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そうだ、下着を買おう!
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【下着は乙女の必需品】
【attitude ~petit~】の計測室で、
浮舟 久雨
はため息を押し殺した。
年を重ねるごとに、意に反して自分の体が形を変えていくのが嫌だった。
「つくづく嫌になるな。これだから、私は……」
鏡に映る自分の肢体に、つい顔をしかめてしまう。
凹凸が、無駄だと思う。
(もっとすっきりとした体つきならよかったのだが……)
どうしてこうもメリハリがついてしまうのか。
いらないところに肉がつく。まったく見るたび、気分を害する。
「サイズは上から計るんでしたか……」
ひとに見られるのも、触れられるのも久雨は苦手だ。
(やれやれ。仕方がないな)
しっくりくる既製品が見つからなかったのだ。
金銭には困っていないことだし、体に合うものを作ってもらったほうがいいだろう。
「あれ? あの人はたしか……」
夢宮 瑠奈
が来店したとき、店を出て行く
白浜 渚
とすれ違った。
あの胸には
見覚え
がある。
声をかけようかとも思ったが、渚が人目を避けている様子だったので見送るにとどめた。
(下着は必要だもんね。他にも買いに来てる人いるんだぁ)
ちょうど買い換えの時期でもあることだし、せっかくなら良い品を手に入れたい。
「うわぁ、目移りしちゃいそう」
店内の華やかさに、瑠奈の表情もいっそう明るさを増す。
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました」
声をかけてくれた店員について、計測室へと向かう。
「そんなに何カ所も計るんですか? すごいなぁ、お願いします~」
変わりばえのしない自分の体も、きっちりと計ってもらえば、思っていたのとは違う数値が出てくることもある。
「あれ? あたしも少しは成長したのかなぁ?」
「成長期でいらっしゃいますから。数値の増減はよくあることかもしれませんね」
(減ることもあるのかなぁ? あ、ウエストとか?)
計測室を出ると、同じ桜花寮の生徒を見つけた。
詠坂 紫蓮
だ。
「こんにちは~! お買い物?」
「あっ、こんにちは。そうなの、ちゃんとしたのが欲しいかなと思って」
今までの下着だと、少しきつく感じることもあるのだと、胸元を押さえて紫蓮が言った。
「紫蓮ちゃん、スタイルいいもんねぇ」
「どうなのかしら……、ちょっと迷ったんだけど、必要かなって」
「うんうん、せっかくだからかわいいのが欲しいよね!」
「中学の頃から少しずつ体つきが変わってきちゃって。いつまでも前のままってわけにはいかないのよね」
「成長期だからって、さっき店員さんも言ってたよ」
「クラスの人とかも、ちゃんとしたものをつけていそうだものね」
「普段はどういうのを身につけてるの?」
「ええと、恥ずかしいんだけど……、自分で買うのは初めてなのよ」
背伸びしちゃったと言う紫蓮に、瑠奈は微笑みかけた。
「そっかぁ、素敵だね。それにほら、下着屋さんっていろんな商品があってわくわくするよねぇ!」
次世代アイドルとして活動することも考えると、勝負下着っぽいアイテムも欲しいと瑠奈は思う。
「勝負下着とか! ね、勝負下着って素敵な響きじゃない?」
「えぇ!? っと、そうね。……けど、私にはさすがにまだ早いかな」
紫蓮は、一人で下着を買いに来たのがやっとの初心者なのだ。
「いつかは、そういうのも考えるときが来るのかもしれないけど……。どうなのかなぁ?」
「下着やファッションから元気をもらうってこともきっとあるよねぇ。内側からやる気がわいてくるようなのが欲しいなぁ」
紫蓮と瑠奈がデザインを決めるためにカウンターに向かうと、そこには同じ寮の久雨の姿があった。
「けっこうみんな、来てるんだねぇ」
「ん? ああ、奇遇だな。買い物か?」
「そうなの。オープンするっていう、ちらしをもらったものだから」
三人で並んで座り、店員とのやりとりの中で希望をかためていく。
「ええと、あ、このレースのパターンがきれいかも」
サンプルを眺めていると、紫蓮もついついデザインに凝り出してしまう。
誰が見るというわけでもないが、かわいいものはかわいいし、きれいなものはきれいだ。
「いろんな色があるのね、なんだかわくわくしちゃうわ」
