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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
お疲れ、中間試験！ 打ち上げの流しそうめんパーティー！
パーティーが始まって少し経った頃。サイドテールとリボンを揺らした女子生徒がちょっと目つきの鋭い男子生徒と共にのんびりやって来た。
『にぎわってるね』
「漸く終わったんだ。羽を伸ばしたいんだよ」
小山内 海の言葉に御剣 刀は柔らかい笑顔で答えた。たまたま途中で一緒になった浮舟 久雨も流れていくそうめんの光景に瞳をきらきら輝かせていた。
（本当にそうめんが流れている……っ！）
普段はクールな印象がある久雨が、心なしかうきうきしているように見え、海はにっこりと笑いかけた。
『ながしそうめんは、はじめて？』
「ああ、直接見るのは初めてなんだ。面白そうだ」
努めて普段どおりに振舞う久雨だったが、ほんのりと浮かぶ笑顔に刀も優しい表情になる。
久雨は流す側のメンバーが少なそうだ、というのと好奇心からそちらの方へ向かう。刀と海はのんびりコースから行ってみる事にした。このコースはごく普通の物しか流れてこない為、カオス成分は無に等しい。水の流れも緩やかなので慣らすにはもってこいだった。
『みんなたのしそう』
スケッチブックにそう書いた海であったが、食事中は両手が塞がってメッセージを書く事が出来ない。ここからはどうにか表情とかから刀に察知してもらうしかない。が、刀は解った、というような笑顔で頷いて、そっと手を差し伸べる。
「行こう。そうめんが食べ尽くされる前にさ」
その言葉に、海はちょっとだけくすっ、と笑い彼の手を取った。なんだかんだでいい雰囲気なお二人だが、刀は果たして海の想いに気づいているのだろうか？
手伝いに向かおうとした久雨はそこでばったりジャンと出くわした。
「先生も、初めてなのか？」
「ウィ。テレビで見たはあります。が、百聞は一見に如かずですね。案外難しい」
そう言いながら箸で果敢にそうめんを取ろうとするジャン。しかし、なかなか取れずにいる。そこで久雨は箸の持ち方を直してみてはどうか、とアドバイスすると、漸く上手く取ることができた。
「オゥ、綺麗にとれました。メルシー、アリガト！」
「いえ……」
久雨にお礼を言い、早速そうめんを食べるジャン。しかし、それは桃色のそうめんであった。そこで急に語りだすジャン先生。
「フランスのラブロマンス映画、少しラム酒のような癖あります。ミーは、日本の、そう、レモネードみたいに甘酸っぱい青春ラブコメ映画の方が、好きですねぇ」
「えっ？ せ、先生？」
「ほら、あちら。実に可愛い甘酸っぱい」
そう言って微笑んだ先では日菜と璃人が赤くなりながらもじもじしていた。その光景に、少しだけ予感を覚える久雨はもっと観察してみよう、と思いながら手伝いに向かうのだった。
一方、その頃のどきどきコースではあずさ理事長が楽しげに流れてきたきしめんをつるつると食べていた。その傍らでは何故か流れてきたローストビーフをキャッチして愕然とする溝口 竜馬の姿があった。そしてその傍ら。水の速さにぎょっ、となっている桐野 正也。
「ちょっ、何この速さ！？ 人が少ないから穴場かと思ったけど……」
「な、何故にこんな物が流れてくるんじゃあ……っ！」
「流した人がいるからよ。ほら、次があるわ」
「今度は……焼き魚が来たのだ？！」
竜馬の巨体に隠れていたのは後木 真央。彼女はたらふく食べようと気合十分だったのだが、このどきどきコースではふつうのそうめんになかなかありつけていなかった。流しそうめんが初めてという正也はこの状況に少し戦慄を覚える。
「な、なんかワシが普通のそうめんを取ろうとすると、いつの間にか別の物になっているんじゃ……。何故なんかのぉ……」
「にゃふっ！ 真央ちゃん手伝うのだ。竜ちゃんもそうめんが食べられるようにがんばるのだ！」
かれこれ開始からそうめん以外しか食べていない竜馬の手を握り、真央が頷く。と、竜馬は感謝の気持ちで胸いっぱいになった。その近くで正也は奮戦するも、こちらもうまくそうめんが取れない。
「このっ、ちくしょっ……結構難しいなぁ。……っと？」
漸く捕らえる事が出来たのはちくわ（まるまる一本）だったりする。
「あれやぁ、本当にウォータースライダーみたいに流れてくるんだねぇ！ それでもって、ここはカオスだねぇ」
そんな事を言っているのは真辺 伸幸。その姿を見つけた真央はぶんぶんと手を振った。それに伸幸も答えていると、その傍から今度は金糸卵のような物が流れてくる。
「ん？ これは何だろうねぇ？」
「黄色いそうめん？」
咄嗟に箸で捕らえる伸幸と正也。早速つゆにつけて食べてみると、……そうめんかぼちゃだった。因みに竜馬と真央もそれをゲットして微妙、というような表情を浮かべる。
