボっていたから、午後に起きた時にはもう帰省するには遅く、何となくで時を過ごしてしまった。
「いいや、寝子島神社に行ってみよう。な、花遊」
「にゃおう」
花遊と一緒にアパートを出て、神社に向かう。
「……すごい人混みだねぇ」
「にゃあ……」
目を丸くした幸次の腕の中で、花遊も目を丸くしていた。参道も神社も、人で溢れかえっている。
「裏の方ならもう少し落ち着けるかなあ」
幸次は人混みから外れた森の中に入っていった。周囲に誰もいないことを確認してから、ろっこんを使う。
「ろっこん猫チェンジ!」
目を閉じて発動すると、彼の姿は猫になった。おなかが真っ白で、他は灰色と黒の縞々模様だ。
「神社の裏にでも避難しておこう」
「ああ、そうだな!」
花遊も同意し、そのまま神社の裏へ歩いていく。
(? なんか背中に違和感が……?)
変だな、と思っていると、花遊が「お、おい!」と声を上げた。振り返ると、彼の右前足が幸次の背中に向けられている。
「背中!」
「……? わぁっ! 鳥の羽根が生えてる! 猫の姿なのに!」
何が何だか分からなくて混乱する。
「こうもり羽の猫ならゲームとかで見たことあるけど……」
「……あ、そっか! 今日は猫と鳥の年越し夜会だ!」
「夜会?」
花遊が夜会について教えてくれる。
「幸次には鳥の羽が生えたけど、たまたま猫になってたから変なことになったんだ」
「な、なるほど……というか、夜会って面白そうだな!」
「んじゃ案内するよ。こっちだ!」
夜会に行くと、そこでは猫がネズミに変えられ、銀ネズミが演説している所だった。
「え、オレ、ネズミにされるのか?」
花遊が顔色を青くする。彼は黒白模様の毛に覆われていたが、毛の下はきっと青くなっている。
「あの銀ネズミを撃退しないと猫が危ないんだね。よし、花遊行くぞ!」
「え、いや……オレ、ネズミとか嫌いじゃん?」
躊躇のない幸次と違い、花遊はとても気が進まないらしい。数歩後退る。
「ネズミ苦手なのは知ってるけど、緊急事態だから! 頑張れ! 終わったら宴会しよう、な?」
「…………絶対だからな!」
羽の生えた縞猫と黒白猫は、銀ネズミを倒すべく走り出した。
(ここから猫や鳥の声がしマース!)
神社の裏手を散歩していた
深縹 露草
は、賑やかな動物達の声が気になって森の中へと入っていった。
「猫に鳥、ですか……これは絵になりマース!」
広場では、猫と鳥が喧嘩することなくお喋りしていた。野生では考えられない状況だが、ここは特別な空間らしい。
「私にも羽根が……オオルリ……風ですかね?」
背中に生えた青い鳥の翼を確認し、首を傾げる。
「さえずるのはできなさそうですね……残念」
かなり本気で肩を落としていると、突然「われわれは……」という声が響いた。拡声器でも使っているのかという程の声量だが、目を向けた先にいた銀ネズミ達は手ぶらである。
「異世界の銀ネズミ……ですか」
話を終えてネズミ達が解散すると、露草は顎に軽く手を当てて思案する。彼等の銀色は、闇の中では灰色にも見える。
「銀色のネズミ……空から見つけて捕獲するわ」
「私もやるわ。鳥ならネズミにはされないものね。仲間の鳩達にも声を掛けるわね」
セキセイインコと鳩が緊張感のある会話の後に飛び立っていく。
「灰色猫さん、大丈夫……?」
ネズミに変えられてしまった猫に、黒白の猫が話しかけている。
「大丈夫だけど、嫌だ……。私、猫に戻れないのかなぁ。あのネズミ達と同じ姿になっちゃった……」
「同じ……」
それを聞いた露草は先程抱いた危惧に対して確信を持った。
「異世界銀ネズミ……許せない。この場で殲滅する!」
怒りに燃える声に振り返ると、真っ黒い猫耳と尻尾を生やした少女が立っていた。今にも狩りを始めようという雰囲気の彼女に、露草は話しかける。
「ちょっと待ってくださーい! 銀のネズミを退治に行く前にやりたいことがありマース!」
猫や鳥達の怪訝な視線が露草に集まる。彼の背に青い羽が生えているのを見た黒白の猫(瑠樹)が駆け寄ってきた。
「鳥の羽だけ生えたんだなぁ。オレは猫になっちゃったんだ!」
「そうデスか、あなたは人間……猫になれたとは、良かったデース。私は……翼だけデース…………」
改めて残念に思っていると、黒耳黒尻尾の少女――
恵御納 夏朝
が問い掛けてきた。
「ネズミ退治の前にやりたいことがあるって言ってたよね」
夏朝は、一刻も早く異世界銀ネズミを退治しなきゃと思っていた。猫と鳥の年越し夜会――楽しそうだと思っていたのに。
(邪魔する輩は懲らしめないと!)
