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寝子島高校
欲望の果てに望むものは
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●寝子島高校 ~従順と反抗~
自由な日々(ねこじまメモリーズ)寝子島高校。この校歌はもう校舎に響かない。今あるのはぎちぎちの規則と罰則に縛られた寝子島高校。
さあ従うのだ。そして、抗え。一途に、闇雲に。―――全ての思考を放棄しろ。
【桜栄 あずさ】
理事長室にいるのはご存知、
桜栄 あずさ
だ。いや、今の彼女は誰も知らなかったかもしれない。寸分の隙なく結い上げられた髪、四角い黒縁眼鏡。ピッタリしたミニの黒スーツに身を包み次々とブラックな校則を生み出していく。……ご自分のスカート丈は規則外だそうだ。
そして、そこに従順に付き従う生徒達がいた。
「理事長……私達見廻りに行ってこようかと思いますが、身の回りのお世話はもうありませんか?」
あずさの横に静かに傅くのは
巫部 紫苑
だ。たわわな胸を申し訳ない程度に隠す、露出の高いセクシーなメイド服。所々にベルトでボンテージ風にデザインされているのは、全てに縛られたい欲望の現れだろうか。
「いいわよ。ただねえ、その服何とかならない? 生徒は制服って校則で決めてるんだけど」
自分の超ミニ&ハイヒールは棚に上げ、あずさは少しいらついたようにコンコンと机上を叩く。しかし紫苑は涼しい顔で答えた。
「理事長の下僕である私に相応しい服装ですわ……全ては理事長と寝子高の為に」
ほんの、ほんの少しだけ紫苑には違和感があった。
(う~ん、でもなんで私こんな事してるんでしょう?)
しかし、すぐに従順な欲望に呑み込まれていく。
(まあ、いっか……何だか楽しいですし♪)
すると傅く紫苑のすぐ後ろでパシン! と竹刀が床に打ち下ろされた。
「校則に従わない奴らは、俺が取り締まります!」
もさもさのウルフカットであずさにキラキラと瞳を輝かすのは剣道部の
響 蒼留人
だ。蒼留人も1歩前に出て傅いた。
「ああ理事長、お靴が少々汚れているかもしれません。お舐めしましょうか?」
「いいわよ、返って汚れるわ」
靴に頬を寄せてきた蒼留人の顔をあずさの足がさっと避ける。蒼留人はひどく残念そうな顔をしたが、はっとその瞳を大きくした。
「俺の髪はボサボサすぎますね。身だしなみを整えなければ!」
チャッチャ。あっという間に蒼留人は自身のヘアスタイルを七三分けにチェンジ。その似合わなさに紫苑が小さく吹いたが本人は満足そうだ。
(ああ、何かに従う事がこんなに気持ちいいとは!)
今まで俺は剣道部員として厳しい練習を重ねてきた。それもこれも今この時のためだったんだ。ルールに従い、先生の命令を遂行するため。……嗚呼、何と素晴らしい!
Mっ気全開で蒼留人は身を捩らせる。その様子に紫苑が軽く肩を竦めたが、すぐにあずさに向き直った。
「理事長。生徒達に伝える新たな校則はあるでしょうか?」
「そうです! もっと厳しい校則が欲しいです! 例えば、男女が隣の席に並ぶのは風紀上よくないと思います!」
「はい採用。放送で流しちゃって」
「分かりました」
「あ、そういえばテオ……猫が校内に入り込んでいました! 風紀上よくないです!」
蒼留人が憤慨して言う。しかしあずさは特に気にする様子もなくひらひらと掌を泳がせた。
「猫? それを気にしていたらキリが無いわ。それより生徒の校則よ。取りあえず見廻りよろしくね」
「「はい!!」」
紫苑と蒼留人は嬉しそうに返事をする。そして2人は理事長室を出た。
出て行く彼らの背中を見守っていたあずさがふと視線を上げた。
「……あら、蝶?」
理事長室をひらひらと飛んでいる蝶。いつの間に入り込んでいたのだろうか。
「美しいものはいいわよね。ふふ」
あずさは唇に笑みを浮かべ、また新たな校則を作ろうと没頭し始める。蝶はしばらく理事長室を飛んでいたが、またひらひらと廊下に出て行った。そしてその蝶は生徒会室まで飛んでいき。
「―――革命の時が来ましたよ!」
そこに突然現れたのは寝子高生徒会長
屋敷野 梢
だ。そう、蝶の姿は彼女のろっこん【胡蝶の詩】だったのだ。
今、彼女の瞳は燃えていた。反抗の欲望を燃料として、この寝子高の現状を打開すべく、彼女はある計画を立てていた。
「まず、賛同者を募らなくては」
ミラの言っていた人物達は要注意だ。そこに反抗する生徒がいれば、自分がゲリラ的に助け、各々反抗勢力として組織していけばいい。
レジスタンスを組織するのだ。独裁者の作り出した悪法など守る必要は無い。抗え。フツウを守る為に。
「レジスタンス運動、始動です!」
小さく呟くと、梢はまた蝶になった。誰か来たからだ。チチチ。雀の鳴き声が外からした。
―――バタバタバタバタ! 騒がしい音と共に理事長室の前に走ってきたのは、
雨寺 凛
だ。
(私の思い出の詰まった世界、壊させる訳にはいかない!)
