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シネマカフェ『クランク・イン』 第四幕
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【海の向こうにたゆたう笑顔】
ずうっと、ずうっと。気になっているのです。
「元気にしてるかな……」
ここは『クランク・イン』の猫部屋。
綾辻 綾花
はちょっぴりアンニュイに目を細めて、窓の向こうの青空を眺めておりました。
猫部屋なのに、今は猫の一匹もいないこのお部屋。途中で出会ったにゃんこを連れ込もうかと思ったら、今日に限って一匹も出会うことなく、残念無念。
といって綾花の物憂げな表情は、それが故ではないのです。
と……ずどどどどど、ばたん!
「綾辻さん、お待たせしましたー! 来ましたわよー、がっちりピックアップしましたわよー!」
「あ、エマさん」
ブロンドの髪を振り乱し、騒がしく飛び込んできた嬉野 エマ。
その腕の中には……脇の下抱えられてびろーんと伸び切った、
『……説明はあるんだろうな?』
不機嫌顔の
テオ
がおりました。
いちおう映画喫茶なものでして、猫部屋を映画鑑賞以外の用途に使用するのは想定外ではありました。
スクリーンには『アニー・ポーター』が流れつつ、綾花の心は遠い遠い海の彼方へ向いています。
『クリスマスカード? レオのやつにか』
「うん。だって普通に送っても届かないから」
『まったく。おかげでこっちは大迷惑だぜ。捕まるわ引きずられるわ……おい、あの金髪にひとこと言っとけ。俺はまったく懐いてなんていねえってな』
「ふふ……」
レオ。
レオ・オブリーオ
。懐かしいその名前は、綾花のまぶたの裏へ、海中都市での大冒険を色鮮やかに蘇らせます。
まぼろしの『ねこだい文明』を求めて世界中を旅する風来坊な『ねこ』は、たくさんの鮮烈な体験と、あたたかな思い出を綾花へもたらしてくれました。
そして今、彼はどこかの洋上にて、海上リゾート都市『ネコトピア』の建設に勤しんでいるはずです。ねこと、イルカと、おさかなの楽園。きっと突拍子も無くて、ぶっ飛んでて、とんでもなく楽しいトコロになることでしょう。
綾花もその完成を楽しみにするひとり……ということで、レオに近況を尋ねる意味も込めて、クリスマスカードを作って送ることにしたのでした。
「ごめんね、テオ。急に呼んじゃって」
『ふん』
などとツンとしながらも、テオは『アニポタ』に見入っていたりします。なんだかんだでクランク・インの周辺をうろついているあたり、猫部屋も悪くないと思い始めている……のかも?
「それで、レオは今どうしてるの? 連絡はある? ネコトピアは順調なのかな?」
『まあ心配するな。時おり一方的に連絡を寄越してくるが、順調だ。ねこもさかなも集まって、そりゃあお気楽に、楽しくやってるさ……』
能天気なレオ。物怖じしない彼なら、どんなねこやおさかなとだって仲良くなれるでしょう。それに意外と、あれでリーダーシップにだって長けています。
「そっか。元気なんですね。良かった」
『ああ』
潮風に吹かれて、飄々と。きっと上手ーくやっていることでしょう。
綾花はホットココアをひと口、くぴり。
「あ、テオ。カードの周りに、肉球スタンプを押してほしいんです。可愛くね」
『おう……このへんか?』
「そうそう。爪は立てちゃダメですよ?」
『そのくらい分かってる……それにしても、アニーのまわりにはロクなやつがいないな。いじわるな叔父叔母にいとこやら、高慢ないじめっこやら陰険教師やら……』
なんだかんだで映画にハマっているらしいテオに、綾花は和んでしまいます。
綾花もきっと、アニポタについては知っていることでしょう。見たこともあったかもしれません。
ひどい環境で育った彼女が、やがて魔法界を揺るがす大事件に巻き込まれ、そしてそれを見事解決へと導くヒーローとなっていくことだって、きっと知っていることでしょう。
(レオも、みんなの期待に応えようとして頑張ってたんだよね……)
ついつい関連付けてしまうのは、ちょっとこじつけ? なんて。
『まったく。なんだって俺がこんなタダ働きを』
「あ、言い忘れてたけど、ご褒美の猫缶を用意してあるからね」
『ああん? そんなもんで俺が釣られると……ちなみに何味だ?』
テオはアニポタを見ながらも、色んなインクで肉球をぺたぺたしてくれました。
映画が終わる頃には、クリスマスカードも完成!
「テオ、ありがとう! 足、拭いてあげるね」
『おう。猫缶は「ささみだニャン」で頼む』
猫缶はぐはぐしている間はテオも無防備に撫でさせてくれるので、綾花は撫で放題の嗅ぎ放題です。
「テオのおかげで、素敵なクリスマスカードができました。それじゃ、レオに届けてくれる? クリスマスまでに届くといいな……」
『まかせとけ。メシの礼ぐらいはするさ。あいつも喜ぶだろうよ、バカみたいに笑ってさ』
レオが綾花のメッセージを見た時、彼はどんな表情を浮かべるでしょう……なんて、カンタンに想像できてしまいますね。
海の向こうのねこたちを想い、彼らがいつまでも健やかであるように、綾花は青空へ祈りました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月11日
参加申し込みの期限
2020年03月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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