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膝をかかえて、空を見上げて
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「冬だ!」
威勢よくスタート!
「冬といえばぁぁぁ……!」
引っ張って引っ張って引っ張り抜いて、存分にタメを作ってから
鬼河内 萌
は吼えるように言ったのである。
「
コタツで! 鍋!
」
木目調天板のスクエアすなわちコタツの中央に、どでんと乗ったカセットコンロ、さらにその上に鎮座ましますは、二人サイズの厚焼き土鍋! ミトンに包まれた手で鍋ブタをつかむと、がぱっとオープン! 披露!
これは夢か!? 黄金郷か!? 鍋の中身はしゃぶしゃぶやすき焼きにあらず、スパイスの香り豊かなるカレーであった。しかしただのカレーじゃない。豚バラ肉やエビはともかく、木綿豆腐に白菜しめじ、水菜まで顔を出しているではないか。これはいかに!? 萌はその答を知っている!
「
これぞ
カレー鍋
っ! さあ
カレー鍋
を喰おう!
」
インド料理と日本式鍋、その両者が織りなすシンフォニー、さもなくば恐怖の悪魔合体! 冬の新定番の登場である。
「あー……ちょっといいか」
遠慮がちに
野菜原 ユウ
が手をあげた。
「はい、ユウ隊員!」
「どーせそんなこったろうと思ってた」
「はい! 大正解! ユウくん、ボクのことを理解しているようだね!」
ここはインド料理店『ザ・グレート・タージ・マハル』の一角である。萌とユウが休日だけアルバイトをしている店だ。閉店後、机やテーブルをてきぱきと片付けると、畳敷きでもないのに萌はコタツ一式をしつらえ、「まあ座って座って」とユウを無理矢理ここに押し込んだのである。
「いまからスペシャル料理を用意するからねっ♪」
と告げて出してきたのが、このコンロと土鍋、そして鍋の中身というわけだった。
「どう? 本格的でしょ? 冬と言えばコタツ、コタツと言えばカレー鍋ってことで」
得意満面いわゆるドヤ顔で、萌はふんぞりかえった。一人でコタツを運び入れ、鍋一式も運搬したのだ。いわばちょっとしたネタだというのに、かなりの手間がかかっている。
「どこかに理屈の飛躍がある気がするぞ、それ」
はははとユウは力なく笑う。
「でもよ」
箸を取ったとき、すでにユウは彼特有の、いたずらっぽい笑みに戻っている。
「毎日カレーだと飽きそうなもんだけど、そーでもないんだなー、これが。こうやって目先を変えると、それはそれでいけるし。実際うまそうだし」
「でしょでしょ?」
「まー俺も、インド料理店でカレー鍋食うことになるとは思わなかったなー」
グツグツと煮える鍋はベストの火加減にあり、肉も野菜もいい色をしていた。
パンとユウは手を合わせる。
「じゃ、いただきます、と。悪ぃな、毎回」
「気にしないで。うっかり作り過ぎてしまったってのが真相だし☆」
「じゃー遠慮なく」
ユウは器に豚肉をよそう。和風だしが効いておりやや甘口、口にしたとたんハフハフしそうになるほど熱い。なのにトロトロに煮えており口当たりはソフト、旨味もギュッと凝縮されている。
「おう、美味いぞ」
「やったー!」
「野菜もいいし。カレーに豆腐ってどうかと思ったが、食べてみるといい具合だ」
「へへっ、褒められた☆ あ、追加具材がほしかったらドンドン言ってね☆」
「おうなんでもいいぞ。俺好き嫌いねーし」
「そう言えば、お兄ちゃんは革命的な味を求めて、これで闇鍋していたなぁ……」
「そうかそうか」
とまで言ったところで、
「ぅおい! 変なモン入れてねーだろうな!?」
ユウはびくっと体を硬くした。わりと真顔である。鬼河内ならやりかねない、そう思っているのがありありと出ていた。
「あっ! ボクのは大丈夫だよ! 変なモノは入れてないよ☆」
「ならいいんだけど……」
「……たぶんね」
「いま『たぶん』って言わなかったか!?」
「えー? 言ったかなー? 言ってないかなー?」
などという丁々発止の掛け合いも、バイトをはじめてから磨きがかかったようだ。脚はじんわりぬくぬく、鍋でお腹もぬくぬく、冬らしい好日なのである。
「幸せだぁねぇ、じぃさんや」
「おいおい誰がじーさんだよ」
「もー! そこは『ほうじゃのう、ばぁさんや』でしょうに」
「しっかりしてくれよな~」
にししっ、とユウは笑った。
「それは
こないだのゲーム
だろー」
「あれ? そうだったけー」
萌は頭をトントンと叩く。コタツと鍋でのぼせてしまったのだろうか、一瞬、現実と想像の区別がつかなくなったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月03日
参加申し込みの期限
2020年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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