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【お三夜】猫と鼠と人と悪魔、四つの世界が交わる夜
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シオ・レイゼルオーク
は黒み掛かった灰色の髪を掻き挙げた。すっきりとした口元にフランクフルトを近づけて噛り付く。白い息を小刻みに吐きながら笑みを見せた。
「お祭りで食べる物は本当に美味しいです。楽しい雰囲気のおかげでしょうか」
「シオさん、場所を移動しましょう」
ハルキ・イエハナ
の青い目が鋭くなる。バックパックを背負い直し、目立たない場所へとシオを速やかに誘導した。
「ハル、どうしたのですか?」
「人がいなくなりました。地面が少し揺れています。わかりますか」
「そう、みたいですね。ブーツでも感じます。地震でしょうか」
シオの言葉にハルキは否定の意味で頭を振った。
「巨大な鼠の仕業です。あそこをそっと見てください」
示された方向を見上げると鼠がいた。呆然とした様子で突っ立っている。鼻をひくひくさせた後、四つん這いの姿勢となって迷うような一歩を踏み出した。
「大きいですね。それにしては悲鳴が聞こえて来ないのですが」
「人もいなくなっているみたいです」
「少しくらいはいるのでは」
石灯篭に身を隠していたシオは気軽に歩き始める。
「シ、シオさん」
焦った声に、ふふ、と笑って返す。説得を諦めたハルキはシオに寄り添って歩いた。
無人の露店を突っ切った先に人物がいた。黒髪をポニーテールにして猫耳を装着。スカートに尻尾まで取り付けていた。
シオは笑顔で呼び掛ける。
「タルトさんもお祭りに来ていたのですね」
「シオさん、こんばんは~、って呑気に話してる場合じゃないんだよね」
言葉とは裏腹に
響 タルト
は笑顔で歩いてきた。隣にいたハルキに遠慮のない目を向ける。
「シオさん、そのイケメンは誰なのかな。もしかして~」
「たぶん、正解です。改めて紹介します。伴侶のハルキさんです」
表情を引き締めたハルキは軽く頭を下げた。
「妻がいつもお世話になっています。シオの夫でハルキと申します」
「ご丁寧にどうもです。僕はタルトです。シオさんにはいつもよくして貰ってます♪ 呼び方はハルキさんでいいですか?」
その返しにハルキはちらりと横を見た。シオは笑顔で固まっている。求めるような動きでハルキの手を握った。動揺は震えとなって伝わった。
「結構です。私はタルトさんと呼んでもいいでしょうか」
「はい、よろしくです」
「話を進めたいと思います。早速ですがタルトさん、状況を教えていただけますか」
「あ、そうだね。簡単に言うと、ここは元とは違って隔離された世界なんだよね。お三夜さまを狙う悪魔ネズミ達がいて、僕達がどうにかしないと、世界がおかしくなっちゃうらしいよ。お祭りの終わりの花火が上がるまでになんとかしないとね」
聞いた途端、シオの笑顔が深くなる。
「お三夜さまに対して無礼が過ぎます。殲滅しましょう」
「シオさんの憤りは理解しています。ですが、夫としては危険な行為を認める訳にはいきません」
「それなら罠が一番! ネズミ退治の定番って言ったらネズミ取りだよね」
タルトの言葉にハルキは微かな笑みで同意した。
「罠であれば、こちらの身の安全を確保できます。仕掛けによってはとても有効な手段に思えます」
「罠、いいですね」
シオは手放しで喜んだ。タルトは手持ちの手帳を取り出し、真っ新な頁に向かってペンで描き込む。出来上がった絵を二人に見せた。
「ネズミ取りはこんな感じかな。外国だとチーズを置いてパチンと挟むタイプだよね。日本は入ったら柵が下りて閉じ込めるものになるのかな? 旧市街の人に聞いて回ってもいいかも」
「時間に制限があるので、自作した方が早いかもしれません」
ハルキは背負っていたバックパックを下ろした。中を開けると色々な道具が収められていた。
覗き込んだシオはにっこりと笑う。
「ハルキさんの防犯意識の高さが幸いしました。あとは私達でアイデアを出し合って罠を自作しましょう」
「うん、そうしよう♪」
「まずは使えそうな物を出してみます」
ハルキは詰め込まれた物を慎重に取り出していく。工作に必要な道具も並べた。
地面に置かれた数々の品にタルトは目を輝かせる。
三人による本格的な罠の製作が始まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月12日
参加申し込みの期限
2020年01月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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