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ニセモノは誰だ
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●
この頃になると、旧市街に変な“おっさん”が居るとの噂が、ねこったーへの書き込みで広まり始める。
笠原 ひびき
は少々威圧感のある少女だが、噂を聞きつけてチコの事が気になり、足を運んでいた。
「自分の楽しみのために、他人を泣かせちゃダメだろ……いい大人が自制も出来ないとは情けない」
とは言え、困ったものだ。この“おっさん”の本当の名前が、チコである事はわかったが、三つ子は遊びと称して、自分の名前を偽ると言う。
生真面目に生きてきた ひびきには、難解な腹の探りあいは得手ではない。
「あたしは嘘を見破るのは、苦手なんだよな」
腕を組んで、ひびきは逡巡する。その様子に、
御剣 刀
も「ふむ」と腕組みしてチコに問う。
「チコには、いつも持ち歩いている、自分だけの物ってないのか?」
チコは、首をふるふると横に振る。
「そうか……」
刀の記憶の中でも、たまにすれ違って見かける三つ子は、普段からサッパリ見分けがつかなかった。
ひびきと顔を見合わせると、肩を竦めた。
後木 真央
のヘルプメールも、
冴木 竜司
、
逆巻 天野
、
桜井 ラッセル
、
八神 修
の元へ飛んだ。
『凶悪なろっこん現るなのだ、相手と自分を取り換えるのだ。
おっちゃんに自分を奪われた、幼女ちゃんが泣いてるのだ。至急ヘルプなのだー!』
『チコちゃん、トコちゃん、モコちゃんの三つ子らしいのだ』
チコとの会話の中で判明した事を、真央は次々と友人達に発信する。
「ええと『飴玉渡して入れ替わったらしいのだ。
物を渡すか、手が触るか飴玉渡すか、そこら辺がろっこん発動キー?』」
頭の中を整理しながらポチポチ文字を入力する真央の携帯を横から覗き込んで、刀が分析した意見を述べる。
「チコの名前を呼んで、飴玉を受け取ったから入れ替わったのなら、それがろっこんの発動条件だと思うよ。
つまり少なくとも
相手の名前を知っている状態で、何か与えるか触れる必要がある
って事だな」
「なるほどなのだ!
言われて見れば、おっちゃんに名前を知られていたチコちゃんが、ピンポイントに取り替えられたのだ。
きっと名前も関係あるのだ! 刀ちゃん、頭いいのだ。じゃあ、訂正……っと」
改めて打ち直された情報が、駆け巡る。
ラッセルはチコに自分の大切な弟を重ね合わせ、慌てて駆けつけた。
小さな頃、何をするにも一緒だった弟は、彼にとってかけがえの無い存在だ。大事な弟が泣く声が、頭の中で自分を呼ぶ声に置き変わって、ラッセルは道を急いだ。
「ラッセルちゃん、さすが早いのだー!」
「おう、後木。メールサンキューな」
またたびメイトのお陰で幾分落ち着いていたが、おっさん化したチコを見るなり、ラッセルの目頭が熱くなる。
「かわいそうに……嫌な目にあっちゃったな。大丈夫、絶対に元に戻してやるからな、泣くな?」
少しでもチコの不安を消そうと、ラッセルは「任せろ」と胸を張り、チコの頭を撫でる。
「なあ、好きな物ねーか? 双子とか三つ子って趣味趣向にるって聞いたし、ヒントになるかなってさ」
ラッセルに問われて、チコは考えた後、ハンバーグやら卵焼きなどの子供がいかにも好きそうな料理や、思いつく限りのお菓子を並べ立てた。
「トコちゃんや、モコちゃんの好きな物も教えてほしいのだ」
「んーと、そう言えばトコちゃんとモコちゃんは、みかん味が一番好きみたい。あたしはぶどうが好きなのに」
「そっか。うまいよな、みかんもぶどうも」
「うん!」
(しかし、食い物ばっかりなんだな)
そのヨダレを垂らさんばかりの顔に、ラッセルは苦笑する。
「了解、ちょっとまってろ」
人目を避け、路地に入るとラッセルは首から下げた、金色の鍵を手の中に握りこむ。
瞬時、少年の姿は溶けるように掻き消え、カナリアが空を舞った。
真央とクラスメイトの
雛形 喜姫
は、走りこみの最中に通りがかり、チコの話を にわかには信じがたかったが、大の男(実際は幼女だが)が恥も外聞もかなぐり捨てて取り乱していたという事に、哀れみを感じて皆に協力する事にした。
喜姫は、まずチコのくわしい状態について気にした。
「体が入れ替わったなら、ろっこんはどちらに引き継がれたんだろうか?」
もっともな疑問を口にする、喜姫。
「それもそうね……そうだわ、飴はおじさんと入れ替わった時も、チコちゃんが舐めていたのかしら?
そうだとしたら、体や持ち物はおじさんになっているけど、この体はチコちゃんのものという事になるわ」
黒依 アリーセ
の言葉に、喜姫はポンと手を打って、早速その事をチコに尋ねた。
道に座り込んで、無心にまたたびメイトを食べていたチコは、かわいらしい仕草で頬に指を当てて上目遣いに考え込むと、喜姫の微妙な気持ちなどお構いナシに、飴玉が口に残っていた事を証言した。
円城 徹
もチコの言葉を、肯定する。
「僕も泣いているチコちゃんの口の中で、飴玉が光っていたように思うよ」
「なるほど。しかし肉体には関係なく、その人間の意思によって、その能力が使えたりしないかな?
飴を貰ってそうなったんだったら、こちらも飴をあげたら変わる事が出来ないかな?
試してみる価値はあると思うが……。そうだ、三つ子の一人に飴をあげて戻れるか試してみよう。
もし、変われたら三つ子の一人を、こちら側に引き込む事が出来るから、協力してもらえそうな気がする。
3人から2人に絞る事が出来れば、人数が減るだけ選別が楽だしな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月02日
参加申し込みの期限
2013年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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