『にぎわってるね』
「漸く終わったんだ。羽を伸ばしたいんだよ」
小山内 海の言葉に御剣 刀は柔らかい笑顔で答えた。たまたま途中で一緒になった浮舟 久雨も流れていくそうめんの光景に瞳をきらきら輝かせていた。
（本当にそうめんが流れている……っ！）
普段はクールな印象がある久雨が、心なしかうきうきしているように見え、海はにっこりと笑いかけた。
『ながしそうめんは、はじめて？』
「ああ、直接見るのは初めてなんだ。面白そうだ」
努めて普段どおりに振舞う久雨だったが、ほんのりと浮かぶ笑顔に刀も優しい表情になる。
久雨は流す側のメンバーが少なそうだ、というのと好奇心からそちらの方へ向かう。刀と海はのんびりコースから行ってみる事にした。このコースはごく普通の物しか流れてこない為、カオス成分は無に等しい。水の流れも緩やかなので慣らすにはもってこいだった。
『みんなたのしそう』
スケッチブックにそう書いた海であったが、食事中は両手が塞がってメッセージを書く事が出来ない。ここからはどうにか表情とかから刀に察知してもらうしかない。が、刀は解った、というような笑顔で頷いて、そっと手を差し伸べる。
「行こう。そうめんが食べ尽くされる前にさ」
その言葉に、海はちょっとだけくすっ、と笑い彼の手を取った。なんだかんだでいい雰囲気なお二人だが、刀は果たして海の想いに気づいているのだろうか？
手伝いに向かおうとした久雨はそこでばったりジャンと出くわした。
「先生も、初めてなのか？」
「ウィ。テレビで見たはあります。が、百聞は一見に如かずですね。案外難しい」
そう言いながら箸で果敢にそうめんを取ろうとするジャン。しかし、なかなか取れずにいる。そこで久雨は箸の持ち方を直してみてはどうか、とアドバイスすると、漸く上手く取ることができた。
「オゥ、綺麗にとれました。メルシー、アリガト！」
「いえ……」
久雨にお礼を言い、早速そうめんを食べるジャン。しかし、それは桃色のそうめんであった。そこで急に語りだすジャン先生。
「フランスのラブロマンス映画、少しラム酒のような癖あります。ミーは、日本の、そう、レモネードみたいに甘酸っぱい青春ラブコメ映画の方が、好きですねぇ」
「えっ？ せ、先生？」
「ほら、あちら。実に可愛い甘酸っぱい」
そう言って微笑んだ先では日菜と璃人が赤くなりながらもじもじしていた。その光景に、少しだけ予感を覚える久雨はもっと観察してみよう、と思いながら手伝いに向かうのだった。
一方、その頃のどきどきコースではあずさ理事長が楽しげに流れてきたきしめんをつるつると食べていた。その傍らでは何故か流れてきたローストビーフをキャッチして愕然とする溝口 竜馬の姿があった。そしてその傍ら。水の速さにぎょっ、となっている桐野 正也。
「ちょっ、何この速さ！？ 人が少ないから穴場かと思ったけど……」
「な、何故にこんな物が流れてくるんじゃあ……っ！」
「流した人がいるからよ。ほら、次があるわ」
「今度は……焼き魚が来たのだ？！」
竜馬の巨体に隠れていたのは後木 真央。彼女はたらふく食べようと気合十分だったのだが、このどきどきコースではふつうのそうめんになかなかありつけていなかった。流しそうめんが初めてという正也はこの状況に少し戦慄を覚える。
「な、なんかワシが普通のそうめんを取ろうとすると、いつの間にか別の物になっているんじゃ……。何故なんかのぉ……」
「にゃふっ！ 真央ちゃん手伝うのだ。竜ちゃんもそうめんが食べられるようにがんばるのだ！」
かれこれ開始からそうめん以外しか食べていない竜馬の手を握り、真央が頷く。と、竜馬は感謝の気持ちで胸いっぱいになった。その近くで正也は奮戦するも、こちらもうまくそうめんが取れない。
「このっ、ちくしょっ……結構難しいなぁ。……っと？」
漸く捕らえる事が出来たのはちくわ（まるまる一本）だったりする。
「あれやぁ、本当にウォータースライダーみたいに流れてくるんだねぇ！ それでもって、ここはカオスだねぇ」
そんな事を言っているのは真辺 伸幸。その姿を見つけた真央はぶんぶんと手を振った。それに伸幸も答えていると、その傍から今度は金糸卵のような物が流れてくる。
「ん？ これは何だろうねぇ？」
「黄色いそうめん？」
咄嗟に箸で捕らえる伸幸と正也。早速つゆにつけて食べてみると、……そうめんかぼちゃだった。因みに竜馬と真央もそれをゲットして微妙、というような表情を浮かべる。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年08月29日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年09月05日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年09月05日 11時00分