それでもあまり派手な色は、身の丈に合わない気がする。
デザインには多少気合いが入ったものの、使いやすそうな下着を紫蓮は注文した。
「夢がつまったような下着がいいなぁ」
アイドルらしい、勝負下着だ。
瑠奈の勝負下着のイメージは、全体的にふわふわしていて、レースでびしっと締めているようなもの。
「アクセントに小さいリボンとかついてたら嬉しいです~」
「サイドとセンターでレースの種類を変えて引き締めるというのもいいかもしれませんね」
「サイドがこっちのレースですか? うわぁ、柔らかな肌触りで素敵かも」
「センターのレースを幅の広いものにするという手もありますね」
「なるほど~」
実際にレースを重ねてみると、これしかない! というような気分になってくる。
「色はいかがいたしましょうか」
「えっと、あたしのイメージは赤だったんですけど、あんまりきつい色は好きじゃないなぁ」
「赤にも種類がございますから、お好みのものが見つかるかもしれませんよ」
ほんのり色づくていどの、梅の花のような赤から、黒に近い暗い色まで、様々な赤い生地を店員が並べてくれる。
「うわぁ!」
少し落ち着きのある、やわらかでかわいらしい色の生地を瑠奈は手に取った。
「デザインと、色? ふむ……、悪趣味でなければ、何でも」
「こだわりはございませんか?」
選べといわれても、久雨には下着の善し悪しなどわからない。
「着心地がよければ、それで構いません」
「それでは、肌になじむ素材を使うことにいたしましょう」
並べられた生地にとまどう久雨に、店員が穏やかに声をかける。
「難しいことを考える必要はありません。触ってみて、最も優しい印象を受ける布を探していただければいいのですから」
「……そういうものか?」
言われるがままに布に触れて、久雨は一枚の生地を選んだ。
「これは、悪くなかったように思う」
「こちらですね、かしこまりました。デザインは、あまり派手ではないほうがお好みでしょうか?」
何が派手で何が地味なのかも、久雨には判断がつきそうになかった。
「ううむ……、おそらく」
「普段使いはもちろん、色々な場面でも活用できるようなベーシックなものにいたしましょう。同じ下着でも、ガーターと組み合わせると雰囲気もがらりと変わりますので、比べていただくと良いかもしれません」
「そういうものか」
「お使いいただくうちに、お好みもはっきりしてくると思います。いろいろと試してごらんになってください」
久雨はうなずいた。
「不明な点は任せます。出来れば、配送で」
「承りました」
キュートな勝負下着の注文を終えた瑠奈は、次に普段使う用の下着を選び出した。
「シンプルにしたら、ちょっとお安くなりますか?」
「凝ったレースをお使いにならなければ、それなりのお値段まで抑えることは可能ですよ」
「そっかぁ、えっと、色はおまかせとかできますか?」
「そうですね……、お客様にはパステルカラーがお似合いになるような気がいたします」
店員がさわやかな色合いの生地を並べていく。
「こちらの生地に、同系色のレースで縁取って……、こういうのはいかがでしょうか?」
「わぁ、いいかも。使いやすそうですねぇ」
淡い色の生地に、少しだけ濃い色のレースをあしらった下着は、学校に行くときにでもこだわりなく着用できそうだ。
「センターにビーズをのせておきましょう」
きらきら光る小ぶりなアクセントがかわいかった。
注文を終えた三人は、少し店内を見て回りながらおしゃべりをした。
「下着にもずいぶんと種類があるのだな。参考になる」
あれがかわいいだとか、これが似合うだとか。女子学生らしい会話に、久雨が感じ入る。
「自分が気に入るのが一番だけど、その日の気分によっても違うよねぇ」
「年齢や環境によっても変わるわよね。ちょっと頑張ってみよう、とか」
「むぅ……、難しいのだな」
「そんなことないよ、好きだなーって素直に思えるのを選べばいいんだもん」
「少しずつでいいのよね、きっと」
体が成長していくように、段階をおって自分も成長していくのだろうと、紫蓮はつぶやいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月12日
参加申し込みの期限
2013年09月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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