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【メイド風ウェイトレス】
「飲み物をどうぞ~♪ ジュースもお酒も全部飲めば楽し~くなっちゃいますよ~♪」
襟付の黒ワンピースに、フリフリのエプロンとカチューシャ。THE メイド! というコスチュームに身を包んだウェイトレスが、愛想を振りまきながら銀トレイで飲み物を配っている。ジュースでも、お酒でも、受け取った物を一度飲めば夢心地。大人も子供もふわりと天に帰ってしまうまさに甘露だ。
「真優理さん、この紅茶、おかしくない……?」
ウェイトレスから貰った紅茶を一口飲み、
青山 絢
は首を捻った。
絢の従姉妹の
水谷 真優理
は、ステッラ・デッラ・コリーナでコンシェルジュを勤めている。その真優理の忘れ物を届けに絢はこのホテルまでやってきたのだが、真優理の、
「絢ちゃん、せっかくだからレストランの立食パーティーに行こう! 大丈夫、丁度今私休憩時間だから♪」
という鶴の一声で絢は腕を組まれ強制連行、もとい積極的なお誘いを受け、喉も渇いただろうとまずはウエイトレスから飲み物を貰ったのだ。(真優理の名誉のために付け加えるが、彼女は非常に優秀なコンシェルジュだ。この時は本当に休憩時間だったのだ)
絢は思わず紅茶を見た。味が変なのではない。さすが高級ホテル、薫り高い紅茶だ。だが、おかしいのだ。一口飲んでふうっと息を吐く。その息が何だか熱いのだ。体もポカポカして……気持ちがふわふわする。
「ん、どうだろうー? 凄く美味しいけど?」
真優理の方は笑顔でぐいぐい紅茶を空けていく。ぐいぐい? 絢は真優理の飲み方にもう1度首を捻ってから、紅茶を飲み干した。
「え?」
空になったカップを見て驚く。―――何で私は紅茶をこんな風に飲んでいるの?
(でも、美味しくて止まらない!)
「ウェイトレスのお姉さーん! 紅茶おかわり! 勿論2つね!」
陽気に手を上げる真優理に、絢はしなだれかかった。何故か、立っていられないのだ。ふわふわして、足がもつれる。
「どうしたの? 絢ちゃん。まあ紅茶でも飲んで」
真優理は絢に新しいカップを渡すと、自分は一気に空けてしまう。絢はまたごくごくと紅茶を飲んでからその黒い瞳を潤ませ真優理の柔らかい胸に頬を寄せた。
「真優理さん、やっぱりおかしい……」
吐息が熱い。もう分かっていた。今おかしくなっているのは自分だという事を。
「大丈夫……? 少しどこかで休もうか」
真優理が彼女の肩を抱き寄せその耳元に熱く囁く。その温度のある濡れた声に、絢の心は快感にぞくりと震えた。
―――美女が2人、しっとりと抱き合いながらレストランを後にする。
ほしびとが2人、このレストランに飛ばされてきていた。
1人は
ティクス・ソル
。十二支団の団長だ。
アジトで仕事をしていた彼はいきなりここに飛ばされ、食欲を刺激され食べまくるが、満たされない。
(ウチの料理番の方がうまい)
そう思いつつも食べてしまっていたのだが、やがて喉が渇きウェイトレスから貰った飲み物を飲んだ途端、その場で酔い潰れてしまった。
彼は非常に酒に弱かった。
もう1人は
コル・ティグリス
。十二支団の料理番だ。
(飢えを満たすのに丁度いいこの宴会場。ああ! 飲んで食って好きに過ごすとしよう)
のっけから欲望に流されまくりの彼は、『酔いすぎるな』というティクスとの約束もすぐに忘れ、したたかに飲んでしまう。
酔っ払いながらも次に満たそうとしたのが、食欲。しかし周囲のご馳走には惹かれない。
(俺の本当に喰いたいものは――)
レストランを歩き回って彼はようやくソレを見つけた。壁際でへばっているティクスを。
コルはひょいとティクスを担ぎ上げ、レストランを出た。
―――これは俺の獲物。誰かに喰われる前に俺の物にしてしまおう。
(ふんふん、なるほどですにゃ。オオカミの尻尾。……きっと、ぎゅーってすればいいですにゃ!)
頭に響いたミラの声に一人頷きながら、ほしびと
ミーツェ・M・フェリス
はぷにぷにの肉球をそのふわふわほっぺに当てて考えていた。
いつもなら人の姿になるこの寝子島に、ほしびとのまま来ている。―――これは一大事ですにゃ!
絶神のシッポを何とかしなければならないと、ミーツェはひげをピンと張ったまま油断なくレストランを見回す。―――尻尾、尻尾はどこですにゃ?!
すると、突然。
「可愛い猫のお嬢さん♪ 飲み物はいかがですかぁ?」
ミーツェの三角の耳に女の人の声がして、彼女は思わず「にゃっ!」と毛を逆立たせた。
「ミーツェ、人間…………の格好してないですにゃ! えーと、えーと」
寝子島でほしびとの姿である事でどんな事が起きてしまうか分からない。ミーツェが口ごもってしまうと、ウェイトレスはにっこりと笑った。
「お嬢さんが何であるかはどうでもいいですぅ。美味しく楽しく飲み物が飲めればそれでいいじゃないですか?」
そう言うと彼女はミーツェに飲み物のトレイを差し出す。ミーツェは彼女の笑顔に引き込まれながら呆然とグラスを1つ取り、こくりと飲んだ。
「おいしいですにゃ!」
「でしょう? 当ホテル特製のジュースですぅ。おかわりどうぞ♪」
甘く口当たりの良いジュースに、ミーツェは夢中になってしまう。そして何杯かグラスと空にした所で。
「うにゃ~……ふにゃふにゃしますにゃ~……」
お目々がとろんとした三毛猫ほしびとが出来上がっていた。
「ミーツェ尻尾を探さなきゃいけないですにゃ……。尻尾、尻尾……これは自分の……」
ふにふにしながら自分の尻尾にじゃれてしまうミーツェ。そのままウェイトレスの胸にぽすりと倒れ込んだ。
「お姉さんは尻尾ありますにゃ~? ミーツェはあるんですにゃ~」
「あら本当ですねぇ。可愛いシッポ♪」
「えへへですにゃ」
酔っ払ったミーツェはウェイトレスに頭をすりすり。かまえかまえと肉球を彼女にぷにぷにし始めた。
「大好きですにゃ~……もっとミーツェに構え~ですにゃ~」
ミーツェの構え攻撃に、ウェイトレスもめろめろだ。撫でればもふもふ、肉球はぷにぷに。
「私お仕事まだ終わってないんですけどぉ……少ぉしだけ休もうかな♪」
ミーツェの柔らかい感触に、ウェイトレスは飲み物を配る手を止めてしまった。
(こうしてる内に尻尾を出してくれないですかにゃ。それにしても……お姉さん撫でるの上手ですにゃ~)
ミーツェはゴロゴロ喉を鳴らし、うっとり。
それでも、彼女の足止めにはなったようだ。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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