許せない、とすぐにでもろっこんを発動しそうな勢いだ。
「銀色のネズミと普通のネズミはよく似ていマース。間違えて攻撃して、とばっちりで普通のネズミが傷つくのは心が痛みマース……」
「そ、それはそうかも……」
夏朝は同意する。普通のネズミは今日も一生懸命に生きているのだ。新年という祝いを前に、無垢な命を奪うのは良い事ではない。
「ですから、私のろっこんを使いマース」
露草のろっこんの能力は『条件を満たすもの・生物・部位等に、描いたのと同じ紋章が光り輝き出現する』というものだ。説明を終えると、彼はメモに筆記用具で紋章を描いた。
「茄子に……バツ?」
首を傾げる瑠樹や皆に向け、露草はもう一枚のメモに『ナス(成す)に×』と文字を書く。
「ネズミの目論見は『ナスではない』=『なす事はない』のデース!」
…………、と数秒間の沈黙が流れた後、露草は申し訳なさそうにしながらろっこんを発動した。
「ナス、好きなので内心ごめんなさいですが……! 異世界から来た銀ネズミ達よ……光れ!」
祈ると、夜闇の中で蛍の光のような発光が幾つも発生した。
「チュー!?」
「チュー!!」
驚く銀ネズミ達の声が聞こえる。元灰色猫の灰色ネズミは光っていない。
「これで一部なりとも銀ネズミの区別はつくはず」
露草が言うと、夏朝は所持品の中からねこシールを取り出した。
「じゃあ、異世界銀ネズミだけを殲滅できるね」
夏朝のろっこんは、ねこシールを貼り付けた対象の重量を変化させるというものだ。まず自分にシールを貼り、体重を軽くする。身軽になった彼女は素早く光を放つ場所に行き、進化能力によって追加で貼れるようになったねこシールを銀ネズミへ射出した。
銀ネズミの体重を目一杯に重くする為に。
「チュー!?(何だ!?)」
地面に伏して動けなくなった銀ネズミを、持っていた折り畳み傘で思い切り殴る。
「チュー!!(イテッ!!)」
殴られた銀ネズミは消えていった。
「チュー! チュチュ―!(やられっぱなしではいられん! 反撃だ!)」
それを見ていた銀ネズミが怒り、右手を上げて一振りした。鋭い爪が飛んでくる。
「わっ!」
夏朝は慌てて爪を避けた。それ自体は難しくないが、当たれば痛いでは済まない。
「このっ!」
夏朝は更にろっこん発動の回数を増やし、重くした銀ネズミを正確に殴っていった。
(あの攻撃は止めた方がよさそうデース!)
それを見ていた露草は、ろっこんの進化能力を使うことにした。光る銀ネズミが右手を上げる瞬間に紋章に念じると、銀ネズミは宙に浮き、仰向けの状態でぽてっと落ちた。爪が明後日の方向へと飛んでいく。
「今だ!」
すかさず夏朝が傘で殴る。奇しくも連携のような形になり、2人は頷き合って次の銀ネズミを探した。範囲外にいたり隠れていたりしている銀ネズミを想定し、露草は時折最初からろっこんをかけ直す。
年が明けるまでには全銀ネズミを懲らしめて異世界に帰したい、と彼は思っていた。
(……全く、綺麗な銀の毛並みをしていたのに勿体ない!)
飛んできた爪を避ける。今の幸次には鳥の羽があるから攻撃を躱すのは得意だった。彼がシャーっと威嚇すると、光り輝く銀ネズミは狼狽した声を出す。
「チ、チュー―! チュウウ!(な、何故だ! 魔法が効かん!?)」
「何でだろうね!」
隙を見せた銀ネズミに猫パンチを食らわせる。反撃される前に銀色の背中を咥えて上空に飛んだ。
「チュー!(何をする!)」
「これ以上悪さするなら落としちゃうよ」
本当に落とす気はないが、大人しく元の世界に帰って欲しいと思って少し低い声で言うと、口の中で銀色の体がぶるっと震えた。そして無言のまま、姿も重量も消えていく。
――下を見ると、花遊も果敢に銀ネズミに噛みついている。
(後でおいしいものをあげないとな)
「光ってる……?」
太った古猫にネズミ捕りについての教えを得た
獅子唐 ケンジ
は、古猫から銀ネズミが猫鳴館から移動したと聞いて、その先である寝子島神社の裏に来ていた。
「しかし、捕まえやすいですね」
古猫から教わったのは、自分を「無」にする方法だった。
技や気、心だけではたどり着かないという「無」――「無」は、普段から当たり前にそこにある。
超常の力ではないそれは、訓練すればただの人でも身に着けられ、付け焼き刃ではあるがケンジは習得することができた。
(特別ではない普通を以ってすれば、ネズミを捕まえやすくなります)
気配を消して銀ネズミに近付くことも勿論、世闇に紛れる灰色と、月明かりに照らされる銀色を間違えることも無いだろう――
と、思ったのだが。
(少なくとも、見分けをする必要は無さそうですね)
草木の中を光るネズミから目を離さず、自分は闇と空気と自然と同化し、無と同等になるように努める。そして、光が近付いて来た時――
(ここです!)
