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●ねこ温泉 ~睡眠と忘却~
深い緑の山間。小川のせせらぎも心地よい古き良き温泉街ねこ温泉。今ここは必要以上の癒やしに包まれていた。
この温泉街に入れば誰しもほわりとしてしまう。何もかも忘れよう。嫌な事も、自分の事も。そしてゆっくり眠ろう。全てを置いて、永遠に。
【雨宮校長】
温泉街をほっほと歩く人物がいる。寝子高校長
雨宮 草太郎
。温和そうな瞳に禿げた頭。しかしその口髭の下の唇が一度動いたらもう言葉が止まらない。今は特に止まらない。永遠のループ。聞いた者をけして離さない。
岡野 丸美
は陽光にきらきら光る緑をほわ~と見ていたが、思い出したようにぱちりと瞬きした。
「探さなきゃいけないんだよね……絶神さん」
いけないいけない。丸美はてくてくと3歩進み、ふと思った。
「そういえば……絶神さんって誰なんだろ……」
誰なのかな~……そういえば、眠いなぁ。気候がぽかぽかだからかなぁ。
「……ええと、誰を探すんだっけ」
この呑気な思考は寝子島が絶神に支配されてしまったからなのか、元々のものなのか。まあ誰かを探せば何とかなると、丸美がほわほわ歩いていると、小道の向こうから見知った顔が歩いてきた。
「あ、校長先生だ」
ハゲ頭も艶やかに、ほっほと寝子高校長
雨宮 草太郎
が歩いてくる。校長先生なら何か知っているかもと、丸美はてててと駆け寄った。
「校長先生、こんにちは。ぽかぽかして気持ちいいですね。あの、実は絶神について聞きたいんですけど」
「チャオ♪ とても眠くなる素晴らしいお日和ですねぇ。絶神ですか? ……そういえば、シトラス・ガムダンが言っておりました。『人を知りたいと思った時が自分を知るチャンスである』と。それで思い出しました。私が若い頃のお話ですが……」
そう言うと校長は、髪がふさふさであった幼少のみぎりから話し始めた。
(へえ……校長先生前髪あったんだ……じゃなくて)
しかし彼の話を止める術など恐らく誰も持ち合わせていない。でも長い話に絶神の情報が出たら大変だ。それならと、丸美はいつも持っていいる鉛筆でメモを取りながら、校長の話を聞き始めた。
(これなら少々飛ばしてもまた話はループするから、飛ばした所を聞き取ればいいもんね)
丸美は一生懸命校長ヒストリーに耳を傾けた。
(小学校のマラソンでは鈴木さんの家のポチがワンワンと応援してくれた……)
……これは、長い。丸美は怒濤のように襲う眠気と戦いながらメモを取る。
(全部書き切って、校長先生の話がループし始めたら先手を取ってこっちが話すんだ)
「そして、私の子供の頃の好物ですが……あそこのベンチに座って話しましょうか」
「は、い……」
校長、完全に腰を据えるつもりだ。丸美はもう眠気でよろよろしながら校長の隣に座る。
「それで、どこまで話したんでしたっけ。ああ、マラソン大会でしたね」
「ほわ……そうでしたっけ……?」
―――頑張れ、丸美! もうメモの文字はただのミミズだぞ!
「温泉はいいなー」
とある露天風呂(水着着用)にのーんびりと浸かる女子高生がいた。
狗民 きとり
だ。アーティストいぬみん、いぬみん星のお姫様である。今彼女の『本体さん』は、竹の網カゴに載せられ露天風呂の横に置かれていた。
「あー、いきかえるー。本体さんも動いたらもっと楽しいのにねー」
ちょろりと舌を出すつぶらな瞳の『本体さん』にきとり……今は『本体さん』といるのでいぬみんとしよう……は話しかける。湯煙に『本体さん』も満足そうで、いぬみんは嬉しくなった。
(だいぶ浸かっていたから少し出て休もうかな)
いぬみんは風呂を出る。その背中にほっほと声がかかった。
「もう出るのですか?」
(校長先生……!)
いぬみんはぎくりと振り返った。そこにはハゲ頭をほんのり赤く染めながら、雨宮校長が湯に浸かっていた。いぬみん、校長先生と露天風呂が一緒になっていたのだ。
「ほっほ。お湯から出るのもまたよしですな。そういえばシトラス・ガムダンが言っておりました。『熱さは忘れた頃にやってくる』と。それで思い出したのですが……」
校長の長い話が始まった。
(校長先生、怪しいと思うんだけどな)
いぬみんはぽおっとした頭で話を聞いていた。だってさっき自分の話を聞きながらいつのまにか女の子が寝ちゃったとか言ってたし。……ん? 校長先生なら普通か?
そう、普通なのだ。いぬみんは思い出した。校長先生の無限ループから抜け出せない事が普通なのだ。
(え~と、話止めるには~)
校長先生をびっくりさせる=何かかける。ここなら……。
「よぉーし、本体さん、goだよー!!」
いぬみんは水着でキラリと【いぬみんパワー】を放出した。すると『本体さん』が動き出したではないか!
「本体さん、お湯を掛けて校長先生の話を止めてー」
いぬみんは『本体さん』にお願いをする。しかし『本体さん』は。
「はわー! いぬみんまたお湯に浸かるの~?!」
ぴょんといぬみんの頭に乗った『本体さん』、そのまま引っ張るようにぐいぐいといぬみんを風呂に戻してしまったのだ。
「ほっほ、また浸かるのですか。ではゆっくりお話しましょう」
「え、えーと……」
頭の『本体さん』を見れば、目を細めてうっとりしているように見える。どうやらいぬみんと一緒にお風呂を楽しみたかったらしい。
(……楽しいから、ま、いっか~)
いぬみんは肩の力を抜き、校長先生と『本体さん』とほんわかリラックスしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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