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欲望の果てに望むものは
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【イケメン監視員】
海の平和を守る監視員。真っ黒な肌とムキムキの筋肉は頼れる監視員の証。
「俺の筋肉で君の命をセーフガード! 触ってみる?」
キラリ☆ と白い歯を見せ決めポーズをすれば、自慢の筋肉はピクピク動く。『筋肉は世界を救う』の信条も、ダテじゃない。
「照りつける真夏の太陽……もう、欲望を抑えられない!」
砂浜に水面に乱反射する日光。それを華麗に纏いながら、ポニーテールを跳ね上げ超絶いい笑顔で宣言するのは
響 タルト
だ。
なかなかのプロポーション。長い睫に縁取られた大きな焦げ茶色の瞳がチャーミングで、そんな女子が垂涎ものの宣言をすれば、浜辺の男子は皆振り返る。ましてや欲望覆う寝子ヶ浜海岸なら尚更だ。しかし次の一言でタルトは周辺の狼達の目を点にした。
「―――真夏の海で愛し合う男子たちを眺めたい!!!」
そんな腐全開の宣言を聞き、真面目な顔でぱちぱちと拍手をしているのは
マーガレット・ライカー
だ。美しい銀の髪を見事なツイン縦ロールに結い上げ、青の瞳は宝石のよう。それがタルトの言葉に感じ入るように深く頷いているという事は……類は友、のようだ。
せっかくの美少女2人なのに、群がりかけた男達が波を引くようにいなくなっていく。しかし当の本人達は全く気にしてはいないようだ。
「ね、マガレちゃんもそう思うでしょ?」
瞳をキラキラさせながらタルトがマーガレットを見る。マーガレットがこくこくと頷いた。
「降り注ぐ陽光、打ち寄せる白波。そこで昇華される愛……素晴らしい! 妄想、もとい創作意欲も湧くというものです」
「だよねー! こんなに愛全開の場所ならって思ったんだけど……」
タルトはすいーっと周囲を見回す。そこにはイチャイチャカップルは山のようにいたが、彼女達の期待するBやGのラヴァーズ達は見当たらなかった。
「やっぱりBLは少数派か。……ああ、砂浜で綺麗な貝殻を探すような乙女心だよ」
「そうですねぇ。まぁ普通のカップルでダメという訳ではないですけど……できれば美少年同士の方が……」
でもきっとどこかに私たちの希望に叶うカップリングがあるはずです! と気落ちしているタルトを慰めるマーガレット。そうだね、諦めたらそこで試合終了だもんねと2人は改めて、彼女達にとっての綺麗な貝殻を探し始めた。すると。
「―――あ、あそこにイケメン監視員さんがいる!」
タルトが指さした。そこには高い監視台に座る、イケメンマッチョな監視員の姿。タルトの瞳に生気が戻った。
「ね、あそこなら浜辺を見渡せないかな? イケメン監視員を見ながら美少年カップル探し。それに美少年が溺れたら人工呼吸しているところが見れるかも♪」
「は! なるほど流石先輩、これぞ一挙両得二度美味しいというやつですね」
……まあ確かに美少年が溺れたら水も滴るいい男だが。兎にも角にも2人は楽しそうに瞳を合わせると、監視台に向かった。
「お兄さん♪」
「お、何だ君達どうした? 俺の筋肉を触りに来たのか?」
よじよじと監視台を登ってきたタルトをマーガレットを見て、イケメンマッチョ監視員はその白い歯をニカッと光らせた。
「違います。あ、でもお顔鑑賞はさせて下さい。お兄さん、なかなかにイケメンですので」
「あのね、お兄さん。私達にその双眼鏡貸してくれないかな?」
「双眼鏡? ダメだよ。監視員として皆の安全に目を配らないと。でも俺の筋肉は触っていいよ!」
「お兄さん、私達は困っているのです。困っている女の子を助けるのもお仕事ですよね?」
「そりゃ確かにそうだけど……」
「大丈夫! 溺れている美少年には目を光らせるから!」
タルトはぱっと監視員の双眼鏡を奪う。そして浜辺を観察しはじめた。
「おお、良く見える……いる、いるよマガレちゃん!」
「え、ほんとですか先輩! ……あ、凄い! けしからん距離です! ええい素晴らしい!」
狭い監視台で監視員と密着しながらタルトとマーガレットはきゃっきゃわいわい。監視員も結局自分の筋肉に彼女達が触れているので何だか満足そうだ。
こうして無事2人は綺麗な貝殻を探し出すことに成功したのだった。