すかさず手を伸ばして光を捕らえる。「チュー!」という悲鳴と共に、手の中の感触が消えていく。
「……? 諦めたのか、逃げたのか、どちらでしょう」
しかし、どちらにしろ全て退治すれば問題はない。捕まえるとテレポートする、というのなら殴打の方が有効だろう。
「…………」
再び、自らを無に落とし混んでいく。そこかしこで攻防が行われているのだろう。常に葉擦れの音がしているから移動にはそこまで注意しなくても大丈夫だろう。
「……!」
光が走る。進行方向を予測し、そのポイントに来た瞬間に的確に殴る。
「チュー!!」
殴られた銀ネズミは、またもやその場から消滅した。
「不覚を取ってしまった……」
異世界に戻ってきた銀ネズミは、苦々しく呟いた。同胞の数を無駄に減らさない為に、少しでもダメージを負ったら戻ってくるように全員に魔法をかけてある。
「後は同胞に任せよう」
だが、次々と銀ネズミは帰還してくる。
「お、お前達……」
「殴られました……」
「脅されました……!」
「噛みつかれました……!!」
「私はインコに突かれました……!!!」
「次はあそこね」
理由は分からないが、銀ネズミ達が光っている。それを目掛けて急降下して絢が突くと、銀ネズミは「チュー!(イテッ)」「チュー!(クソッ)」とか言って消えていった。
「チュー!(無念!)」
また一匹消えたが、その直後に「チュー……(ああ、ネズミに……)」という声が聞こえた。光っていないし光沢もない。魔法をかけられた猫のようだ。
「あっちで避難誘導してるわよ。行ってみたら?」
「チュー(ありがとう)」
灰色ネズミが去っていった先では、瑠樹が無事な猫やネズミになった猫を夜会から遠ざけようとしていた。
「危ないからここから離れようなぁ」
ネズミを見ていたら本能的にじゃれたくなってうずうずするが、我慢して先頭に立って人混みを目指す。瑠樹が元々動物好きだからかもしれないが、猫視点から見るネズミ達は美味しそうというよりも可愛かった。
「人の多いところに行けば猫をネズミに変えるなんて目立つことはしないだろうさ」
まちかも猫達と一緒に境内の方へ移動していく。
「チュー!(そうはいくか!)」
だが、猫の集団が見逃されるわけもなく、猫達はネズミに変えられてしまった。
「あっ!」
「チュー!(カモが集まっているのを見逃すわけがないだろう!)」
光り輝く銀色ネズミが5匹横並びになって胸を張っている。
「そんなことしちゃいけないんだよぉ……」
少し悲しくなりながら、瑠樹は異世界銀ネズミ達を和ませることにした。避難しても猫がネズミにされてしまうなら、仲良くなれないかなと考えたのだ。
ネズミや、夜会の影響で猫になった人を見て、瑠樹は素直に可愛い、と和む。
(仲良くなって、楽しく大晦日を過ごしたいな!)
自分が和むと周囲も和むという瑠樹のろっこんは、進化能力で対象を絞ることができる。銀ネズミ達の笑顔だけを想像して和んでみると、銀ネズミ達は目をぱちぱちさせた。
「チュ? チュー―……?(変だな? 何だかやる気が……)」
「チュ? チュー……?(何故だ? にっくき猫達が可愛く見えて……)」
「猫は可愛いよお」
瑠樹がにこっと笑うと、銀ネズミ達はまた目をぱちぱちさせた。
「……チュー(そうだな。猫は可愛いよな)」
「チュー?(ん? 猫の数が少なくないか?)」
「チュー(ネズミにした猫を元に戻そう)」
『チュー――――――!!』
魔法は一斉に解かれ、変身させられていたネズミは全て猫に戻った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月10日
参加申し込みの期限
2020年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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