this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【球技大会】クラス対抗、冬の陣!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
◆女子バレーボール~3年生たちの最後の球技大会
球技大会2日目中盤。3年生同士の試合の最中、ひとりの女子がコートの中で屈みこんだ。アタッカーの彼女は相手チームのボールを取ろうと無理な姿勢でジャンプしてしまい、着地したときに転倒して足を捻ったか痛めたかしたらしい。
「大丈夫ですか!?」
『保健委員』のビブスを来た
椎井 莉鳥
が駆け寄って、肩を貸してコートから外に連れ出す。
どこが痛いか聞いたり痛めた部分を確認したりと手際がよいのは、莉鳥が陸上部に所属していて応急処置の経験もあったためだろう。とはいえ、出来るのは、せいぜい応急手当程度。
彼女の足はみるみる腫れて来てすぐに復帰するのはムリそうだったので、保健室に連れて行くことにした。
アタッカーを失った3-5のメンバーは動揺して、後衛を務めていた
森篠 琳子
の方を見た。
残されたメンバーで、バレーボールの部活経験があるのは彼女だけだったのだ。
『中学のとき部活でバレーボールをやってはいたけど、そんなにスポーツは得意じゃなくて。うちの中学は全国大会どころか県大会とも無縁だったし、期待しないで』
クラスメイトとの練習中に琳子はそんなことを告白して、すこしばかりクラスメイトを驚かせた。父親を亡くし放課後はバイトと家事のために早々に帰ってしまうので、琳子がかつてバレーボール部だったなんて知らないクラスメイトが大半だったのだ。尤も、琳子に言わせれば、中学の部活経験なんて過去のものでほとんどのことが一からやり直しだった。
『世の中そんなに甘くはないわね。当日はアシスト役、頑張るわ』
経験者として期待するクラスメイト達にそう告げて、琳子はここまでボール拾いに徹していた。
しかし、今はそうも言っていられない事態だ。
チームメイトたちは琳子に懇願する。
「森篠さん、お願い! あの子の代わりに攻撃に加わって!」
断れなかった。自分にとってもチームメイトにとっても高校最後の球技大会で、本気を出さずに後悔はしたくなかったから。それに相手は芸術科6組。いまのところ接戦だが、勝てない相手じゃない。ここで1勝もぎ取っておきたいという気持ちは、チーム5組のメンバー全員の願いだった。
◇
琳子と相対するコートのこちら側には、
佐和崎 紗月
と
初瀬川 理緒
の姿があった。
大学受験を考える生徒にとっては本来なら追い込みをしている時期である。中には勉強をしたいからと球技大会を完全にエスケープしている生徒もいたが、紗月と理緒はそうはしなかった。紗月はともかく、理緒は適度に息を抜かないと窒息してしまいそうに見えた。
「理緒ちゃんにとっては、学校行事は息抜きという意味で貴重な休息だね」
紗月は理緒にそんなふうに聞いてみたことがある。
「うん。高校生活も残りわずか。大学入試も残りわずか。受験勉強のラストスパート……なのはわかってるけど、根を詰めて勉強ばかりしてたらさすがに頭が熱暴走しちゃいそうだもん。それに……」
「それに?」
問われて理緒は、身体の中の熱を追い出すように細く息を吐いた。
高校1年の時にスカウトされてグラビアアイドルとしてデビューした理緒は、いまでは人気グラドルで、受験生だからと言って仕事が休みになるわけではなかった。事務所もさすがに受験前後の1か月はグラドルとしての仕事については休みをくれたが、所属事務所と雑誌社が企んだ「偏差値30からの大学受験」という企画のせいで自分で動画記録をとったり時々密着取材などの仕事は残っていたりする。ちなみにこの企画、もし大学に合格しなかったらグラドル引退という厳しい条件のため、理緒と恋人の紗月はこの1年、二人三脚で頑張ってきた。
「紗月といっしょに出られるの、高校最後だから。どうせなら優勝とか狙いたいけど、そこまでいかなくても、精一杯全力を尽くしたくて」
紗月は、理緒がそう言ってくれるのが嬉しかった。
運動はそんなに得意なほうではないけれど、理緒の願いをいっしょに叶えたいと思った。
「負けたくないね」
「頑張ろう」
相手チームのアタッカーが怪我をして、後衛にいた子が前に出てきた。
きりりとした目元が涼やかな真面目そうな子だ。
いままでは紗月同様、レシーブやトス中心のプレイスタイルだったと思ったが、強いのだろうか?
救護のため中断されていた試合が始まる。サーブ権は6組。
「そーれっ!」
ボールはネットを越えて5組の陣地へ届く。
レシーバーが低く屈んで打ち上げると、それを別の子が引き継いで丁度良い場所にトスを上げる。
「森篠さん!」
「はい!」
琳子は跳んだ。弓のように沿って、その勢いでスパイクを打つ。そのフォームが美しくて、おおっ、と応援席からは歓声が上がったけれど、琳子としては手の芯から外れた感覚があった。
案の定、6組の子にレシーブされる。
(久しぶりだったもの、そう簡単には決まらないわよね)
レシーブされた球のほうへ紗月は走った。
紗月は理緒へと的確にトスを上げる。
「理緒ちゃん!」
「任せて!」
理緒が跳んだ。もともと長身でスタイル抜群の彼女が、その伸びやかな肢体を思いきり伸ばしてジャンプする姿は、どこか若鹿を思わせた。
しなやかに腕を振って、ネット近くで相手のラインを狙ってアタックを仕掛ける。
ほぼ同時。5組の前衛が三人、ブロックするために跳んだ。
理緒のアタックした球が、琳子の手の平で跳ね返された。
ピピッ!
ホイッスルが鳴る。
ほぼ直角に落ちたボールは、6組のコートに転がっていた。
「森篠さん、すごい!」
「やった!!」
5組チームがハイタッチして喜んでいる。
「理緒ちゃんドンマイ!」
紗月が声をかけると、理緒はむしろ燃えてきたという顔で言った。
「楽しくなってきた! 勝っても負けても後悔のないようにやるよ!」
「うん!」
その後試合は一進一退。理緒も琳子も負けじとスパイクを放ち、決着がついたときにはほんの2点差。軍配が上がったのは琳子という隠れアタッカーを擁した5組だった。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【球技大会】クラス対抗、冬の陣!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
23人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月01日
参加申し込みの期限
2020年03月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!