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\ オーバータイム!/
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\オッサン下さい/
息をするように日常的に ねこったーを立ち上げている
七緒 璃音
も、鋭い嗅覚でおっさんを発見すると、いさんで駆けつけた。
「オッサンが困ってると聞いて! オッサンの対処なら任せろー!」
おっさんであれば美醜を問わず愛してやまない、ある意味人格者な璃音。
老化なんて言葉で世間は おっさんを蔑むが、人は歳を経てこそ、深みを増すのである。
特に男性は、その個性に化粧で手を加えて、隠そうとしないところがいい。
そう、おっさんは素晴らしい。若き日に男性ホルモンの活性化に伴って強さと鋭さを増した眼が、加齢で筋力が衰え、テラの重力に負けて垂れ下がった状態に渋さが、人類社会の営みに付随する、付き合いでたしなんだ酒量とカロリーの蓄積で突き出た腹に業の深さが体現されているじゃないか。
喧嘩でこさえた古傷も、仕事で酷使するうちに節くれだった指も、血管が浮いた腕も、波を描いたロマンスグレーも、カドが取れ丸みを帯びた性格も、尽きぬ野心も、璃音には歓喜を持って受け入れられるべきものだ。
多少禿げていたって、大丈夫だ問題ない。
目の前のおっさんが、どんな経過を辿って現在の姿なのかを妄想するだけで、どんぶりイケそうだ。
もうおっさんなら大体なんでもOKという、世のおっさんが手を叩いて喜びそうな、ご趣味の持ち主の璃音であるが。
……_(:3 」∠ )_
しゃくりあげながらチコが事の顛末を話すのを、ハイライトの消えた目で聞いている真央や、その他の面々に混じって、璃音は手で払う仕草を見せながら、メンド臭そうに言い放った。
「ペドはちょっと……お断りだわー……」
「な、七緒さんったら」
肘をアリーセにつんつんされたが、璃音は気にしない。
「知らん知らん、結局性癖異常者じゃないですか。やだー!」
チコがびくっと震えて、また大粒の涙を零す。
よしよし、とおっさんの姿に無理やり幼女を重ねた ねむるが、フォローする。
「大丈夫、チコちゃんの事を言ってるんじゃないからね」
「……ぐふっ。偏見、ないつもりだったけど……これはキツイのだ。破壊力クリティカルヒットなのだ……」
いつも元気な真央も、幼女INおっさんの凶悪さに目を白黒させる。
しかし遠のきそうな意識を繋ぎとめ、首をぶんぶんして、葛藤を振り払った。
(引いちゃダメなのだ。本当のチコちゃんは、まだ小さい子供なのだ!
気持ち悪がったりしたら、トラウマ刻んでしまうのだ……!)
そう、子供たちは大らかに迎え入れられるべきで、愛されていると実感出来る社会でないとならない。
真央は心に喝を入れると、鞄から自分用だった、またたびメイトフルーツ味を取り出した。
「チコちゃんも頑張るのだ……。
ほら……これ食べて落ち着くのだ。真央ちゃん、チコちゃんを助けてくれそうな人を呼ぶのだ」
またたびメイトを差し出されたチコの反応は、眼を見張るものがあった。
鳴いたカラスはどこへやら。ぱっと顔を輝かせて、すぐにそれを受け取った。
「わあ! これ知ってる、凄く高級品だってママが言ってた。本当にもらっていいの?」
必死な形相で詰め寄られた真央は、その不気味さに一寸「ひぃ」と叫びかけたが、根性で言葉を飲み込んだ。
無邪気な言葉と太い声とのギャップに、アリーセも手で口を押さえて、無意識に青い顔を俯むかせた。
「も、勿論なのだ。チコちゃんにあげるのだ」
もらえると分かれば、チコは満面の笑みだ。
「よ、良かったわね、チコちゃん……」
「うん、ありがとう!」
お礼を言ったチコが包みを開けるのに手間取るのを見て、刀もハッと我に返って「ほら、貸して」と、上手に開けてやる。
「ありがとう、お兄ちゃん♪」
「ど、どういたしまして……」
意識していても、やっぱり笑顔が引きつり、刀は自分を叱咤した。しかし背筋に伝う悪寒は、どうしようもない。
「チコちゃんは、コーヒー飲めないかな?」
缶コーヒーを手に、ねむるが眠そうに首を傾げる。
チコは食べ物に夢中になっている。幸せそうに頬張る様子に、徹は本当に子供なんだな、と納得した。
「そうだねぇ。コーヒーは苦いから、これをあげるよ。喉に詰まるといけないからね、飲みなさい」
「わあい、ありがとう!」
チコに自販機で購入した乳酸菌飲料を買い与え、徹は静かに成り行きを見守っていた。
ひとである徹は、もれいびや ろっこんの事を知らない。
「何の話か、僕にはいまいちピンとこないけど、チコちゃんが嘘を言っているとも思えないね。
寝子島で最近、不思議な事件が起こっているって話も小耳に挟む……こういうのがそうなのかな?」
徹がチコに向けるのは、ひたすらに温和な眼差しだ。
口の端からこぼれた飲み物を、ハンカチで拭ってやったり、甲斐甲斐しくチコの世話をしている。
ハーフである徹の顔の彫りは深い。タクシードライバーの制服も相まって、紳士然としている。
璃音は、そんな徹の横顔を見て、来たかいがあったと再びヤル気を出していた。
「やっぱ、オッサンいいわー……滾る!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月02日
参加申し込みの期限
2013年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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