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【ツインテールのパテシエ】
パーティーでケーキを作り、配っているのは青い瞳に焦げ茶のツインテールのパテシエ。……何だか
七夜 あおい
に似ているようだ。
「自信作でーす! まだまだ沢山あるよ!」
そのケーキを1口食べた客達は皆一様に微妙な表情。どうやら控えめに言っても美味しくないケーキのようだ。……何だか七夜あおいに似ているようだ。
しかし食べたい欲求を止められない客は、皆眉を顰めながらおかわりをする。そして彼女ははりきって美味しくないケーキを大量に作り続ける。
「あおい!」
ツインテールパテシエに弾むように話しかけたのは
八神 修
だ。彼女は肯定も否定もせず、にっこり笑って「どうぞ!」とケーキを差し出した。
「ありがとう。君が作ったの?」
修も笑顔でそれを受け取る。修には考えがあったのだ。
(これを食べてこのパテシエが本物のあおいがどうか見極める!)
何度もあおいと共に調理し、味も腕も知っている。極上の味ではなくても彼女の料理には優しさや愛が詰まっている。
(それに、彼女の料理は俺には美味いんだ、とても)
……すごいぞ修。
修は一口ケーキをパクリ。しっかり味わってあおいの味かを見極めようとした。が、しかし。
(ちょっと待て、手が止まらない……!)
味わおうにも噛むのもそこそこに、次から次へと食べてしまうのだ。自分の意思に反して。
落ち着いて味わわなければあおいの愛もみつけられない、ただの美味しくないケーキ。修は気持ちと裏腹にあっという間に完食すると、そうする事が義務のように空の皿を差し出した。
「おかわり」
「―――はい、いっぱい食べてくださいね♪」
パテシエが可愛らしい笑みを浮かべ、新たなケーキを皿によそった。
それより少し前にあおい似パテシエからケーキを貰っている人物がいた。
水守 流
だ。
(腹が……減った……)
彼の腹は割といつでも減っているのだが、流はこの絶え間なく襲う空腹に違和感を覚えていた。
(この物凄く食べたい感覚はまさか……俺と同じタイプのろっこん?! かなりマイナーな能力だと思ってたが、俺の他にもいたのか……)
自分にやられてしまうとかなりダメージがくると思いながらも、流は何とかミラが言っていた怪しい人物をレストランで探していた。
まあしかし腹が減っては戦が出来ぬ。流はターゲットの1人であるパテシエからケーキを貰い、パクリと大きく1口。すると流の眉がぎゅいんと顰められた。
「何だこのケーキは!!」
いやもう美味しくない。美味しくないのに。
「あああ全部食ってしまうのはなぜだ~」
食欲に負けあっという間に完食してしまった流。彼に残ったのは……怒りだった。
何で美味しくない物を「食べたい」と思わなければいけないのか?! おかしいだろ? あいつ絶対怪しい―――というか許せない!
食欲とは美味しさが重要な要素のはずだ。これは食欲に対する冒涜。
ぐわっと怒りに任せてパテシエを追おうとした流の肩を、そっと誰かが掴んだ。
「こんにちは。君もあのパテシエが怪しいと思ってる? ……俺もなんだ」
流が振り返ると、そこには自分の同い年くらいの男の子が穏やかな笑みを浮かべていた。
鴻上 彰尋
だ。彼は静かに言った。
「俺に考えがあるんだ」
このレストランでは誰しもが大食と狂酔に飲み込まれている。それなら、怪しい人物にどちらかの欲が出ているのなら、少なくともその人は絶神ではないのではないか。―――それが彰尋の考えだった。
「彼女七夜あおいさんにそっくりだからね。出されたケーキを食べてみたけど……ある意味安定の味だったんだよね」
「あのくそ美味くないのが?!」
「うん、もし本人だったらショック受けるかもしれないから、その辺ソフトにしてくれると嬉しいな」
いや、俺は美味くないものを食べたいと思わせる今の状況に腹が立っているだけだからと流は口をへの字にして頷いた。
そんな流に彰尋はにっこり笑う。
(さほど抵抗なくそのケーキを完食する俺は……色々やられちゃっているのかもな)
大食の欲望より恋心。本人かもしれないと思えば飲み物で調整してでも余裕で完食できる。だからこそ。
「彼女が絶神かどうか確かめたいんだ。一緒に来てくれるか?」
「任せろ! 絶神だったら俺は説教くらわすぜ!」
2人はパテシエの後を追った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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