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欲望の果てに望むものは
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【
ウォルター・B
】
金髪碧眼何でもこなすハイスペック教師。魔弾を飛ばすことでも有名だが、本日の魔弾はひと味違う。
それは殺傷力のある白い魔弾。魔界のチョーク。生徒は怯え、誰も逆らえない。
「ん? また新しい校則が追加されたのか……。んー、じゃあ隣が異性の子は適当に席を移動してねぇ。1分以内にやってくれないと、チョーク飛ぶよぉ」
ウォルターによる3年の英語の共同授業。その最中に紫苑の校内追加放送が流れ、彼はのんびりと生徒達に言った。生徒達は青い顔でガタガタと移動を始める。普段から結構痛い魔弾だが、今の魔弾は気絶必須の代物なのだ。
「早くやっちゃいましょー! ほらほら、ハリセンでお仕置きしちゃいますよー」
パシパシとハリセンを手にしながら教室を見回るのは
パトリシア・プロウライト
だ。風紀委員の彼女。今の寝子島高校は超法規的処置により、風紀委員は見廻りのため教師の助手として授業の同行なども許されているのだ。
「はいそこ、机離して下さいね!」
離れがたかったのか未だ席を替えない男女にパトリシアはぺしぺしと優しくハリセンを当てる。彼らは口を尖らせながら席を替えたが、パトリシアは内心ほっとしていた。
(良かった、ウォルター先生の魔弾を回避できた)
従わない生徒には容赦なく魔弾が飛ぶ。生徒が怪我をするくらいなら、先生に従う振りをして自分が憎まれ役になってハリセンを当てた方がいい。
「ねっ、マルクも校則破る悪い子いないか教えてくれるよね~?」
パトリシアは自分の被っている犬耳帽子に話しかける。
『悪い子~? めんどくせぇなぁ。やらなきゃダメか?』
大人の男の声で帽子が応えた。彼女のろっこん【いつでもいっしょ】によって帽子に宿った人格マルクだ。しかしそこですかさずウォルターの声が飛んだ。
「プロウライト、その帽子さぁ、校則違反じゃないのぉ?」
「ひぇっ?!」
パトリシアは思わずぐっと犬耳帽子を強く引っ張る。『ぐえっ』とマルクが呻いた。
(ええ、マルクと一緒にウォルター先生が怪しくないか見極めようと思ったのに~!)
「こ、これは……生徒指導に必要な物です! ハリセンと一緒なのです!」
「そぉなの?」
そんなパトリシアとウォルターのやりとりを横で静かに見ている女の子がいた。
島崎 嘉織
だ。
普段の彼女を知っている者が今の姿を見たら、驚くであろう。彼女は、女子の制服を着ていた。普段は動きやすいからと男子制服を着ているのに。
パトリシアと同級生の嘉織。実は彼女は風紀委員ではないのだが、志願してウォルターに付き従っていた。校則違反だと言われないように女子の制服を身に纏いながら。
(普段はこういうのに従うのって苦手なんだけど、今日は妙に落ち着くんだよね)
ひらひらとしたスカートからのぞく、自分の足を見ながら嘉織は思う。恐らく自分も従順さの欲望に流されてしまっているのかもしれない。けれど。
(事件は解決しないとね)
嘉織はそっとポケットに忍ばせた、ミラから借りた天界の鏡に触れた。
恐らく絶神の尻尾を見つけ出すのも、尻尾を月に送り返すにも必要な気がする。
(けれども、1人ではどうしようもないから)
実は協力者を頼み、自分は風紀委員としてこの場に潜り込んだのだ。
(うまくいくけばいいけど……無茶はしないで欲しい)
嘉織は協力者の事を思い、藤色の瞳を授業を受けている3年生達に向ける。ウォルターに楯突こうとする協力者。そしてそれは当然ウォルターの目にもついていた。ウォルターは手でチョークを弄びながら言った。
「まぁ、帽子なんて彼らの態度に比べれば大したことないけどねぇ。……どういうつもりなのぉ?」
冷たさしかない青い瞳の視線の先に、2人の生徒の姿があった。
1人は、ストーンをたっぷり載せたネイルチップの指先でメイクをしている
丹羽 紅葉
。
今の彼女は普段からは考えられない姿であった。短いスカート、胸元ぎりぎりまで開けた釦。カーディガンは腰にラフに巻き、色の強めのリップにたっぷりグロスを塗り、ラメ入りのアイカラーをしている。ウォルターは当然魔弾を飛ばしたが、紅葉はコスメポーチですかさずガードをし、艶やかなグロスの唇で微笑んだ。
「私、良い子ちゃん止めたんです」
正面切っての反抗に、ウォルターの眉がぴくりと上がり、教室内がどよめく。嘉織がきゅっと掌を握った。
(―――頑張って、丹羽先輩!)
