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●思惑の悲しきすれちがい
猿に迷惑こそすれど、出会う人すべてが協力しあえるわけではありません。
すれちがいざまにアクシデントはつきものなのです。
廊下を歩いていた
虹村 千秋
は、廊下をはしる集団にあわてて道をあけました。
すれちがいざまに彼が認識できたものは、猿、つづいてピンクの髪の女の子……とその他大勢。
とっさに彼は理解しました。
「女の子のピンチ! それをただ見過ごすなんて、俺にはできねーぜ!」
あ、猿と女の子だけが因果関係でむすばれるんですね。
さっそうと追跡チームに加わった虹村は、先頭をはしるシダにたずねます。
「なあ、この猿が何かやらかしたから追いかけてるんだよな?」
「そうだよ、学校中でイタズラしてる。シダ、この子捕まえて山へ帰したい」
「だったら、追っかけるだけじゃなく先手を打とうぜ! このままじゃラチがあかない」
「……どうやって?」
足を止め、一度猿の進路から離れるシダと虹村。
「あの猿公、まっすぐ走ってるだけだったろ? 進路のとりかたが下手なんだ。次にアイツが来るのは……」
ふたりが向かったのは上の階からの階段の踊り場。
なるほど、ここでなら猿の動きも限定されるはず。
やがて上階が騒がしくなり、猿が手すりをつたって滑りおりてきました。
「そら来た。合図をたのむぜ!」
「はさみうちするよ! モット、ハイ、バー!」
虹村のパンチとシダのキックのクロス攻撃、さしもの猿もこれにはびっくり。
しかし虹村の拳は猿をかすめ、眼前にせまるのはシダの蹴り、ああっとよけられない!
「ごめん、間違えた!」
「何やってんだお前ら……猿、にげたぞ」
どうやら窓があいていたようで、ひょーいと木をつたって逃げていくお猿さん。
御剣は階段を駆けおりていきましたが、こちらの二人は追跡どころじゃなさそうです。
無言でくずおれる虹村。ほんとに大丈夫?
追手が少しずつはなれ、現在追いかけているのは御剣だけ。
しかし、新たな刺客がここに。
風降 相
です。
「へえ、なかなかすばしっこいヤツじゃねえか」
校舎内をわが庭のように駆け抜ける猿を、風降はひと目みて気に入りました。
走ることが何よりも好きな風降ですが、座りっぱなしの授業で体はなまるばかり。
ちょうど退屈してたんだとつぶやき、猿の隣にならびます。
「おい、そこの猿! 一緒に走ろうぜ、どっちが早いか競争だ!」
「キキッ!?」
風降は笑顔で語りかけますが、猿からすれば追手との区別はつきません。
「邪魔くせえ荷物かかえてんな! 駆けっこにハンデはいらねえ、置いてっちまえ!」
ぽぽーいと放り出される荷物、中には当然御剣のお弁当箱も。
「人の弁当をぞんざいに扱うな……!」
宙に投げだされた弁当をあわててスライディングで受けとめますが、キャッチしたところで体勢をくずし、もたれた勢いでオープン・ザ・ドア。どうも見慣れない部屋ですが、まさかここって。
「……じょし、こうい、しつ」
こういう時、身の潔白を証明するために入ったかどうかを1ミリ単位で口論する光景がみられますが、今回の御剣の場合は……うん、アウト!
猿と風降が走っていく先では、
春巻 空太
が出てくるところでした。
ドタドタとやまない足音は、事情をしらない人には迷惑なもの。ここは風紀委員として、きっちり取り締まらなければ。
「いったい何の騒ぎだ、いつも廊下を走るなと……!」
風降もよけようとしましたが、急に目の前に出てきたものだから回避しようがありません。
あえなく衝突。あおむけに突き飛ばされた春巻の目に、風降の姿がうつります。
あいつ、確か二年生の。下級生の手本となるはずの上級生のあんまりな姿に、叱ってやらねばと決意の炎が燃えあがります。
一方の風降はすぐさま体勢を立て直し、お構いなしに走り出しました。
「急に飛び出したらあぶないぜ!」
あぶないのはそっちだ。そう言い返そうとした矢先、今度は口の中を踏む茶色い足。
なんか、ケモノくさい。
ここまで踏んだりけったりにされると、言いたいことがあふれて言葉になりません。
「き、きさまらあああ!」
口をぱくぱくさせた末にやっと声にしましたが、これが精一杯。
猛烈ダッシュで迫ってみても、春巻にはずっと追いかけまわすほどの持久力がありません。
せめて道連れにと、転げたついでに風降の足をがしっ。
「おわっ! なんだよ離せって!」
足をつかんだまではいいのですが、春巻くん、なんだか燃え尽きてません?
薄ら笑いをうかべたまま泡ふいてますが大丈夫でしょうか。
校則違反を取り締まるつもりなら、そこで終わっちゃダメですよー……と、微動だにしないので一旦ほうっておきましょう。
北校舎の一階、美術室。ふわりは相変わらずデッサンを続けています。
違いといえば、にわかに玄関口が騒がしくなったことくらい。
それにしてもすごい集中力、まわりの音は聞こえていません。
スケッチブック上のお皿の絵にはバナナがいち、に、……三本。
できたー! にぱりと笑顔でお皿をながめると、あれれ。絵と実物でバナナの本数がちがいます。
「あー、そういえばバナナは二本でしたねえ。修正ですぅ」
ふわりは右端のバナナに消しゴムをかけています。
一方、猿をおいかけてきた奈良橋はここで罠をしかけていました。
廊下側の窓枠にそっとバナナをのせ、窓のさんに飛びのった瞬間に捕まえようというもの。
ところが猿は美術室にずかずかと入り、静物画用のバナナを遠慮なく拝借。
「うわっ、正直なやつだ。数がおおいほうを選んじまった!」
ふわりは集中している様子、できれば邪魔をさせずにすませたいところ。
あわてて奈良橋はバナナをつぎたすのですが、くれるのー? とばかりに猿がとっていくのでバナナの本数はへったりふえたり。
ここでふわりが顔をあげ、満足げにうんうんとうなずきます。
「そうそう、あってました! 私はバナナをとりあうおねえさんとお猿さんを……」
凍りつく表情。ここぞとばかりに猿が笑顔でアピール。バナナ、おいしいよ!
「そんなの描いていませんですよー!?」
奈良橋の手をのがれて猿が着地したのはふわりの顔面。
視界をふさがれて半狂乱、ふわりはキャンバスにぶつかりながら逃げ惑います。
「いやあああ! 猿サル、なんでサルぅ!?」
「落ちつけ、危ないから!」
けつまずいた拍子にお猿さんは離脱、そしてふわりが転んだ先には掃除用のバケツが!
猿がにげた後、そこにはすっぽりバケツをかぶったふわりと、引き抜こうとする奈良橋の姿がありました。
……ぬけないー。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月15日
参加申し込みの期限
2012年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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