凛は決意を持ってここに来た。
絶神だって事を起こすなら、何かしらの用意はしてるはず。例えば……権力の盾を用意するとか。
であれば、理事長が怪しい。凛は自分の推理の元、ここに来たのだ。
(その上丁度暴れたい気分なんだよね……欲望に抗わないで利用しちゃおう!)
ルールなんか、ぶっ壊しちゃえ。横暴な支配に対する反骨と革命こそがロックンロールの精神なんだから。
「えっへっへ、説教なんか聞かないもんねー」
凛は理事長室の前でほくそ笑む。そこにぱちぱちと拍手の音が聞こえた。
「素晴らシーイ! この校則びっしりブラックスクールの救世主デース!」
「え、誰?!」
突然現れた人影に、凛は驚いて振り向く。
「―――はい、部外者です!」
黒の長い髪をさらりと靡かせ、温和な顔で男性―――
深縹 露草
は微笑んだ。
「寝子高の窮地にいてもたってもいられなくなりマーシタ……。これでは生徒達が壊れてしまいマース……」
美しい眉を顰め、痛々しく露草が言う。凛がうんうんと頷いた。
「だよね! こんなの許す訳にいかないよね!」
「そう! 理不尽に縛られるのなんてごめんなんだよちくしょうがぁ!」
突然目の色を変え、があっと露草が吼える。そしてまたころっと微笑んだ。
「それでデースネ……私少し考えがあるのデース」
「う、うん」
(なかなかロックンロールな人だな……)
凛は戸惑いながらも露草に耳を貸す。こしょこしょこしょ。露草の話が終わると、凛は瞳を輝かせた。
「うん! いいと思うよ。加勢する!」
「オーウ、ありがとうございマース! 一緒に校則をぶっ壊しましょう!」
その時おずおずと隣で男の子が手を上げた。
「えっと……僕も参加していいかな?」
「おわっ、誰デースカ?!」
「あれ、英二くん?! いつの間にいたの?!」
露草と凛にガン見され、先程から一緒に立っていたのに見向きもされていなかった
佐藤 英二
は頬を掻きながらはははと困ったように笑った。
英二は縛られたい願望に支配されていた。元々平々凡々な自分だ。そして気になる女の子
野々 ののこ
も、このがんじがらめの校則に抗うことなく学校生活を送っている。自分も彼女と一緒に、このまま超従順な優等生で過ごしたい。
しかし、英二はどうしてもある1つのことが見過ごせなかった。
(野々さんが、笑っていない)
彼女はいつも底抜けに明るく、楽しそうなのに。そして自分はそんな彼女を見るのが好きなのに。
(やっぱり野々さんには笑っていて欲しい)
そのためなら、この欲望にすら抗ってみせる。“いつものフツウの”彼女の生活を取り戻すためなら。
「協力するよ。僕も桜栄理事長が怪しいと思うんだ」
「だよね! よーし、仲間も増えたし、突入だ!」
凛が勢いよく拳を突き上げる。すると窓から鳥が飛んできて、その拳にちょこんと乗った。
「え、雀?」
拳を見上げ、凛は目をぱちくり。すると雀はパタパタと拳から下り……お下げ髪の女の子になった。
「ワーオ! 雀さんが人になりマーシタ!」
「時子ちゃん?!」
「御巫さん?!」
3人が驚いている中、突然現れた女生徒……
御巫 時子
はペコリと彼らに礼をする。そして言った。
「私も協力させてもらってもいいですか?」
「勿論だよ、時子ちゃん。一緒に突入しよう!」
また新たな仲間の出現に、凛は勢い込んで言う。しかし時子は少し考えながら言った。
「ただ……ちょっと突入は待った方がいいと思うんです」
「何でデースカ、雀さん?!」
露草の言葉を引き取るように時子は少し微笑み、片手をそっと上げた。
「生徒会長がお話があると思うので」
するとひらひらと時子の前を蝶が舞い、すうっと人の姿に変わった。
「あの雀はあなたでしたかー」
突然現れた梢が時子に言う。またもや3人は驚愕した。
「せ、生徒会長!」
「梢ちゃん!」
「今度は蝶が女の子になりマーシタ!」
梢はにっこり笑って向き直ると、4人に言った。
「はい、レジスタンス最初のメンバーですよ。皆さん!」
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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