「そして……倉前までどうしちゃったのぉ?」
ウォルターは紅葉から視線を外すと、今度は別の生徒に視線を向けた。そこにはネクタイを思い切り緩め、本を山積みにしてウォルターの授業を無視する
倉前 七瀬
の姿があった。
「―――は?」
七瀬が静かに本から顔を起こす。と同時にウォルターの鋭い魔弾が飛んだが、七瀬は分厚い本で事も無くガードした。宝石のような青の瞳と緑の瞳が対峙する。七瀬の静かだが凛とした声が教室に響いた。
「いつもと違うウォルター先生の言うことなんて聞きたくなかです」
今度はウォルターの両眉が上がる。またもや教室がどよめいた。
そんな緊迫する教室を、廊下からこっそりはらはらと見守る女生徒がいた。
(「ここはあたしにまかせなさーい!」って言いたいけど、タイミングが……)
生徒会副会長の
雨崎 楓香
だ。
体制を守るのは生徒会の役目かもしれない。でも、今のこの厳しい状況は明らかにおかしい。
(あたしは自由でフツウな寝子高を守るっ! 校風を守るのも生徒会の役目なんだから……!)
ぐっと握り拳を作る楓香。しかしすぐにその拳は力なく下ろされてしまった。
「でも、どうしよう……」
今、廊下には楓香1人。協力者もいない。それでも、やらないと。だってあたしは。
「生徒会副会長だもん!」
蜂蜜色の瞳が強く光る。教室内が騒がしくなってきたのに乗じて中に突入しようかと意気込んでいた時、突然背後から声がかけられた。
「副会長、お疲れ様です~」
「屋敷野生徒会長?!」
誰もいなかったはずなのに。驚く楓香に
屋敷野 梢
はにっこりと笑った。
「はい、この圧政にレジスタンスを組織中です。副会長も抵抗勢力として加わって貰えますか~?」
「も、勿論です! 自由を守らないと!」
頬を紅潮させる楓香。そんな楓香を見守る梢の後ろからひょこりと人影が2つ現れた。
「そう! 自由は大事だよな!」
「こんにちは。さすらいのシンガー『未明 せれね』ですっ」
「はい、お仲間を連れてきましたよー。
綴 柚枝
さんと
夢宮 瑠奈
さんです」
楓香は柚枝の格好に目をまん丸くした。制服の代わりに派手なステージ衣装、手にはエレキヴァイオリン。どこをどう見ても確かに従順そうには見えない。
「俺の音楽は校則なんかじゃ縛れないぜ」
爽やかに緑の瞳を細め言う柚枝に、楓香は呆気にとられながら頷いた。
「よ、よろしくお願いします……」
「あたしも頑張るね。歌でみんなを、世界を救いたいの。音楽は自由であるべきなんだから」
瑠奈はその魅力的な大きな茶色の瞳を細める。楓香は惹き込まれるように頷いた。心の琴線を優しく震わせるような魅力的な声の瑠奈。エレキヴァイオリンを手にチャーミングに笑う柚枝。―――この人達ならできるかもしれない。そう思えた。
「綴さんと夢宮さんとは色々考えてるんですよー。取りあえずウォルター先生の所は副会長がいるので安心しましたー」
4人は廊下でこそこそ話し合う。そして梢と柚枝と瑠奈は楓香を残し、またどこかへ行ってしまったが、楓香の瞳にもう不安はなかった。
(大丈夫、1人じゃない!)
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
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3人まで
シナリオジャンル
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
90人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月11日
参加申し込みの期限
2020年04月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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