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シーサイドタウンの昼下がり――
檜山 立樹
はカフェ&BARエルデストで働いていた。
あの日
から、
氷華・クルバトフ
とは疎遠になってしまった。
(あの時ちゃんと彼女の気持ちを受け止めていたなら、ちゃんと自分の気持ちを伝えられていれば……)
気が付くと、ついそんな事を考えてしまう。後悔が募るばかりの気持ちを振り払うように、立樹はバリスタの仕事に集中した。
「お客様、コーヒーのおかわりは如何ですか?」
開いているページを読み終え、薄い紙をぺらりと捲る。文字を追っていく中で氷華の心を揺さぶるのは、『勇気』『謝罪』『告白』という単語だった。
「…………」
檜山 立樹
の顔が思い浮かぶ。あの時の自分の、彼の言葉が一言一句、ニュアンスまで甦ってくる。
謝ると決意したはずなのに、鈍っていくかのように消費されていく日々を送って今日に至ってしまった。だが、今なら謝罪と思いを伝えることができるような気がする。
窓の外が暗くなってからもう随分経つ。時計を見ると、立樹が働いているカフェの閉店時間まであと少しだった。
(……行こう)
席を立ち、全速力で走る。カフェの明かりは、まだ点いていた。窓越しに立樹の姿が見えて、ほっとする。そのまま足を止めずに氷華は店に駆け込んだ。
「……!」
閉店準備をしていた立樹は、突然入ってきた氷華に驚いたようだった。テーブルを拭いていた手を止めて背筋を伸ばす。彼からの視線は感じていたが、すぐには顔を向けられなかった。全力で走った為に息が切れていて、呼吸を整えてから目を合わせる。
(……勇気を出すんだ)
他に人はいなかった。二人っきりで話すには好都合だ。
――正直に言えば、怖い。
謝罪したところで自分の思いを拒絶されるのではないか――そんな、嫌な想像が過る。
それでも、言いたかった言葉は喉から出ていた。
「あの時は本当にすいませんでした。いきなり好きなんて言って困らせた事を、心から謝罪します」
すいませんでしたと言った途端、立樹は僅かに目を見開いた。それから困ったような顔になる。氷華は少し寂しい気持ちになって頭を下げた。
「本当はあんな形で伝えるつもりはなかったんです」
顔を上げ、改めて告白しようと覚悟する。
一体どうしたのだろう、と息を整えるのを待っていたら、思いがけない謝罪を貰って立樹は戸惑っていた。
「そんなに謝らなくても……」
――むしろ謝りたいのは俺の方なのに、と伝えたい。
氷華は、握りしめた手を震わせている。ただでさえ恥ずかしいであろう発言を謝らせるなんて、辛いことをさせてしまったと悔悟の念が浮かぶ。彼女にまっすぐに見つめられた瞬間、立樹は口を開いた。
「むし……」
「改めて伝えさせてください――檜山さんが、好きです」
「え」
被せられた言葉に耳を疑った。次いで、心が華やぐのを感じる。
好きだと言ったのを撤回しに来たのではなかったのだと。
(想いは通じていたんだ……)
嬉しさに浸っていると、氷華は真剣な様子で告げてきた。
「返事は今欲しいというわけではありません。できるときに、お願いします」
そして、そのまま帰ろうとする。
「ま、待って……!」
慌てて引き留めると、彼女は驚いた様子で見返してきた。立樹はつい苦笑してしまう。手を離して頭を掻いた。
「やっぱり氷華さんには敵わないなぁ」
いつも可愛いのに恥ずかしがって。
でも、こうやって思い切りがあって。
「……?」
何が? と思っていそうな氷華に、余計な力は入れずに自然に言う。
「俺は歳も離れてるし仕事も仕事だから、会えなくて寂しい思いをさせちゃうかもしれないよ?」
そのことに、以前の立樹は自信がなかった。
「でも、それ以上に幸せにしたいし一緒にいたい」
微笑むと、その先の言葉が分かったのか氷華は手で口を覆った。
「氷華さん、好きです。俺と付き合ってください」
やっと、伝えられた。
信じられない、という顔をしていた氷華は、やがて幸せそうに笑ってそっと立樹の手を握った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月05日
参加申し込みの期限
2020年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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