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携帯戦記カプセルギア マスター・ワンを討て
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【時計部門・試作品開発室】
走り抜けるのは、稲妻めいた光条。それも幾重にも。
「おわー! なんじゃこりゃ!」
「こ、こーいうのゲームでよくあるよね!」
MADOKAは
ベリアル
を急加速させ、MASHIROの
ネージュリェーツ
ごと射線から身をかわします。
ばりばり、ばりり! 縦横に迸る電撃は、いくつも敷設された監視カメラから放たれたものです。
『ユグドラシル社の製品カタログによると……テーザータレットだ! 電撃で人間も一発で昏倒させる自動砲台だ、あれに当たったらカプギアだって行動不能は免れないぞ!』
「って言われても……!」
カメラは壁や天井のあらゆる場所にあり、ここからではその数さえ把握できないほどです。ネージュリェーツのアクリル製シールドで電撃をどうにか防ぎつつ、ベリアルとともに3Dプリンターと部品箱の陰へ身を隠します。
「これじゃ身動きも取れないよ、どうする?」
『むむ……いきなり大ピンチじゃないか! この場にあるもので、なんとか状況を打破しないと……』
電撃の嵐にさらされ、カプギアたちは飛び出していくことさえできません。
MAKIYUKIは身を潜めたボナパルト2による狙撃を試みますけれど、
「……ち」
Bスナイパーガンによる強力な射撃は、いつもなら百発百中なはずが、今日はどうにも振るわない様子。ビームはわずかにずれて壁を焦がしたのみです。
ちかちかと明滅する黄色い光は、その場に動くものが無いと見たか、やがて赤い光へと戻りました。どうやら侵入者を感知した時のみ、タレットとして稼働するようです。
『けど、映像は警備員室へ送られてしまったはずだ。当直の警備員が様子を見にやってくるぞ! どーするんだ、MAKIYUKI!?』
「突破するしかない。なんとかさ。ボナパルト2を囮にする」
言うが早いか、MAKIYUKIは愛機を電撃のさなかへ飛び込ませようとします。その声は、なんだかやけっぱちにも聞こえました。
と、
「……私が、やる」
「スピカくんが行くなら、僕もやろう」
名乗りを上げたのは、ギアマスターネーム・エクリプスことスピカと、凜太郎でした。
「ヤレるの?」
MAKIYUKIの問いに、凜太郎は力強く。
「スピカくんのトライアルβなら、この状況を打破できる。そして彼女と一番うまく連携できるのは、僕のベレロフォンだ」
なんだかノロケのようにも聞こえましたけれど、ともかくふたりには、作戦アリ!
「ヨウコ……協力、して」
『おあっ、ぼくか? そりゃ、できることはするけど……』
かくして、テーザータレット網突破作戦が敢行されることとなりました。
かつ、かつと足音が響きます。
「ふむ? おかしいな。タレットが起動してるし、確かになにかが映ってたと思ったんだが……」
というのは、やってきた警備員のひとり言(英語)です。年配で黒人の人の好さそうなおじさんで、ユグドラシルという企業の実態を知っている子どもたちからすると、そんないかにも一般企業のような光景は、少々不思議なものに映りました。
とはいえ監視カメラは生きており、このままやり過ごすのも難しい状況。見つかってしまうのも時間の問題です。
「だから……仕掛ける」
エクリプスが静かに告げると同時、飛び出したトライアルβ。
「な、なんだこいつは……いや、こいつらは!?(英語)」
警備員のおじさんの顔が驚きに歪むと同時に、監視カメラの赤ランプも黄色へ変わっていきます。
カメラの前に姿をさらしたトライアルβ……しかし、一機ではありません。なんと複製された無数のトライアルβが、一斉に行動を動き始めたではありませんか!
『よし、複製カプギアのAI制御は私に任せろ!』
「よろしく」
エクリプスは、3Dプリンターでトライアルβのコピーを量産したのです。もちろん、ギアマスターひとりが動かせるカプギアは原則一機のみですから、複製カプギアは洋子が大急ぎで組んだ単純なAIで制御することとなりました。
けれどこの局面にあっては、複雑な動きも必要ありません。
「洋子くん、もう一度確認する。このタレットの威力は、人体に深刻な影響を及ぼすほどではないんだな?」
『ああ、そこは問題ない! 意識を失わせるだけの最低限の出力しかないからね、気持ち良く眠りにつくだけだよ』
「なら……こうする」
複製カプギアを囮に、トライアルβは警備員の前へ跳躍します。タレットの一機がすぐさま狙いをつけて動きます。
素早く身をかわしたトライアルβ。その頭部に内蔵された電子戦用装備は、ごく一瞬ながらにタレットの掌握をも可能としました……おじさんめがけて電撃を放射、ずばばばば!
「アウチッ!!」
おじさんはあえなく昏倒し、床へ倒れ伏しました。滑り込んだ数機の複製カプギアがクッションになったおかげで頭を打つこともなく、すやすやすぴぴーと気持ち良さそうな寝息を立て始めます。
「すまないが、しばらく眠っていてくれ。スピカくん、いくぞ!」
「うんっ」
トライアルβは両腕部のワイヤーアンカーで立体機動を行い、タレットの狙いを翻弄。その隙に、ベレロフォンが放った光の矢がタレットを撃ち抜き、無効化しました。
複製カプギアを盾とすることで行動が可能となったほかのカプギアたちも次々に飛び出し、反撃開始! 電撃と銃砲が交錯し、無機質な部屋の壁に投影されるのはさながら光のイリュージョンです。
「! なにかするつもりだ、気を付けろ!」
SHOが異変を察知し、叫びます。
テーザータレットが連携し、広範囲に放つテーザーネットがカプギアたちを絡め取り、がんじがらめ。身動きが取れません。
「く、しまった……リット!」
『慌てるな、SHO。既にチェックメイトだ』
冷静なセイクビリットの言葉に呼応するかのように。
「目的はまだ奥にある、ここで消耗するわけにはいかない。スマートに終わらせようか、スピカくん」
「うん……リンタロウといっしょなら、楽勝」
トライアルβ、最大出力でタレット数機を掌握! 互いに電撃を撃ち合わせ、瞬く間に沈黙させていきます。
その隙にベレロフォンは前進し、複製カプギアとともに最前線で残るタレットを翻弄し、同士討ちを誘発。ダメ押しのように無駄無弓を放てば、息つく間もなく稼働するタレットは数を減らしていきました。
そして、
「これで、終わりだ!」
渾身の一矢が最後のタレットを貫き、ずどん!
「見事な手際だったよ。スピカくん」
「リンタロウも……ね」
やがて部屋には再び、静寂が訪れたのでした。
コクピットに収まっている今、互いの顔が見えないのがちょっぴり残念なふたりでありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月10日
参加申し込みの期限
2020年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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