「は~、良かったですね先輩!」
「うんうん♪ 監視員さんもイケメンだったし」
「溺れている美少年と監視員の救助シーンが見られなかったのだけは残念でした」
何やかんやと楽しく浜辺を歩くマーガレットとタルト。そこににやついた集団が声を掛けてきた。
「可愛い女の子2人で何してるのー? 俺らと遊ばない?」
「美少年じゃないので結構です」
マーガレットがばっさり。けれども欲望覆う海岸では男達もあきらめきれない。「まあそう言うなって」とマーガレットの腕を取った。
「ちょっと……!」
その時だった。
「ニャーッ!!!」
突然可愛らしい猫が飛び出してきて、男達をガリガリガリガリ! あっという間に追っ払ってしまった。
実はこの猫、タルトが【チェシャ猫】で変身した姿。タルト猫は満足そうにむふうと鼻息を吐くと、ニャー!と元気に鳴いた。
『さあ、まだまだ欲望渦巻く海岸で、綺麗な貝殻探しだー!』
「暑いな……」
望月 神無
はギラギラ照りつける太陽に、そのルビーのような瞳を細めた。
どうやら絶神とかいうやつの仕業でこうなったらしい。冬が夏に変わるとかマジ笑えねぇなと神無は眉を顰めた。
そんな彼女は水着姿だった。理由は簡単、海辺で暑いからだ。黒のチューブトップにサイドが紐リボンになったハイレグタイプの水着。それをスラリとした神無が着こなすものだから、どうしても人の視線を集めてしまっていた。
しかし、本人は全く気付いていなかった。彼女が海辺で思っていた事は。
(人が多いな……静かな海な方がいいのに)
あの人は静かな海の方が好きなはずだ。―――あの人と過ごすなら、勿論俺も。
(こんな騒がしい海じゃ落ち着かない)
それでも、こんな大変な時でもほんの少しだけ嬉しかった。あの人と海が見られる。そしてこの海岸を平穏にするには、やはり絶神を見つけるしかないのかもしれない。そこまで気は進まないが……仕方がない。
神無は小さく溜息をつくと、すぐに視線を上げ辺りを見回した。どうせやるならパッパと終わらせた方がいい。
すると監視台の下にいるマッチョな監視員が目についた。ミラの言っていた怪しい人のうちの1人だ。
「……行ってみるか」
神無は歩き出した。―――あの人が来る前に終わらせられればいいな。
「こんにちは」
神無は無難にイケメンマッチョ監視員に声をかけた。
「お、美人なお姉さんだね! 俺の筋肉触ってみる?」
監視員はムキキッと神無の前でポーズをとってみせる。普段の神無だったら「暑苦しい」で終わっただろう。しかし、神無の中で信じられない感情が芽生えていた。
(触れてみたい……)
それに気が付いて、自分に戸惑う。いや、ちょっと待て。なんで俺がこの人に触りたいんだ?! 俺が触れたいと思うのは。
その時、不健康そうだが穏やかな緑の瞳を持つ三十路男の姿が神無の胸を満たす。この幸せで、ちょっとだけ恥ずかしさを伴う感情。……この監視員に触りたいと思う感情とは、全く違う。
欲望に霞みかけていた神無の紅い瞳に光が戻った。神無は1歩後ろに下がると、静かに首を振った。
「いえ、触りません。それより聞きたいのですが」
「何で、遠慮しないで!!」
監視員はいい笑顔のまま突然ぐいっと神無の手首を掴み、その掌を自分の胸筋に押しつけた。
「ちょっ……やめろ……っ!」
神無は驚きもがいた。しかしさすがいい筋肉を自慢するだけあって、女の力では監視員はびくともしない。そして何より気持ち悪かったのは……触れて嫌じゃない自分がいた事だった。
(嘘だ、こんなの違う!)
制御できない他人が自分の中にいるようだ。そいつが自分を乗っ取ってしまいそうで神無は精一杯監視員に抵抗しながらも目をぎゅっとつぶった。違う、俺が求めているのはあんたなんかじゃない―――!
その時だった。突然監視員の手首が誰かによって叩かれた。監視員が驚いて手を離す。と同時に神無は腰から抱き寄せられていた。自分を守るようにホールドする力強い腕。神無は顔を上げ、その瞳を輝かせた。
「透さん……!」
神無の心の中の三十路男、
日月 透
が、神無を抱き寄せながらもその綺麗なグリーンの瞳に怒りを滲ませ立っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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