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「せっかくの年越し、派手に遊ぼうじゃない」
吉住 志桜里
は、シーサイドタウンでルームシェアしている
卵城 秘月
と二人で寝子ヶ浜海浜公園に来ていた。
「うん。次は何を食べようか」
チョコバナナの棒をゴミ箱に捨てて、秘月は屋台のお品書きを見比べる。
「ケバブとかどうかな?」
「いいわね。買いに行きましょう」
巨大な肉が縦方向のバームクーヘンみたいになっている店に行くと、結構並んでいる。列の後ろまで食欲をそそる匂いが香ってくる。
順番を待っている間、秘月はぼうっと考える。志桜里とルームメイトになってそこそこ長い。彼女の事は、友人というよりちょっとした家族のように感じている。
(志桜里君と今年最後のお出かけか……)
もう年越しとは、長いようであっという間の一年だった。
(光陰矢の如しとは本当に言い得て妙らしい)
振り返ってみると、悪い一年じゃなかった気がする。欲望に身を任せすぎない程度には頑張れたし、成長できたんじゃないかと思う。
(来年はどうなるかな……?)
そう思っていたら、順番が来た。志桜里と一緒に注文する。辛口を頼むと、現地の人らしき店員が小麦粉で作った薄い生地に野菜と削ったケバブを盛っていく。最後にソースをたっぷりとかけて渡してくれた。売り場を離れると、早速一口頬張ってみる。
「ん、これ美味しいね」
「ええ。テンションが上がる味ね。ちょっと交換しない?」
「うん、いいよ」
志桜里は自分の甘口と、秘月の辛口を取り換えてみる。少しピリッとして、甘口とは別の満足感がある。
「これはここ数年のバズ飯よね。いつの間にかお祭りでよく見るようになったけど、普段は食べられないしね」
イベントごとの屋台ご飯は、気分が乗っているのもあって特別美味しい。定番から、流行りの味に昔人気だったメニューまで何でもあってわくわくもする。
「ホームパーティーでまったり過ごすのも良いけど、やっぱり騒がしい所で楽しくやるのも良いわね」
「そうだね。こういう雰囲気は嫌いじゃないし、楽しいよ。ところで、次は何にする?」
「ええと……夜も長いし、しっかり食べときたいわよね。たこ焼きにしましょ」
一盛り8個入りのたこ焼きを買い、隣で売っていたタピオカドリンクも購入する。ドリンクにはホイップクリームが乗っていた。
「あそこで食べようか。ちょうど席が空いたよ」
秘月の視線の先には四角い黄色いテーブルがあり、二人はそこに座って買ったものを置いた。
「このドリンク結構おしゃれじゃない? ニャンスタにアップしよ」
志桜里はスマートフォンでドリンクを撮影し、早速ニャンスタにアップする。コメントもばっちり入れて満足して、ストローに口をつける。
(あ、そうだ、これ……)
ストローの先はスプーンのようになっていて、タピオカやホイップクリームを掬えるようになっている。それを上手く使って、志桜里は口の端にわざとクリームをつけてみる。
(どう? 秘ぃ……)
少し誘うように瞳を細めてドリンクを飲む。
「……?」
たこ焼きを食べていた秘月は、やけに視線を感じて志桜里を見遣った。肉体フェチの秘月はこっそりと彼女の体を見ていたのだが、それがバレたのかと思ったのだ。
ドキっとしたが、ふと志桜里の口の端についたクリームに気付いて、誤魔化しも兼ねて指を伸ばしてぬぐってみる。
「ついてたよ」
微笑み、指についたクリームをぺろっと舐める。
(もしかしたら、私が肉体フェチだって少しは覚られてるかもしれないけど……)
まあ、それは一応セーフだと思いたい。
(肉体フェチは志桜里君の中ではきっとアリなんだ。そうなんだ)
内心の焦りを落ち着かせるべく自分に言い聞かせながら、秘月はたこやきを口に運んだ。
カウントダウンも近くなった頃、二人は大観覧車に乗っていた。志桜里はしれっと秘月の肩を抱いてノリノリで観覧車からの眺めを楽しんでいた。
「夜景が綺麗ねー。エノコロ岬も見えるわ。ねえ、後で行ってみない?」
「いいね」
「そうこなくっちゃ!」
するとそこで、観覧車の中が真っ暗になった。カウントダウン前の消灯だ。
「あ、もうそんな時間なのね」
カウントダウンの後、観覧車が明るくなったと同時に花火が上がる。
「うわ、綺麗ー!」
「綺麗だね」
未だ花火が上がる中、二人は新年の挨拶をして年越しを祝った。
観覧車を降りると、人々は年越しの興奮で騒いでいた。喧噪から身を冷ますようにエノコロ岬に向かった。
猫恋の鐘を鳴らすと、何故か少ししんみりした。二人一緒に鳴らしたけれど、幸せの相手は誰なんだろう――
志桜里は、秘月へ流し目を送る。からかうつもりで口を開いた。
「ふふ、秘ぃの事だから来年は隣にもう1人2人増えてるかもしれないわね? ……さてさて、初日の出まで家で過ごす? それとも早速1人2人増やす?」
言葉だけを見れば友人が増えるだろうと解釈できるが、秘月はそれが家族を増やすということだとすぐに解って苦笑する。
「いやいや、流石にそれは物理的に無理じゃ……いやでもここだったら……」
この島は割と何でもありな島だ。もしかしたら、そんなことがいつかあるかもしれない。
一瞬だけ脳裏に過った考えを首を振って追い払う。
(流石にないよね)
秘月はとりあえず、いつの間にか髪をもふってきているこの同居人に、どう仕返ししようかと考え始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月10日
参加申し込みの期限
2020年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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